朴大統領支持率、槿令氏発言で小幅減34.9%

 先週、韓国大統領府(青瓦台)の官邸で夏休みを過ごした朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の支持率が35%を記録し、小幅ながら下落したことが分かった。

 世論調査機関リアルメーターが3日に明らかにしたところによると、7月第5週分の週間集計の結果、朴大統領の国政遂行支持率は、前の週に比べ2.2ポイント低い34.9%を記録した。一方、不支持は1.9ポイント上昇して58.5%を記録した。

 支持・不支持の差は、先週の19.5ポイントから4.1ポイント拡大して23.6ポイントになった。「分からない・無回答」は0.3ポイント増の6.6%だった。

 リアルメーターの調査で、朴大統領の支持率は今年6月第2週から8週間連続で30%台を維持している。

 支持率は、ほとんど全ての地域・年齢層、および保守層を除く他の政治的傾向を有する層で下落した。「国家情報院(国情院)ハッキング疑惑と共に、先週になって浮上した実妹・朴槿令(パク・クンリョン)氏の日本の過去史関連発言問題が悪材料となったとみられる」というのが、リアルメーター側の分析だ。

 朴大統領の日々支持率は、国情院ハッキング疑惑に関連して国会情報委員会の報告があった27日、前日(24日)比2.4ポイント減となる34.5%を記録した。続いて、韓国政府が事実上MERS(マーズ。中東呼吸器症候群)終息を宣言した28日には34.8%、翌29日には36.4%と、小幅ながら上昇した。

  しかし、朴槿令氏の日本関連発言をめぐって批判の声が高まった30日には、前日より2.3ポイント低い34.1%となって週間最低値を記録し、31日には34.7%に上昇した。

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