高知新聞
天気追加:
台風情報
中部の天気
東部の天気
西部の天気

高知のニュース
国内・国際ニュース
おすすめトピックス

高知新聞購読申し込み


高知新聞NIE



スマートフォン(Android/iPhone)にも対応
坂本龍馬の部屋

こみゅっと申込み

イベント情報

とさあち
いちの土佐
おすすめグルメガイド

ピックアップ
高知ときの博物館
岩崎四代物語
高知ファイティングドッグス

まんが
きんこん土佐日記web版
単行本8巻発売!
にゅーすけっち

病院・診療所 診療科目ガイド

ミュージアムマップ
イベント情報

音声ブラウザーご使用の方へ

47clubでお買い物

Google


 
高新写真コンテスト募集
声ひろばなど投稿
記事データのご利用
後援申請の用紙
サイトからのお知らせ


高新住宅総合展示場ライム

土佐いごっそう倶楽部

47news

釣りタイムズ
地球33番地公式サイト

企業情報
高知県内リンク

激減!県内少年野球


15年7月3日付・夕刊

(4)高知県東部 わずか4チーム 速い流れに打つ手なし

グラフ

 高知県内少年野球衰退には、それなりの事情があった。だが、高知県中央部の衰退はチーム数で言えばまだいい方だった。高知県東部、安芸郡芸西村以東は5年前に12あった夏の選手権参加チーム数が昨年から4となった=図参照。選手総数も193から56へと7割減。高知県小学生野球連盟の高橋昭憲理事長(67)は「東は子どもがいない。手の打ちようがない」と嘆く。

 少子化の波をまともに受けた格好は馬路村のスポーツ少年団だ。17年前、過疎のハンディをはねのけて県内大会で優勝、全国大会に出た。馬路、魚梁瀬の2校の小学生が対象だが、昨年の児童数は両校合計で34人(男子15)で、野球部は5人。このうち3人が南国市のチームへ出掛けて合同練習し、試合に出たが、今季は部員が1人で「休部状態」となった。

 人口約900の馬路村では選手不足も無理はないが、他はどうか。高知県東部で最大人口の安芸市(約1万8千人)には安芸ヤングタイガースという強豪がある。監督の山本諭(さとる)さん(63)は連盟の副会長でもある。ここは安泰と思って訪ねると今季の部員は13人。しかも地元の安芸第一小学校(生徒数約320)が4人で、あとは近隣5校から。今季から休部状態の隣村、芸西小学校の2人も入っていた。

 5、6年前までは上級生で紅白戦ができたというから、ここも急減だ。山本監督は「まずいですね。想像以上に流れが速い。私らも、どうしたらいいか聞きたいぐらいで…」

 激減の要因はやはりサッカー。「安芸からはW杯ブラジル大会の副審、名木(利幸)君も出て、サッカーの知名度が余計に上がったですからねえ」。ちなみに安芸市の少年サッカーはやはり1チームしかないが60人を超える。

 では、2番目の人口の室戸市(約1万4千人)はどうか。ここはかつて、市内に5チームあったが、3年前から「うきつ」と「吉良川御田」の二つとなり、今季の部員数は13人と15人だ。

 「うきつ」で監督を12年務め、今季からコーチに回った西村啓志(けいし)さん(46)はこう嘆く。「底辺を広げないかんと思いつつ何もできてないんです。保護者に聞くと『野球部に入ったら忙しくなるので、よう預けん』なんですわ」

 高知市の大会の開会式に出るとなると午前5時半出発。勝ち上がれば週末ごとに子どもの送迎と応援で1日がかりとなる。親にとっては、わが子の成長は楽しくもあるが負担も大きい。

 そこへ昨秋、室戸市に初の少年サッカーチームが誕生した。安芸市と室戸市の間の中芸地区では2009年、やはりサッカー兼フットサルチームが誕生し、その影響からか2012年に田野小学校、2013年には奈半利小学校の野球部が休部状態に陥っているだけに、室戸の野球関係者は危機感を募らせる。

 「しかし」、と話を聞きながら疑問が湧いた。大会出場における郡部チームの大変さはサッカーも同じではないか。そう思ったが、違っていた。少年サッカーは野球の「常識」を覆していた。


総カウント数
本日は
昨日は

 ・「激減!県内少年野球」次の記事へ
 ・「激減!県内少年野球」トップページへ
 ・高知新聞フロントページへ

 
サイトマッププライバシーポリシーネット上の著作権新聞購読お問い合わせ