工業英検受験体験記

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工業英検1級受験対策②(時間配分)

工業英検一級の一次試験では、7つの記述問題を2時間で解かなければなりません。

難易度にはばらつきがありますが、単純に割り算をすると、1問平均17分超で片づけなければ間に合わない計算になります。本番であわてないために準備をしておきます。

ボキャブラリを増やす
1級の筆記試験には電気、電子、機械、化学、その他と幅広い分野の技術用語が出てきます。そのため辞書を2冊まで持ち込むことが認められていますが、いちいち辞書を引いている時間などないというのが現実です。問題を読むにしても、解答を書くにしても、単語を調べる回数が多いほど、文章を練る時間を失うことになります。知らない単語が多いほど不利になるのです。つまり、できるだけボキャブラリを増やしておくことが、時間との戦いを制する鍵になります。専門的な単語は辞書で調べるにしても、どの分野にも共通する技術用語や、ごく一般的な単語は辞書なしでわかるようにしておかなければなりません。

工業英検は受験者が少ないためか受験対策用の書籍が少ないのが現実です。工業英検1級に特化した単語集も残念ながら今はなさそうです。

しかし、工業英検3・4級用に作られた用語集『工業英検ハンドブック』(日本工業英語協会刊)は意外と役立ちます。これは、現場でよく使われる単語1,600語をABC順に整理したもので、3・4級の試験に出る基礎単語は1級の問題にもよく出ます。この1,600語が頭に入っていれば、基本的な用語のために辞書を使う時間は節約できます。

この基本的な用語をマスターして、さらに自分で問題集や参考書から拾った単語を追加していくという形で、1級に必要なボキャブラリを構築していきます。

ハンドライティングに慣れておく
デジタル文化の浸透により、手書きで長々と記述する方式のテストやアンケートは減る一方で、文章を紙に書く習慣から遠ざかっている人は多いのではないでしょうか。

工業英検は従来の筆記方式を引き続き採用しています。多くの人はハンドライティング力が退化していると予想されるため、勘を取り戻す努力をしなければなりません。自分のペースを知るためにも、実際の試験を想定したシュミレーションは不可欠で、日ごろから日本語や英語を手書きする訓練をし、使い慣れた筆記具で試験に臨むようにします。

時間配分と回答順を決める
1級合格者の体験談を読むと、7つある設問のそれぞれに何分かけるか決めておいたことが成功に結びついているようです。どの問題に時間がかかるかは、人それぞれだと思います。その人の得意・不得意によって変わってきます。

過去問題と模範解答を参考に自分の得意・不得意を見極め、回答順まで決めておけば、本番で余計な心配をせずに問題に集中できます。

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