大阪府警は5日、自傷行為をして保護されたことがある女性の自宅に1人で上がり込んだとして、四條畷署の男性警部(51)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした。
府警によると、天王寺署生活安全課に警部補として勤務していた2010年5月、上司に報告せず、当時20代の女性の部屋を数回訪問した。
女性は「胸を触られた」として14年5月、強制わいせつ容疑で告訴。警部はわいせつ行為を否定した上で「心配だったので様子を見に行った」と説明した。
安井正英監察室長は「信用を失墜させる不適切な行為で、厳正に処分した。再発防止に努めたい」とのコメントを出した。(共同)