レバーを引くと浮き輪が飛び出すリストバンド型の救命具が秀逸
夏休みも目の前。プールのほか、海や川や湖でのレジャーを予定している人も多いだろう。水辺では安全管理も欠かせないが、ライフジャケットをきちんと身に着ける人は決して多くはないし、泳いだり潜ったりするのが目的であれば、ライフジャケットを着るわけにはいかない。
そこで便利なのが、今日ご紹介するリストバンド型の救命具〈Kingii〉だ。こちらはアメリカのスタートアップが開発したもの。親しい友人を水の事故で失ったことが開発のきっかけとなったそうだ。
〈Kingii〉の使い方は、リストバンドにCO2カートリッジを取りつけ、いざとというときに、レバーを引くだけ。すると、カートリッジの二酸化炭素が吹き込まれてバルーンが1秒以内に膨らみ、ライフジャケットや浮き輪と同じ役割を果たしてくれる。
使ったあとは空気を抜いてバルーンをたたみ、カートリッジを交換すれば、繰り返し使用できるそうだ。
レバーを引くだけなので、子どもでも簡単に操作できる。
リストバンドにはコンパスと笛もついているので、漂流した場合の方向確認や、助けを呼ぶのにも便利だろう。
〈Kingii〉は現在、クラウドファンディング・サイト〈INDIEGOGO〉で出資を募っているが、目標金額6万5000ドル(約800万円)のところ、目下、47万ドル(約5800万円)以上の資金が集まっており、79ドル(約9800円)の出資+送料で〈Kingii〉を1個とカートリッジシリンダー2個を受け取ることができる。