においは心に染み入るね
「
においする?
」
(・・;)
「
あのね
時の権力者は
みんなにおいに動かされてるの 」
においに動かされてる?
(・・;)
「
時の人
時代の兆児は
みんなにおいに動かされてるの 」
(・・;)
「
例え
本人がにおいに無頓着であっても
動かされるの
抗えないの
だって時の人や
時代の兆児
時の権力者達
においによって動かされる想念によって
その現実を手にしてるから 」
(・・;)!
「
時代の象徴を形作ってる
座の周囲の想念や
時の人の現実を動かしてる
ちいさなつぶつぶ想念
そういうものがにおいに反応するの
だからにおいが変わるとね
簡単に
出世したり
逆に凋落したりするの 」
(・・;)
「
ガオガオは服や髪って言ってるけど
ぼくが想うに
雰囲気を作るのは
においの方が強力に作用する
ほら
たまにいるでしょ?
とってもラフな格好をしているのに
薄汚れた服を着てるのに
清潔感があって
さわやかでカッコよく見える人
あれもね
においで作られてるの 」
におい
(・・;)
「
においに反応する想念体によって
人の雰囲気が作られてる
においはね
見えないけれど
現実を如実に変えるんだよ 」
(・・;)
「
ぼくは猫だから
木や草のにおいが好き
でもね
世界の現実を作る想念は
木や草のにおいじゃ動かない
それは会社を見ればわかる
会社からは木や草の香りは ほとんど感じない
逆に
会社の中で
動物や木や草の香りをふんだんにさせると
外回りにされたり
養分ポストに置かれたりされる 」
(・・;)・
「
何故ならね
においは
場にあった香りじゃないと
場の想念を作用させられないの
自然の中ではね
草木の香りは
とてもパワーをもたらしてくれるけど
オフィスと言う人工的な場では
人工的な香りの方が場の想念
場の現実を動かすの 」
(・・;)
「
においはね
いつも同じにおいをさせてる人もいるけれど
それだと
あまり即効的な効果はもたらさない
即効的な効果を得たいなら
場に合わせた香り
服のコーディネートと同じで
場に合わせたにおいをコーディネートできる人が
即効的な現実を手にできたりするの 」
(・・;)
「
ぼくはおなかがすいた時
その事に気づいた
おなかがすくとね
においに敏感になるから
だって飢えているからね
飢えてると
おいしそうな香りとか
においにとても敏感になるの 」
(・・;)
「
貧しい女の子が
よく玉の輿や
セレブ婚したりするでしょ?
あれもね
服や物腰と言うより
においだよ
においに情動を喚起させられて
それでエリートさん達が動かされるの
人はね
想った以上に
においに動かされてるから 」
においに動かされてる
(・・;)
「
においはね
あめ(夢)の浅い領域では姿なの
においが姿になってるの
だから他人のにおいを
ほんのちょっと纏ったりすると
自分が他人の姿に 夢でなれたりもする 」
(・・;)
「
そしてね
においにも層があるんだよ 」
層?
(・・;)?
「
時の人や
権力者が
一番反応する香りは
一番表面の香り
表面に吹きかけられてる
薄い膜のような香り
その香りを追っていくから
時代の兆児になるの
時代の兆児はね
そのほとんどは
香りで操れるんだよ 」
(・・;)
「
でもね
もっと飢えた人
特に
生命力や健康を求める人は
もっと奥の香りに反応する
吹きかけられた香りじゃ
健康を得られないって知ってるから
体そのものから湧きいでる香りに反応するの
本当に体調が悪い人はね
表面にくすんだ気がついていても
生命力にあふれた体臭を嗅ぎ分けられるんだよ 」
(・・;)
「
そしてね
本当に健康な人はね
青っぽい香りがするの
熟れた香りじゃなくて
青っぽい香り
青っぽい香りはね
色気はまったく感じないの
だって色気は甘さを含むから 」
(・・;)
「
時代の兆児や
時の権力者達はね
即効的な現実を求めてるから甘い香り
熟れた香りの方が好きだよ
甘さにも色々なげんじつをもたらす様々な種類があるけど
基本的には熟れた香りが好き
それとね
熟れた香り以外に
もう一つ時代の兆児を動かしてる香りがあるよ
それはね
時代の兆児の後ろ盾になってる人達の香り
時代の兆児を持ち上げてる系譜の香り 」
(・・;)
「
時代の兆児や
権力者はね
持ち上げてくれそうな人
座にのせてくれた人を瞬時に見抜くの
目立たないところで働いてても
地味に暮らしていても
香りを操って
影で多くの人を動かして
自分を持ち上げてくれそうな人を
瞬時に見抜けるの 」
(・・;)
「
だからね
時の権力者達を
即効的に操りたい場合
時の権力者が一番顔色を見てる人達の香りや
心の内で最も恐れてる人達の香りをマネっこすると
簡単に操縦できたりするよ
本能はね
浅い夢で錯覚するの
特に即効性を求めてる人ほど
香りによって錯覚させられるの
そして
貧しい女の子達はね
本当に
お金に飢えて渇望してる女の子達は
その香りを見抜くのがとても上手いんだよ
香りで現実をつかんでいくの 」
(・・;)
「
でもね
香りには時代があるの
香りは場だけじゃなく
時代により効能が変わっていくの
特にね
時代の象徴の系譜の顔が変わった時は
間違いなく 即効的な効果をもたらす香りは
前とは違っていると 想った方が良いの
流行は
流れゆく香
今
たちばなの系譜があらわれはじめてるけど
たちばなの系譜が醸し出してる香りに
現実が集まってきたりする 」
(・・;)
「
香りはね
夢に作用するの
寝る時の香りはね
運ばれる夢や情報を大きく変えていくんだよ
香りの使い方次第で
他人に運ばれる情報が自分に着たりするの
そうするとね
他人が望んでいて
もたらされるひらめきや情報が
寝てる間に 自分に運ばれたりするの
夢の技法はね
特に浅い
現実化直前の情報はね
香りで運ばせてるんだよ 」
(・・;)!
「
においは心の隙に入りこむ
飢えてるとね
理性じゃなくて
感情がかき乱されるの
表通りの
焼鳥のにおいに野良猫達は
いつも心乱されてる
決してくれないのはわかっていても
お店のまわりののらねこたちは
焼鳥の香り
おさかなの香りに いつも心乱されて動かされてるの 」
(・・;)・
「
ねこ達は
おなかがすいてるの
ねこ達は
いっぱい食べたいの
おなかがすいた
おなかがすいた
おなかがすいた
そういう時
においって
心に染み入るね 」(あらちゃんの言葉)