7/25-26にWordCamp関西が開催されました。
もしかしたら今後のWordCampの参考になるかもしれないので、セッションチームの一人としてコンテンツを決めるたプロセスというか考え方について残しておきます。
スピーカーの選び方
スピーカーの選定にあたってはいくつかの基準をあらかじめ用意していました。
過去1年間なんらかのコントリビューションがある人
今回のWordCampのスピーカー及びハンズオンの世話役のほとんどは、以下のいずれかの形で過去1年間にコミュニティにコントリビューションした人たちです。
- コアコントリビューター
- テーマ開発者
- プラグイン開発者
- ドキュメンテーション
- プラグインやテーマの翻訳
- フォーラムへの回答
たとえばテーマについて話す人は、やはりテーマを公式ディレクトリに公開してる人がいいにきまっています。
公式ディレクトリのテーマなら本家のテーマレビューチームによるレビューをうけていますし、オープンソースであるがゆえに非常に多くのフィードバックもうけています。
実はこんなことが近年のWordCampでは実現が困難でした。
しかし関西のみなさんは1年間を通じて非常に多くの時間を使って、テーマやプラグインの公開、テーマレビュー、翻訳などの活動をしていましたので、ほぼ全てのセッション、ハンズオンがコントリビューターによるものであるという豪華な布陣で臨むことができました。
初めての人はウェルカム
スピーカー全員をコントリビューターにすると多様性が失われてしまうかもという心配が出てきます。
そのため、「過去にWordCampへの登壇経験がない人」はウェルカムとしました。初めてならおっけー。2回目以降はコントリビューションがないと登壇させませんよと。
(実はこれは昨年のWordCamp関西からです。東京は別です。)
その結果、公募でスピーカーに申し込んできた人にはほぼ全員登壇していただきました。(今回公募が少なくて寂しかった。。。)
あと、こちらから依頼した外部のコミュニティーの人も3組いらっしゃいました。
こうやって若い人にもチャンスを確保した感じです。
外部から招待させていただいた、阪大の古崎さん、徳島でNPOをしている坂野さん、PHPの新原さんは、それぞれその道のプロフェッショナルな方だったので、この3組のみなさんに登壇していただいたことは大成功でした。
超豪華なハンズオン
今回のWordCampではハンズオンの世話役も超豪華でした。
たとえばプラグインのハンズオンの世話役全員のプラグインを使ってないWordPressサイトは日本にはほとんどないでしょう。
テーマ作成のハンズオンも同様に公式ディレクトリに掲載されたテーマの開発者さんだったり、本家のテーマレビューワーさんだったりという感じです。
そしてオープンデータのハンズオンは個人的にかなり熱かったのですが、大阪市、滋賀県、和歌山県の自治体職員のみなさんも参加して下さりWordPressにさわっていただくこともできました。
自治体のみなさんはWordCampの熱気にかなりびっくりしたらしくて、オープンソースのメリットをこういう形で浸透させていくのもありかもと思いました。
あとリアルフォーラムというのもありましたが、これも実際にフォーラムで回答をしている人たちに出てもらいました。
若返り
スピーカーになる条件にコントリビューションを入れるとか、閉鎖的に感じる人がいるかもしれません。
でも僕は逆に考えていて、こうすることで若い人にチャンスが回りやすいと思っています。
たとえば僕は前のバージョンのWordPressではコアコントリビューターとして名前が入っていて、その頃は盛大にイベントとかで自慢させていただきました。
ところが、今のバージョンでは僕の名前は消えているので自慢できないわけです。
なので若い人にコアコントリビューターに入りましたとか言われると、心のなかでうぐぐとか思ってるわけですが、こういう競争がコミュニティには必要だと思っています。
入りたいならテーマでもプラグインでも公開すればいいし、居座りたいなら同じようにコントリビューションを続ければいい。
こういう考え方で進めた結果、若いプラグイン開発者さんやテーマ開発者さんがとても楽しそうに走り回ってくださいました。
プラグイン開発者やテーマ開発者で今回はじめてWordCampでデビューした人がどれだけいたことか!
結果的に彼らが僕を追い出すかもしれませんが問題ありません。もしそうなった時は僕は他の何かをみつけたんでしょうから。
セッションよりもコミュニケーション重視
今回、やべーなと思ったことが一つありまして、それはセッションのタイトルが多言語ネタとか偏っちゃったことです。
結果的には、それぞれまったく違う内容だったのですが、タイトル的には他にも重複がちらほらありました。
しかし、あえて放置してみました!w
内容はスピーカーさんにお任せしたんですよね。誰に喋って欲しいかにフォーカスをおいて、内容はあまりつっこみませんでした。
思惑としては、アセンブリホールという大きなホールが1階にあってスポンサーさんのブースもそこにあったのですが、そこで圧倒的に大勢の人が1日じゅううだうだしてる感じを予想してたんですよね。
要は、あまりセッションに人は入らないだろうと。(スピーカーのみなさんすいません。笑)
パンとおにぎりで釣ってコミュニケーションを促進しようとしたんですが、このへんどうでした?
だれのためのWordCampか?
これまで書いたように今回のWordCamp関西ではコントリビューターをとても重視しました。
これには以下のような循環をもたらしたいという狙いがあります。
- コントリビューターになる。
- WordCampでもちあげてもらえる。
- 自分もコントリビューターになりたいと思う。
僕はハウツーとかユースケース的な内容の勉強会はローカルのWordBench等がその役割をになっていて、WordCampの仕事はオープンソースの楽しさを広めることとか、コントリビューターを増やすことによるイノベーションを増やすことだと考えています。
(オフィシャルにそうなのかは知りません。僕がそう信じているということです。)
そのため今回のWordCampはコントリビューターの皆さんに対する壮大な接待だと思ってやりました。
残念ながら都合により来ていただけなかったり、リストから漏れてしまって声をかけられなかったコントリビューターの皆さんも大勢いて、さらに「いやー、そうは感じなかったけどなー」というコントリビューターさんもいたかもしれません。それについては本当に力不足ですいません。
最後に
スタッフの皆さん、ほんとにお疲れ様でした!
うまく言葉に出来ないぐらい最高のチームでした!