(前回の「抜け殻」状態のまま月日が経ちました、、、)
どうも、ヤマダです。
前回は波乱のブログでお騒がせしましたが、
さて、今回はこちら。
「市販のシャンプーって、なんでダメなの?」
これも多い疑問だと思うんです。
市販のシャンプーがダメなことは、もう誰もがわかっていると思います。
でも何がダメなのか?
いまいちわかりにくいと思うんです。
今はノンシリコンシャンプーも市販で出ていますし、髪も別にサラッとなるし、市販もそんなに悪くないのでは?と思う現状なのかなと。
そして何より二つ目の疑問、
「美容室のシャンプーって高くない?」
ここだと思います。
わかります。
でもですね、
結論から言います。
「髪傷ませたくなかったら、市販やめましょ。」
ハイ。
こうです。
なんでダメか?
もう答えます。
(ちょっと難しい話なので、さらっと流し読んでください、、、)
市販の殆どは、ラウリル硫酸Naもしくはラウレス硫酸Na(アンモニウム)を界面活性剤(洗浄剤)として使用しているからです。
ラウリル硫酸Na
ラウレス硫酸Na
どっちも悪い成分ですが、その中でもラウリル硫酸の方がより悪いです。
こいつらが引き起こすタンパク変性っていうのが厄介なんですね。
今回はこのタンパク変性について。
【タンパク変性】
こんな感じで、ゆで卵で例えるとわかりやすいですね。
タンパク変性には熱変性と化学変性があります。
ゆで卵は熱変性で、シャンプーのは化学変性です。
基本的に現在の美容業界では、一度タンパク変性を起こしてしまった髪は元には戻らないというのが通説です。
(化学的には可逆的(戻すことができる)らしいですが。。。)
タンパク変性が起こると、髪は通常の機能が果たせなくなり、カラーの色持ちの悪さや、パーマがかからなくなったり、なにより手触りが硬くなったり、指通りが悪くなったりします。
どうですか。
ここまで聞いても、正直実感が沸かなくないですか?
言葉だけじゃピンとこないと思うんです。
なので。
証明するためにやりました。
買ってきました。
「ゲンキー」
福井県民なら誰もが知ってる、暮らしのパートナーです。
ミンティアが2つで150円で販売されているという、無敵のパートナーです。
こいつらを買ってきました。
どうですか。
美容室にあってはならないシャンプー達です。
ヤバいですね。
陳列してみました
ヤバい、、、
完全にヤバい、、、
なんなんでしょう、この存在感。
こんな美容室があったらとりあえずオーナーの顔面に二重の極みを喰らわしますよね。
左之助と一緒に明王の安慈のところで修行した上で喰らわしますよね。
さあ、せっかくなのでこのシャンプー四銃士をご紹介しましょう。
「その日の状態に合わせて補修 ダメージを忘れた髪へ」
【メリット リンスのいらないシャンプー】
「強くこすらなくても、皮脂や汚れをふわっと「浮かせる泡」。1本で地肌すっきり、髪サラサラ!」
、、、、、
どうでしょうか。。。
「パンテーン」に関しては相当巧妙にに謳っています。
「ダメージを忘れた髪へ」
一見ダメージケアされてそうなイメージを持たせるフレーズですが、よく読んでください。
「ダメージを忘れた髪へ」
つまりこうです。
「ダメージはそのままだけど、忘れるくらいサラっサラになるよ!」
、、、、、、、、、
まあ、やってみましょうか。
イタリアのオーガニックブランド「rollandさん」の試験管をお借りして、、、(rollandさんすいません、、、)
今回実験に使うのはこれ。
「卵白」
卵がタンパク質の塊なのはみなさんもうご存知だと思います。
卵白を髪の毛のタンパク質に見立てて、シャンプーと混ぜてどんな反応が出るのか検証します。
まずは、卵白を試験管に均等に注ぎます。
均等に、、、、、
あ、、、、、
違うんです、卵白のドロっとしたかたまりの部分が一気に入ってですね、、、
まあ、やります。
まずは【パンテーン】
成分を見てみましょう。
はい。入ってますね。ラウレス硫酸アンモニウムとラウリル硫酸アンモニウム、、、
!!!!!
それだけじゃなかった、、、、、
なんと「パンテーン エクストラダメージケア」にはシリコンである「ジメチコン」が含まれています。
硫酸系の市販シャンプーでもなんか手触りがサラッとなるのは、こいつの影響なのですが、、、
頭皮をこするのが前提のシャンプーにシリコンを配合するということは、
頭皮にシリコンを擦り込むことになります。
ジメチコンが毛穴の詰まることから来る頭皮トラブルが懸念されます、、、
(お前、極悪やな、、、)
とりあえず入れます。
振ります。
シャカシャカ、、、
はい!
どうでしょう。
卵白が白く濁っているのがお分かりかと思います。
これがタンパク変性です。
卵白がラウレス硫酸に反応して白く変性したものです。
こんなに分かりやすく出るとは、、、
入れて振ってすぐ出ました。
平気な顔してえげつないこと言ってます。
腹黒いぞエッセンシャル、、、
こいつも極悪やな、、、
これも成分確認。
これにもラウレス硫酸アンモニウムとラウレス硫酸Na入ってます。
そして「ジメチコン」「ビステアリルアモジメチコン」、シリコンです。
ダメージ系の市販シャンプーには普通にシリコン入ってるんだな、、、
そして何より問題なのが後半にある「ラウレス-16」。
【ラウレス-4とラウレス-16について】
「有害物質管理法(PRTR法)で石油系の合成界面活性剤であるラウレス-16は
公開すべき有害物質に指定されています。」
こんなものを平気で配合してます。
エッセンシャル、やばいな、、、
同じように、、、
こぼれてますが気にしません。
【エイチアンドエス】
これも極悪でした。
このとおり「医薬部外品」で販売されています。
ここが大事。またちょっと難しい話します。
「化粧品」には全成分表示義務というのが薬事法という法律で定められていますが、
「医薬部外品」には、全成分表示義務がありません。(正確には自主基準となっています。)
つまり
都合の悪い成分は隠すことができると捉えることもできます。
また、成分も配合順に並べる必要はありません。
(こわ、、、)
んでも書かれてますね。(しかもラウリル硫酸Naかよ、、、)
そんでもちろん出ますね。
この「エイチアンドエス」がおそらく「独自」と謳うフケ、かゆみに対する殺菌成分の「ジンクピリチオン」については、
毒性や、環境ホルモンへの影響の疑いがあるという研究結果が出ています。
【参照】
個人的には、独自というかいつまでも使ってるのがエイチアンドエスだけっていうことなんじゃないのかなと、、、
「ヘッドスパ」っていうCMでよく見かけますけど、こんなもんでヘッドスパしても頭皮が良くなるどころか、さらに危険にさらすことになります。
敏感肌の方はマジで使うのやめましょう。
さあ、四銃士が出揃いました。
でも全部白く濁ったから、正直よく分からなくないですか?
「泡立ちで白くなっただけなんじゃないの?」って思いません?
ですよね~。
誤解を招かないように、ここでバシッとキメておきます。
切り札。
ヤマダが第一回目のブログ(コチラ)でご紹介した
「ケアテクト HBカラーシャンプー」
こいつで検証。
こいつには硫酸系の界面活性剤が入っていません。
ゴリ推ししただけに、試さんわけにはいかん、、、!!!
よし。
(頼むぞ、、、)
入れます。(ヘマチンが入ってるので茶色です)
(頼むぞ、、、、、)
振ります。
!!!!!!!
凄いです。
事件です。
凄いよコレ。
めっちゃクリア。
振っても振っても濁りません。
凄いぞケアテクト!!!!!
結果が出ました。
硫酸系界面活性剤の入っていないシャンプーでは、タンパク変性は起こりません。
さすがや、、、
そして、調子に乗って今回一番試したかったシャンプー。
【ディアテック カウンセリングプレシャンプー】
これもヤマダオススメの一品。
なんとサロン専売品にもかかわらず、1000mlで2,160円という驚異的な安さ。
汚れをしっかり落とすのに優しい洗浄剤。
さりげなく値段書きました。
振ります。
うん。バッチリ。
とってもクリアです。
全て並べてみました。
どうですかこの違い。
これが髪の内部で起こってるんですよ、、、こわ、、、
美容室のシャンプーが良いと言われている理由も、これでなんとなーくお分かりいただけたかと思います。
でもここで注意して欲しいことがあります。
美容室のシャンプーでも、硫酸系の界面活性剤を使ってるシャンプーや、それ同等の成分が入っている場合が結構あります。
しっかり成分をチェックしてみて下さい。
チェックの仕方なんですが、
チェックの仕方なんですが、
メインで使われている界面活性剤は殆どがこんな感じで、水の次の頭の方に書いてあります。これでベースの界面活性剤が何かというのはすぐに見ることができます。
あとはラウリル硫酸、ラウレス硫酸のフレーズを探すだけ。簡単ですね。
(「ラウレス◯◯」と書かれていても、ラウレス硫酸でなければ安全な成分もありますので、ご注意を。)
こんな感じで自分でもすぐチェック出来るので、成分のところにラウレス硫酸もしくはラウリル硫酸と書いてあるシャンプーを薦めてきた美容師さんがいたら、迷わず二重の極みを喰らわして下さい。
いいです、遠慮なく喰らわして下さい。
ラウレス硫酸Naとラウリル硫酸Naが入っていて良いシャンプーなんてのは、まず存在しないと思うので。。。
ここで、気になること出てきません?
「なんでそんな髪に悪いものをわざわざ入れてるの?」
って思いません?
これも理由があるんです。
市販のシャンプーの値段を見るとよくわかるのですが、
ラウレス硫酸、ラウリル硫酸は、コストがとにかく安い。
これなんです。
逆に言うと、これ以外の理由はありません。
シャンプーを数百円とかで安く作れるんです。
でもこいつらだけだと髪がボロボロになってくるから、使用感を高めるために、シリコンを入れます。
だから市販のは使ってもサラッとするんですね。
市販のノンシリコンってギシギシするじゃないですか?
あれは、単純に普通の市販シャンプーからシリコンを取っただけだからなんです。
そりゃギシギシしますよね。
こんだけタンパク変性起こすんだから、、、
美容室のシャンプーは基本的にノンシリコンですが、代わりにコンディショニング効果のある洗浄剤などを配合しているので、市販のノンシリコンほどギシギシにならないです。なんならシャンプーだけでサラサラになるのもあります。
その分コストはかかっていますが、無駄に高いというわけではないんですね。
中には無駄に高いだけのもありますが、、、(ケラスタ◯ゼ)とか、、、
そのあたりの無駄に高いシャンプーたちは、またそのうち紹介いたします。。。
それと、カウンセリングプレシャンプーについてなんですが、こいつはシンプルに洗うことに特化したシャンプーなので、トリートメントは美容成分の高いものでバランスをとることをお勧めします。
【結論】
ラウリル硫酸Naとラウレス硫酸Naが入ってなければ、市販でも良いものがあるかも、、、??(あればの話ですが、、、)
でも迷ったらケアテクトorカウンセリングプレシャンプー。
でも迷ったらケアテクトorカウンセリングプレシャンプー。
成分はラウリル硫酸・ラウレス硫酸と同等影響のものもあるので、そこは注意して美容師さんに相談してみて下さい!
僕で良ければ相談乗ります!
と、こんな感じで今回の実験は終了です。
満足気な僕を冷たい目で見る「松田」。。。
つ、冷たい、、、
いつからこんな奴になったんでしょう。。。
先輩の教育が悪いんだな、きっと。
あ、先輩自分か、、、
[今日ご紹介したシャンプーの購入はコチラから!]
【ナプラ ケアテクトHBカラーシャンプー】
【ディアテック カウンセリングプレシャンプー】coming soon...
SORA
http://sora-art-inc.jimdo.com
TEL:0770-200-900
僕で良ければ相談乗ります!
と、こんな感じで今回の実験は終了です。
満足気な僕を冷たい目で見る「松田」。。。
つ、冷たい、、、
いつからこんな奴になったんでしょう。。。
先輩の教育が悪いんだな、きっと。
あ、先輩自分か、、、
[今日ご紹介したシャンプーの購入はコチラから!]
【ナプラ ケアテクトHBカラーシャンプー】
【ディアテック カウンセリングプレシャンプー】coming soon...
SORA
http://sora-art-inc.jimdo.com
TEL:0770-200-900
AD
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