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東芝社長、官邸訪れ謝罪 利益水増し問題で

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東芝社長、官邸訪れ謝罪 利益水増し問題で

 東芝の室町正志会長兼社長が5日、首相官邸で和泉洋人首相補佐官と面会し、利益水増し問題について謝罪した。室町氏によると、第三者委員会の調査報告書を手渡し、信頼回復に向けた対応も説明したという。

 東芝は水増し問題を受け、副会長だった佐々木則夫氏が産業競争力会議の民間議員を辞任するなど、経営幹部が相次ぎ公職を辞任しており、迷惑をかけたことをあらためて謝罪したとみられる。

 和泉首相補佐官から「従業員のモチベーションを上げてほしい」と激励されたという。

 東芝は7月29日に発足した経営刷新委員会が、水増し問題の再発防止策を検討している。8月中旬には新たな経営陣を発表するが、室町氏が社長として続投する見通しで、9月下旬の臨時株主総会を経て正式に新体制が発足する。

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