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広島で韓国人の原爆犠牲者の慰霊祭
8月5日 13時35分

被爆70年となる6日の原爆の日を前に、原爆で犠牲になった韓国の人たちの慰霊祭が広島市で開かれました。
この慰霊祭は、民団=在日本大韓民国民団広島県地方本部が毎年開いていて、46回目のことしはおよそ280人が参列しました。
式典ではまず、この1年に亡くなった22人の名前を書き加えた2711人分の韓国人の死没者名簿が慰霊碑に納められ、全員で黙とうをささげました。そして、韓国総領事館のソ・ジャンウン総領事が「韓国でも多くの人が韓国人被爆者の苦難を知るようになり、その痛みを心の底から分かち合っています。改めて犠牲者の皆様のご冥福をお祈りします」と追悼のことばを述べました。
広島では徴用などで朝鮮半島から来た2万人余りが原爆の犠牲になったとされています。
主催した民団・広島県地方本部のシム・スンウィ団長は「韓国人の犠牲者の存在を知ってもらうことで、原爆が無差別に被害を与えることを知ってもらいたい。ことしは日韓国交正常化から50年の節目の年でもあるので平和という共通の思いで、国どうしも仲よくしてほしいです」と話していました。

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