最近の若者達の恋愛市場は本当に危機的状況である。
 

将来的に日本人が居なくなるというのもうなずけるほどである。

 だからこそ僕は危機感を持って非モテ男子達を恋愛市場に上場させようとしているわけなのだが、その上で問題になることがある。
 通称「草食化」もとい「オナニーのしすぎ」である。

 これは完全に僕の想像だが、20代の男性のほとんどがほぼ毎日オナニーをしている。絶対に。
 男子は草食化なんてしていない。
 「いやぁもう恋愛とかしんどいっすよ」とか言ってる男子はその日の朝に一回抜いてるから賢者タイムなだけなのである。

 今と昔で男性の性欲リソースがそんなに変化するわけがない。
 今と昔で違うのは、いかにスピーディーに良質なポルノが見れるようになったかという点に他ならない。

 現代の若者には大きく分けて二種類しかいない。
 インターネットで無料ポルノを見るような脳もない肉食系バカ、インターネットで無料ポルノばっかり見ている草食系賢者である。

 草食系男子は一見紳士に見えるが家では無料ポルノみてオナニーばっかりしている猿であるということをここに断言しておきたい。
 「SNS」を扱える程度のリテラシーがある男子は全員無料ポルノばっかり見てるといえるだろう。


 という点をふまえて、男性諸君には是非オナ禁をお勧めしたい。
 1週間に1回か2回程度が適切であると思う。
 君たちのたぎるリビドーは発散するのではなく、ある程度蓄積することで君たちはもう一度女性に対する情熱を取り戻す事ができるであろう。

 とにかく私は「別に対して出世するわけでもないけど、無料ポルノみてそれとなく毎日過ごしてたら俺たちハッピーだぜ」みたいな男達が増えることを危惧している。
 男性はそれでもいいかもしれないが、女性向けのポルノというのはまだまだ発展していない。
 「別に対してお金持ってるわけでもないし、イケメンの彼氏がいるわけでもないけどBLがあれば私たちハッピーだぜ」みたいな女性が増えつつあることは確かではある。
 しかし、恋愛市場において女性は常に売り手市場である点を考えればそれがそこまでの問題にならない事がわかるであろう。

 とにかく何よりも君たちが今、オナニーばっかりしている事が今の日本における最大の問題なのである。

 

上記を踏まえまして、オナニーを禁ずる行為、即ち「オナ禁」の話をする。 まず要点を3つ。

1.昨今の日本人男性はオナニーのし過ぎではないか。

2.オナニーのし過ぎはこんなに悪い。オナ禁はこんなに良い。

3.僕は今よりましな人間になる為に、オナ禁をはじめます!

まずはこの図をよく読んでいただきたい。 恋愛『IT革命と恋愛市場の変相——藤沢数希インタビュー』 より引用

 

この図の中で今回大きく取り上げたいのは、現状、男性が自慰行為で満足することにより、恋愛市場が停滞しているということである。 6割の女性はAVやアイドルとの不毛な争いを強いられていることがお分かりいただけると思うが、その原因は一点「男性が自慰で満足してしまう」ということである。

僕は現在37歳だが、ちょっと気を抜けば日々まんべんなくオナニーをする。これは10代から概ね続いており、放っておけばこの先も続くのだろう。 そして、僕は世の多数の男性は絶対に僕と遠からずのオナニー事情であろうと大胆に推理する!

 

オナニーにまつわる一連の動作に日平均で30分消費していると仮定すると、年間で10950分、つまり182.5時間、およそ一週間強を充てていることになる。 もちろんそんなに時間をかけていないという方もいるだろう。でも僕はネタ選びに時間がかかるタイプなのだ。 とにもかくにも、僕自身はオナニー過多であるという自覚があるということを知っておいていただきたい。

 

図には『AV(XVIDEOS等)の質・量の向上により基準が向上』と男性が女性を選ぶ基準に対する考察が書かれているが、細かく説明するとこうなる。

 

1.『量』 閲覧できるアダルトコンテンツの量が増えた

AVだけでなく、エロ漫画、18禁ゲーム、アプリ、など

 

2.『数』 閲覧できるできるアダルトコンテンツの種類が増えた

王道のジャンルからマニアックなものなど。細分化が進み、それらには一定のコンテンツ量がある。

 

3.『幅』 男性の自慰市場における価格帯の幅が0円~に広がった

インターネットの普及はエロを無料から楽しめるようにしてしまった。アダルトコンテンツは現在、無料から数万円まで、単価の幅がある。無料はサンプル動画や違法にアップロードされたコンテンツ、高値は風俗や高額のオナホール等。

※風俗を自慰市場にカウントするかどうかは意見が分かれるが、射精ビジネスという括りから考えると考察に含んで差し支えないと考える。風俗は自慰の上位にある行為という位置づけ。ちなみに自慰とSEXは背反する行為であり、自慰から続く道の先にSEXがあるわけではない。

 

4.『質』 コンテンツの質が劇的に向上した

商品としての質の向上。言い換えれば実用性の向上である。間違っても芸術性の向上ではないので注意。

産業は量→数→幅→質の順番で発展していくが、男性の自慰市場も同様だ。

 

 

わかりやすく言えば現状は、 『抜ける作品がタダでいつでも見られる』 ということなのだ。 この量数幅質の加速感にはスマートフォンの普及が大きく関与しているのだが、それはまた後に触れるとしよう。

2.オナニーのし過ぎはこんなに悪い。オナ禁はこんなに良い

僕の調べたところによると、男性のオナニーはこれといって健康に影響しないというのが現代医学のスタンスのようである。 とくに西洋医学では「オナニーをしないのは体に悪い可能性がある」という見解も散見される。 しかし昨今、東洋医学的な見方だけでなく西洋医学的にもある意味オナニーが害悪になり得るという見方も出てきたようだ。 下記サイトによるとオナニーには次のような害悪があるとのこと。

  • 精液は、短期間のうちに容易く製造される、ただのタンパク質ではない。
  • 男性の草食化は、”AVの氾濫と過度な射精”が原因で精子の製造に異常アリが原因の一つ。
  • 過度なオナニーを習慣化していると、女性からの評価が下がる(表情のみで判断)
  • 過度なオナニーは、集中力、記憶力を大幅に減少させる。
  • 過度なオナニーは体の成長を狂わせ、最終的に平均身長は低くなる。

『オナ禁マンの成功法則』より参照

 

所感様々あるとは思うが、今は敢えてこれらをそのまま鵜呑みにする。 そしてオナ禁のメリットについて調べてみる。 「オナ禁 効果」で検索するとこんなNAVERのまとめにこんな記事が。

『オナ禁でこんなメリットが!』

  • 抜け毛が減る
  • ヒゲが薄くなる
  • 目覚めが良くなる
  • 肌質向上
  • 行動力が向上
  • 明るく前向きになる
  • 胸がドキドキする
  • 異性の友達が増える
  • 3時間睡眠で十分
  • 怖いものがなくなる
  • 想像力が増す
  • 運が良くなる
  • 女の子にモテ出す
  • 顔付きが変わる
  • 痩せてくる
  • ナンパされる
  • 女の子から誘いがくる
  • 思慮深くなる
  • 物事の本質がとらえられる
  • 思考が変わり別人になる
  • 人を見分ける能力開花
  • 女性の気持ちが理解できる
  • 勘が鋭くなる
  • 良い女性の見分けがつく
  • 遂に男からもモテだす
  • 頭が冴える
  • 人格が変わる
  • 長年の謎が突然解ける
  • 集中力の上昇
  • 良い女性にモテだす
  • 悲観的にならない
  • 目が完全に二重になる
  • 交渉が全て上手くいく
  • カリスマ扱いされる

とりあえず敢えてこれらを全面的に信用するとする。 まさにオナ禁バンザイである。 オナ禁について文献を探したところ、こんな電子書籍を発見した。

 

サワムラジャパン先生著のこの書籍には、オナ禁のメソッドと体験談が記されている。 余談だが、これ以外にオナ禁の本は検索に引っ掛からなかった。 つまりオナ禁産業はまだまだ真空状態、ブルーオーシャンなのである。 ※この記事は2014年7月の段階での情報で、現在は既にAmazonにて『オナ禁』で検索すると、150以上の商品がヒットする。オナ禁は発展市場であることを証明する指標のひとつと言えるだろう。

3.僕は今よりましな人間になる為に、オナ禁をはじめます

まずここに宣言したい。 僕はとりあえず1ヶ月間のオナ禁に入ると。 実は既に7日ほどオナ禁していると! 僕はオナ禁を体験する中で、自分なりの効果やメソッドを体系化していきたいと考えているが、まずはオナ禁界に飛び込んでみることを最優先とする。

 

今日からオナ禁を開始する人へ より引用↓

 

オナニーの習慣を無くしたい!健康的な体と精神を取り戻す! という強い気持ちがあるのなら、今、この瞬間から気持ちを完全に切り替えてください。 過去の自分は関係ありません。今までオナニーに依存していたとしても関係ありません。 過去は過去。今は今です。 過去の自分から影響を受ける必要はありません。 未来についても考える必要はありません。 何も期待せず、淡々とオナ禁を継続し、性エネルギーコントロールを心がけてください。 オナ禁何日目だとか、あと何日で1週間だとか、考えずにやってください。 今日という日のことだけを考えてやってください。 今日は絶対にリセットしない!と強い意志を持ち、冷静な判断をしてください。

 

ここでは敢えてオナ禁の定義を記さなかったが、それは個々が調べて決めてくれればよいと思う。要は自分がオナニー過多と感じているかどうかが問題だ。

禁欲は常に同士を欲する。 この記事を読んだ皆、できれば効果を比較検証し、研究を重ねながら互いを励みにしてオナ禁してみてはどうだろうか?

一人では太刀打ちできないオナニーという強大なモンスターにも、パーティーを組んで挑めばきっと攻略できると思うのだ。

 

今回、この記事はこれで終了するが、ここでオナニーに対して問題意識を持ったくれた方、オナ禁を決意した方、全く興味が無いという方、当然様々なご意見があるだろう。

だがこれだけは理解しておいていただきたい。 「オナ禁」という考え方が現代にはハッキリと存在しているということを。

それは過去の禁欲とは違い、オナニーを我慢するということではなく、オナニー依存から脱却するということを意味しているということを。

 

続報記事では、何故日本はこんなにもオナニー天国なのかを記したいと思う。

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