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■夏休みの肥満に注意:福島編1

 「どうする ふくしまっ子の肥満」夏休み編として、福島県古殿町出身の日本料理店料理長、野崎洋光さんが考えたカロリー控えめの料理を2回に分けて紹介します。

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 子どもの好きなから揚げやハンバーグ。脂質が多く、高カロリーだ。野崎さんは代わりに、から揚げと同じ鶏肉を使った「ゆで鶏の緑酢あえ」、ハンバーグ形の「豆腐の小判焼き」を考案した。

 ゆで鶏には胸肉を使う。「もも肉より低カロリーで、しかも安い。パサパサすると敬遠されがちですが、上手に調理すればしっとり仕上がります」と野崎さん。ひけつは、強火を使わないことだ。水に昆布を入れて中火にかけ、沸騰後はごく弱火で短時間だけ煮て火をとめ、ゆで汁につけたまま余熱で調理する。ゆで汁は捨てずに、スープやみそ汁に。

 あえ衣に使うキュウリは、さっと湯通しすると生臭みがとれ、色鮮やかに。すりおろした後に絞った水分は、野菜ジュースとしてそのまま飲める。

 「とろみのついたあんが苦手な子どもの場合、片栗粉を入れずにさらっと仕上げた緑酢でも十分においしいと思います」と新地町立駒ケ嶺小学校の小泉弘子栄養教諭は言う。

 豆腐の小判焼きは、歯ごたえのある野菜をたくさん入れることで料理の量が「かさ増し」され、食べ応えが出る。「付け合わせにはサラダをたっぷり添えて下さい」と野崎さん。

 「サケの薩摩焼き」は丸く焼けばピザふうに。生サケではなく甘塩サケなら、事前に塩をふる必要はない。フッ素樹脂加工のフライパンを使えば、少量の油で焦がさず焼くことができる。

 野崎さんは、「福島県は新鮮な食材が簡単に手に入る、恵まれたところ。今の季節、切ったりゆでたりするだけで食べられる野菜がたくさんある。手の込んだことをする必要はないので、家庭で料理する機会をなるべく増やして下さい。それが一番おいしいし、健康的です」と話している。

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 〈管理栄養士の大内美登里さん(あづま脳神経外科病院)の話〉 夏休み中は、まず規則正しい生活を心がけて下さい。早寝早起きし、朝ご飯をきちんと食べましょう。おやつも決まった時間に。そうしないと食事時におなかがすかず、好きなものだけつまんで「もういらない」と、好き嫌いを言いやすい状況になり、栄養バランスが悪くなります。

 食事は主食と野菜類、たんぱく質のバランスに配慮して下さい。たんぱく質は肉ばかりでなく、豆腐や魚も組み合わせて。

 水分補給は大切ですが、暑いからと冷たい物ばかり飲んだり食べたりしていると、消化機能が衰えます。エアコンを上手に活用して、温かい料理も食べて下さい。