保健福祉部長官を電撃交代 MERS拡大で更迭=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は4日、保健福祉部の長官を交代する人事を断行し、新任の長官に鄭鎮ヨプ(チョン・ジンヨプ)盆唐ソウル大病院教授を内定した。

 青瓦台(大統領府)の閔庚旭(ミン・ギョンウク)報道官が会見で発表した。鄭氏について、長年にわたりソウル大医学部の教授として在職し、さまざまな医療経験を持っているとし、「韓国の医療システム全般について深い理解と高い見識を備えている」と起用の理由を説明した。

 朴大統領は併せて、青瓦台の雇用福祉首席秘書官に新たに金賢淑(キム・ヒョンスク)国会議員(与党セヌリ党)を任命した。

 中東呼吸器症候群(MERS)の流行が事実上、終息したことから、感染拡大の責任を問う意味で、文亨杓(ムン・ヒョンピョ)保健福祉部長官と崔元永(チェ・ウォンヨン)雇用福祉首席秘書官を同時に交代させることにしたようだ。保健福祉部長官は年金の専門家から医療の専門家に代わることになる。

 一方、朴大統領は6日に国民向け談話を発表し、任期後半の国政運営に関する構想を説明する予定だ。

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