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新オフサイトセンターが開所

08月04日 08時38分

新オフサイトセンターが開所

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福島第一原発の事故を教訓に、伊方原子力発電所で事故が起きた際の対応拠点となる愛媛県のオフサイトセンターが、原発から24キロ離れた西予市に移転され、開所式が行われました。
オフサイトセンターは、原子力発電所で重大な事故が発生した場合、国や自治体などの関係機関が集まって連携を取りながら対策を検討するための施設です。
愛媛県の新しいオフサイトセンターで開かれた開所式には愛媛県の中村知事らおよそ40人が出席し、内閣府の福山守原子力防災担当大臣政務官が「新しいオフサイトセンターは、原子力防災の要です。
関係自治体と一体となり、防災計画を充実させたい」とあいさつしました。
このあと出席者は、事故の際、対応を協議するための会議室などを見て回りました。
県のオフサイトセンターは、これまで伊方原発からおよそ4.5キロしか離れていない伊方町役場の中にありましたが、福島第一原発の事故の際、近くにあったオフサイトセンターがほとんど機能しなかったことを教訓に、およそ24キロ離れた西予市に移転しました。
また、新しいオフサイトセンターでは、▼除染をするための設備や▼放射性物質を遮断するフィルターがついた空調設備などを、新たに設置したということです。
愛媛県の中村知事は、「万が一の事態に備え、オフサイトセンターでの訓練を実施し、防災への備えを充実させたい」と話していました。

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