食品安全情報blog RSSフィード

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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。
参考食品安全情報ナビbyましゅうさん

2015-08-03

[]衛生署は表示されていない規制対象薬物を含む痩身用製品の違法販売疑いで小売店を家宅捜査

DH raids retail shop for suspected illegal sale of slimming products with undeclared controlled drug ingredients

29 July 2015

http://www.dh.gov.hk/english/press/2015/150729-3.html

政府の検査でLAMIと SULAMIからそれぞれシブトラミンスピロノラクトンが検出された

製品の写真あり

[]衛生署はアルカロイド汚染のある専売中国薬を捜査

DH investigates case of proprietary Chinese medicine contaminated with alkaloids

29 July 2015

http://www.dh.gov.hk/english/press/2015/150729-4.html

Chuan Xin Lian Pianからエンジュアルカロイドが検出された

製品の写真あり

[]グリホサート:EFSAはIARCの知見を評価する

Glyphosate: EFSA assesses IARC findings

30 July 2015

http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/150730.htm

今週発表されたIARCの報告書はEFSAの現在進行中のグリホサート再評価のピアレビューの一環として検討されるだろう。

EFSAの最終的結論は今年後半に欧州委員会に送付され発表されるだろう。

[]グリホサートモノグラフ発表

Glyphosate Monograph now available

29/07/2015

http://www.iarc.fr/

以下からダウンロードできる

http://monographs.iarc.fr/ENG/Monographs/vol112/index.php

[]IARCグリホサートの件

ドイツ語

BfR prüft Monographie der Internationalen Agentur für Krebsforschung (IARC) zu Glyphosat - Divergenzverfahren innerhalb der WHO noch nicht aufgehoben

http://www.bfr.bund.de/cm/343/bfr-prueft-monographie-der-internationalen-agentur-fuer-krebsforschung-iarc-zu-glyphosat-divergenzverfahren-innerhalb-der-who-noch-nicht-aufgehoben.pdf

あとで(英語になってから)

[]植物毒による暗殺 英国:2012、疑い

Plant poison assassination - UK: 2012, susp

2015-07-30

http://www.promedmail.org/direct.php?id=3546376

Date: Sat 25 Jul 2015 Source: The Telegraph [edited]

密告者Alexander Perepilichnyyがパリへの秘密の旅から帰った日にサリーの自宅で死亡した。英国は犯罪を否定したがフランスの捜査当局が取り上げた。彼らはPerepilichnyyがパリで毒を盛られた可能性があると信じている。死後解剖で微量の_Gelsemium elegans_が胃から検出され、この遅効性の毒草はロシアや中国の暗殺者が好んで使うという。彼が死亡したのは2012年11月10日で、彼がパリに滞在中の記録を捜査している。

[]フィールドからの報告:教会の持ち寄り食事に関連する大規模ボツリヌス症アウトブレイク−オハイオ2015

Notes from the Field: Large Outbreak of Botulism Associated with a Church Potluck Meal — Ohio, 2015

MMWR July 31, 2015 / 64(29);802-803

http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm6429a6.htm?s_cid=mm6429a6_w

2015年4月のアウトブレイクの報告。

持ち寄り食事を食べた77人中25人が症例の定義に合致し4人は症例疑いだった。患者の年齢の中央値は64才、59%が女性。確認されたのはClostridium botulinum type A。

食べたものとしてはポテトサラダが最も関連が高い。

ポテトサラダを作った人によると、自家製缶詰ポテトは熱湯を使うタイプのもので作り、それは圧力タイプのものと違って芽胞を殺さない。さらに缶から出したポテトは再加熱しないで使った。

[]ヘルスカナダはカナダ人に対して虫除けの安全な使用について再確認

Health Canada reminds Canadians about the safe use of insect repellents

July 31, 2015

http://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2015/54476a-eng.php

蚊やハエやダニに刺されると多くの健康問題が生じる。虫除けは刺されることによる健康リスクを最小限にするが指示通りに使わなければならない

・できるだけ衣服で皮膚を覆うこと。ヘルスカナダが認可したもののみを使うこと。必要に応じて適切な製品を選ぶこと。使用方法をよく読むこと。容器は子どもの手の届かないところに保管すること。

[]Harper政権はサルビア規制に前進

Harper Government Moves Forward to Regulate Salvia

August 1, 2015

http://news.gc.ca/web/article-en.do?mthd=advSrch&crtr.page=1&crtr.dpt1D=6676&nid=1014189

Rona Ambrose保健大臣は、カナダの若者を危険な薬物から守るためにSalvia divinorumとその誘導体や調整品を規制する。規制は2015年8月12日にカナダ官報で発表する。

[]カナダ政府は大麻の広告には積極的に法を執行する

Government of Canada to Take Proactive Approach to Marijuana Advertising Enforcement

August 1, 2015

http://news.gc.ca/web/article-en.do?mthd=advSrch&crtr.page=1&crtr.dpt1D=6676&nid=1014629

Rona Ambrose保健大臣は、規制されていない事業者による違法な大麻の宣伝監視にはより積極的に法を執行するようヘルスカナダに指示した。ヘルスカナダは全ての形の大麻の宣伝広告を積極的に監視し、違反があれば法令遵守を促す文書を送付する。違反が続けば法の執行に至る可能性がある。

・大麻はカナダでは医薬品として認可されていない。カナダ政府は大麻の使用を支持しないが、裁判所が、医師が認めた場合には大麻の合法的な入手先確保を要求している

・郵便やインターネットでの違法大麻販売店が増加しているため、近年それらの宣伝広告がよく見られる

・これまでヘルスカナダの違法大麻宣伝への取り組みはおもに苦情が寄せられてからだった。新しいアプローチではより積極的に同定し対応する。

[]ある種のホメオパシー製品の表示変更についての保健大臣の声明

Statement from the Minister of Health on labelling changes for certain homeopathic products

July 31, 2015 - Ottawa

http://news.gc.ca/web/article-en.do?nid=1014019&tp=980

本日私はナチュラルヘルス製品規制下のある種のホメオパシー製品に変更を導入することで、カナダの子ども達の安全性確保のためにさらなる対策を行った。多くのカナダ人が健康の維持増進のためにホメオパシーを含むナチュラルヘルス製品を購入している。カナダ政府は多様な選択肢を確保するが、現在の一部ホメオパシー製品の表示は情報を与えられた上での選択にとっては適切ではない。特にノソード製品や12才以下の子ども用のホメオパシー咳、風邪、インフルエンザ製品に変更を適用する。

ノソードの製品には「この製品はワクチンやワクチン代用品ではない。この製品は感染を予防することは証明されていない。ヘルスカナダは子どもに使用することを勧めず、あなたの子どもには全ての定期予防接種を受けるよう助言する」という表示を含めること。2016年1月までに変更すること。

さらにヘルスカナダは12才以下の子ども用の咳、風邪、インフルエンザ用ホメオパシー製品の特定健康強調表示を、科学的根拠がない限りもはや認めない。2016年1月までに表示を変更すること。

これまでヘルスカナダは121のノソード製品と139の12才以下の子ども用の咳、風邪、インフルエンザ用ホメオパシー製品の販売を認めてきた。これら全ては表示の変更対象である。

[]食品リコール警告(アレルゲン)コーヒーソフトキャンディ、抹茶ソフトキャンディ、リボンブランドソフト北海道ミルクキャンディ

Food Recall Warning (Allergen) - Coffee Soft Candy, Maccha Soft Candy and Ribon brand Soft Hokkaido Milk Candy recalled due to undeclared soy, milk and wheat

July 31, 2015

http://www.inspection.gc.ca/about-the-cfia/newsroom/food-recall-warnings/complete-listing/2015-07-31/eng/1438390489910/1438390501862

日本の製品。

(輸入業者が悪いと思うがこういう業者とつきあうのはやめた方が。)

[]EPAは美術工芸用スプレー固定剤製品にTCEを使用するのを止めることで製造業者と合意に達した/またEPAはこの化合物への暴露を減らす規制対応を執る

EPA Reaches Agreement with Manufacturer to Stop Use of TCE in Spray Fixative Products Used on Arts and Crafts/EPA also taking regulatory action to reduce exposure to this chemical

07/30/2015

http://yosemite.epa.gov/opa/admpress.nsf/0/A4964AD93874985C85257E92005EE07F

トリクロロエチレンを含むスプレー製品として唯一まだ販売されている製品の製造業者と使用中止で合意した。

[]2015年8月10日まで1-MNAについて意見募集

Views wanted on 1-MNA by 10 August 2015

31 July 2015

http://acnfp.food.gov.uk/news-updates/news/2015/14277/views-wanted-on-1-mna

1-メチルニコチンアミドの食品サプリメントへの使用申請があった。FSAの独立した専門家委員会が意見案を作成した。これについて意見を募集する。

[]2015年8月20日までチアシードについて意見募集

Views wanted on chia seeds by 20 August 2015

30 July 2015

http://acnfp.food.gov.uk/news-updates/news/2015/14274/chia-seeds

簡易申請により先に認可された豪州産のものと南米特定地域産のものが同等であるという意見を求められている。

[]人々の態度の追跡調査結果発表

Public attitudes tracker survey results published

30 July 2015

http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2015/14268/public-attitudes-tracker-results-published

2015年5月の半年ごとの調査結果発表

食品安全への懸念上位(自発的プラス誘発性)は外食時の食品衛生(37%)と食品への添加物の使用(29%)だった。より広範な食品問題については食品中の砂糖の量(51%)、食品廃棄(49%)、食品中の塩の量(47%)だった。

[]食用昆虫について情報が必要

Information wanted on edible insects

29 July 2015

http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2015/14264/edible-insects

FSAは英国の食用昆虫を販売している食品事業者に対し、一部の昆虫には食品として販売するためには認可が必要になる新しいEU規制改定のため準備を始めるよう要請する。

欧州委員会は加盟国での食用昆虫販売に関する新規食品規制の調和を探っている。新規食品とは1997年以前には意味のある摂取歴のない食品または食品成分のことである。

EUでは昆虫の一部や抽出物は既に新規食品としての認可が必要であるが丸ごとの昆虫に対してこれが適用されるかどうかについては国により解釈が違う。英国では丸ごとの食用昆虫は新規とはみなされていない。もし新規食品規制が提案通り改定されればこれは2016年までに変更される。これらの変更への準備のための、FSAはヒト食用に昆虫を販売している企業に、FSAがそれらの食用としての歴史を示すのに役立つ情報を提供するよう要請している。もし1997年5月15日以前にある程度食用として食べられてきたことを示す十分な根拠がなければ、それらの昆虫は新規食品とみなされる。このことは販売を継続するためには安全性を示す情報を提供する必要があることを意味する。FSAは関連情報を2015年9月21日まで提出するよう要請する文書を事業者に送付した。

[]The Lancet:広島長崎から福島まで−核災害の長期精神影響について強調するシリーズ

The Lancet: From Hiroshima and Nagasaki to Fukushima -- Series highlights long-term psychological impact of nuclear disasters

30-Jul-2015

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-07/tl-tlf072915.php

広島と長崎の原爆投下から70周年を迎え、The Lancetは、最新の2011年の福島第一原子力発電所事故を含む、核災害の永続する放射線による及び精神的影響について探った、3部からなるシリーズを発表する。このシリーズは世界中で現在稼働中の437の原子力発電所周辺地域に住む何百万人の人々を守るために将来の災害に備える公衆衛生計画にとって必須の情報を提供する。

原子力発電所事故は滅多に起こらないが、過去60年でレベル5以上の5つの重大事故がおこった--Kyshtym (ロシア, 1957), Windscale Piles (UK, 1957), Three Mile島 (USA, 1979), Chernobyl (Russia, 1986), そして福島 (日本, 2011)である。

シリーズのうちの一つ(論文2)では福島医大のKoichi Tanigawa博士らの放射線防護専門家チームが核災害のしばしば見過ごされている側面−事故の影響を受けた地域に住む人々の精神的負担について議論している。2006年に国連チェルノブイリフォーラムの報告書は、事故の最も重大な公衆衛生問題は精神保健への悪影響で、放射線に関連する健康リスクについてのコミュニケーションのまずさによりさらに拍車がかかったと結論している。鬱やPTSDは事故後20年経っても高いままである。同様の問題が福島でもみられる。福島健康管理調査では成人で精神的苦痛を感じている人の割合は一般人(3%)に比べて避難者で約5倍(14.6%)である。また著者らは繰り返す避難と長期の自宅からの隔離が最も弱い人々にとって重大な健康問題−避難から最初の三ヶ月で高齢者の死亡が3倍に増えた−につながったことを強調している。Tanigawa博士によると「福島の一般の人の放射線量は比較的低く、感知できる身体への影響はないと予想されるにも関わらず、主にリスク認知の違いから生じる心理的社会的問題が人々の生活に壊滅的影響を与えた」

もう一つの論文では福島医大のAkira Ohtsuru教授らが、次の核災害で放射線に暴露される可能性のある人々を守るために何ができるか、どうすれば身体的精神的健康への害を最小化できるかを検討している。子ども達のがんを心配する親への対応や避難者の新しい場所への適応援助などを含む。著者らによると福島の教訓は学ばなければならない。「医療関係者の重要な仕事の一つは、ほとんどの核事故では命に関わる放射線量を浴びた人はごく僅かであることを信頼できるやり方で伝えることである。医師は住人が健康リスクを理解するのを助ける重要な役割を果たさなければならない。福祉施設や病院の脆弱な人々を大量に避難させるには注意深い計画と適切な医療サポートが必要である。さらに自宅から移った住人のメンタルヘルス調査とケアの提供が必須である」

もう一つの論文では広島大学副学長のKenji Kamiya教授らが広島長崎の原子力爆弾とチェルノブイリ事故の二つの歴史上最大の核災害の放射線による長期健康影響を報告している。原爆投下から5年後の1950年から現在まで原爆生存者94000人をフォローしている日本人生涯研究では、生存者のがんリスクは明確に増加している。リスクは固形がんについては線量に比例し、子どもや若い時期に暴露された場合には高い。チェルノブイリ後では食品中の放射線暴露による子どもの甲状腺がんリスクが増加した。生存者の子ども達に遺伝影響はこれまで検出されていない。著者は中用量から高用量の放射線(0.1-0.2Gy以上)暴露後のがんリスクが有意に増加する根拠を提示しているが、より低い線量(0.1Gy以下)ではリスクが増加しているのかどうかはわからない。低線量での影響はわからないため、核災害の健康影響を知るだけではなく医療や職業の防護基準を作るためにも、現在実施中の研究は非常に重要であると結論している。

  • 広島長崎の原爆70周年の、核災害の影響に関するLancetレビューシリーズへの専門家の反応

SMC

expert reaction to Lancet series of reviews on impacts of nuclear disasters, around the 70th anniversary of the atomic bombs in Hiroshima and Nagasaki

July 31, 2015

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-lancet-series-of-reviews-on-impacts-of-nuclear-disasters-around-the-70th-anniversary-of-the-atomic-bombs-in-hiroshima-and-nagasaki/

Lancetに発表された3つの論文が核災害の健康影響と教訓を扱っている。そのような場合、生存者はがんやPTSDを含む身体的精神的社会的負の影響を生じるリスクが高くなる。これらの論文は、災害後労働者や脆弱な人々や住人を守るために意志決定の助けをするため、医師は核災害にどう取り組むかについて訓練を受けるべきだと結論している。

心理学的側面について、UCL心理学名誉上級講師で臨床心理学者のJames Thompson博士

この論文について私は以下に注目する「対象者は2011年は210189人、2012年は211615人。質問は郵送し回答は2011年は子ども63.4%、成人40.7%、2012年は子ども41.0%成人29.7%から回答があった」。これは健康調査としてはそんなに悪くはなく、2011年の子どもは妥当だが次の年は十分高くない。これ自体が物語っている。成人回答者の41%は集団のトラウマの推定をするには低すぎ、多分過剰推定だろう。

より広範には、我々はよりオペレーションと意志決定にフォーカスしたアプローチをするもう一つの論文を必要とする。もし核のリークが疑われる場合、当局は政治的に自分自身を守るためであっても避難を薦めるだろう。しかし我々に必要なのは避難による社会生活の破壊を上回る利益のある放射線レベルについてのより良いガイドラインである。私の感覚では避難や警報はあまりにも簡単に行われた。「健康が損なわれたという感覚」の心理学的帰結は非常に大きい。

グラスゴー大学核物理学研究グループ長物理学教授David Ireland教授

広島の核攻撃から70年というのは放射線暴露による健康影響についてわかっていることをまとめる良い機会だろう。そして重大な原子力発電所事故への対応をどう改善できるかをレビューするのも重要である。しかしながら広島長崎と福島を比べるのは不適切である。共通の脅威は放射線暴露だが、何度も言及されているように、原子力発電所の事故の最大の問題は心理的ストレスと強制避難に由来する。日本の「風評被害」という概念に象徴される様に、この原因はほとんどメディアによるセンセーショナルな報道である。津波で15000人以上が死亡したことを忘れるな、福島の事故による直接の死亡はゼロである。

Dudley Goodhead  MRC Harwell客員教授

このシリーズは有用なまとめである。これらはイオン化放射線による直接の健康影響のリスクはよく理解されているが、故人や社会への広い影響は広範で予想が困難であるという事実を強調している。

King’s College London’s 心理学神経科学研究所精神医学教授Simon Wessely卿

これは核事故の精神的社会的帰結が放射線の直接影響より大きく、長く続き管理が難しいことを示す。将来、コミュニティの関与や選択により注意を払い、極端なリスク忌避を減らす必要がある。過剰反応や過剰予防も過小反応同様重大な長期影響がある。

Imperial College London分子病理学Geraldine Thomas教授

(略)

福島から学ぶ必要がある教訓は、想定されるリスクではなく実際のリスクのコミュニケーションが重要だということである。メディアにも科学コミュニティにも果たすべき役割がある。見出しの極めて感情的な言葉や矛盾したシナリオの報道は福島の住人の役にたたない。実際のリスクを文脈に沿って伝えないメディア報道は今でも役にたたない。しかしジャーナリストは専門家ではないので、責任ある人に到達できるようにする必要がある

(将来のエネルギーの話略)

エディトリアル

A nuclear shadow from Hiroshima and Nagasaki to Fukushima

Volume 386, No. 9992, p403, 1 August 2015

http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(15)61429-5/fulltext

Long-term effects of radiation exposure on health

Kenji Kamiya et al.,

Volume 386, No. 9992, p469–478, 1 August 2015

http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(15)61167-9/abstract

Health effects of radiation and other health problems in the aftermath of nuclear accidents, with an emphasis on Fukushima

Arifumi Hasegawa et al.,

Volume 386, No. 9992, p479–488, 1 August 2015

http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(15)61106-0/abstract

Nuclear disasters and health: lessons learned, challenges, and proposals

Akira Ohtsuru et al.,

Volume 386, No. 9992, p489–497, 1 August 2015

http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(15)60994-1/abstract

(ログインは必要だが無料)

[]論文

  • 公衆衛生機関が健康リスクの優先順位付けをするのに役立つツール

Tool helps public health agencies prioritize health risks

31-Jul-2015

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-07/uom-thp073115.php

ブラジル政府がブラジル人にとっての健康リスクの優先順位付けをするのに役立つようミズーリ大学の研究者らが公衆衛生指標Public Health Index (PHI)モデルを適用した。健康問題の大きさ、重症度、緊急性とその介入の有効性やコスト、コミュニティの対応への受け容れ具合などを考慮して優先順位を決める。このモデルではブラジルにとって優先順位が高いのは高血圧、運動不足、血圧スクリーニング不足、高コレステロール、喫煙、暴飲であった。BMC Public Healthに発表。

  • ペンシルベニア大学の研究は魚油サプリメント由来の心臓に健康的な分子が血中に存在するかどうか疑問を投じる

Penn study questions presence in blood of heart-healthy molecules from fish oil supplements

30-Jul-2015

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-07/uops-psq073015.php

Journal of Lipid Researchに今月発表された研究によると、魚油サプリメントを摂取してもらったボランティアの尿や血漿から、魚油由来の抗炎症作用のある物質とされるspecialized pro-resolving mediators (SPMs)は検出されなかった。

  • 私は減量したが、衰弱して歩けない−栄養補助食品(T3)誘発性甲状腺傷害性周期性四肢麻痺

I lost weight, but I became weak and cannot walk--a case of nutraceutical (T3)-induced thyrotoxic periodic paralysis.

Panikkath R, Nugent K.

Am J Ther. 2014 Nov-Dec;21(6):e211-4.

減量目的で1ヶ月間トリヨードチロニン(T3)を含むサプリメントを使用して周期性四肢麻痺になった24才女性の症例。サプリメントを中止しておこらなくなった。

  • 水銀関連生殖リスクを最小化するツールとしての妊娠前の毛髪や血中水銀濃度モニタリング

Preconceptional monitoring of mercury levels in hair and blood as a tool for minimizing associated reproductive risks.

Neuman G, Gareri J, Koren G.

Ther Drug Monit. 2014 Dec;36(6):696-8.

カナダ。41才の女性が妊娠を計画するものの流産して血中水銀濃度が高いことがわかった。彼女は主に魚を食べていた。

(水銀より年齢のほうが寄与率高そうだが)

  • 2,4-ジニトロフェノール:中国人の体系を気にする人たちへの脅威

2,4-Dinitrophenol: a threat to Chinese body-conscious groups.

Lee HC, Law CY, Chen ML, Lam YH, Chan AY, Mak TW.

J Chin Med Assoc. 2014 Aug;77(8):443-5.

最近2,4-DNPが人気上昇中で香港病院局毒性参照実験室が2症例を確認した。

Anaphylaxis only to a home-made rose wine from a variety of grape.

Vovolis V, Delyargiris C, Tsiougkos N.

Eur Ann Allergy Clin Immunol. 2013 Aug 1;45(4):148-9.

自家製ワインに反応するが他のワインには反応しない症例の報告

  • ダイエタリーサプリメント由来致死的カフェイン過剰使用とその他のリスク

Fatal caffeine overdose and other risks from dietary supplements.

Eichner ER.

Curr Sports Med Rep. 2014 Nov-Dec;13(6):353-4

  • 調理済みシーフードを摂取した後の黄紋筋融解症(Haff 病)の世界的発症率

Global incidence of rhabdomyolysis after cooked seafood consumption (Haff disease).

Diaz JH.

Clin Toxicol (Phila). 2015 Jun;53(5):421-6.

レビュー。世界中でいろいろなシーフードで報告されている。

  • プロポリスの多いハチミツによるアレルギー性接触性皮膚炎の症例報告

A case of allergic contact dermatitis caused by propolis-enriched honey.

Matos D, Serrano P, Menezes Brandão F.

Contact Dermatitis. 2015 Jan;72(1):59-60.

ポルトガル

Anaphylaxis to Spirulina confirmed by skin prick test with ingredients of Spirulina tablets.

Le TM, Knulst AC, Röckmann H.

Food Chem Toxicol. 2014 Dec;74:309-10.

オランダ

  • 小麦とトウモロコシのデオキシニバレノールとそのアセチル誘導体の共存による累積健康リスク評価:ケーススタディ、上海、中国

Cumulative health risk assessment of co-occurring mycotoxins of deoxynivalenol and its acetyl derivatives in wheat and maize: case study, Shanghai, China.

Han Z, Nie D, Ediage EN, Yang X, Wang J, Chen B, Li S, On SL, De Saeger S, Wu A.

Food Chem Toxicol. 2014 Dec;74:334-42.

個々の毒素単独では健康リスクとならないと評価されるものの、濃度を加算することによる累積リスク評価ではPMTDIを超過する

その他

  • 詐欺でDennis Robinson67才逮捕、警察は他にも犠牲者がいると信じる

トロント警察プレスリリース

Man arrested in Fraud investigation, Dennis Robinson, 67, Police believe there may be other victims

Friday, July 31, 2015

http://torontopolice.on.ca/newsreleases/32459

"トロント代替医療診療所Toronto Alternative Medical Practice"という病院を運営していた。ナチュロパシーやオステオパシーの資格を持っていると虚偽の宣伝をしていた。患者から採血してScottsdale のFryラボで検査していると主張していたがFryラボはトロント代替医療診療所と接触したことはない。

  • DZ10エンザイムサプリメントの疑わしい主張

Quackwatch

Dubious Claims Made for DZ10 Enzyme Supplement

Stephen Barrett, M.D.

revised on July 26, 2015.

http://www.quackwatch.org/15Ads/dz10/overview.html

20才すぎると身体のナチュラルエンザイムが毎年減るので食品を消化するためにエンザイムを必要とする、といった主張。消化されなかった食品が「貯蔵」されるので太るとか。

嘘である。

  • Nicholas Gonzalez: 製薬企業の暗殺者による最新の犠牲者?

Nicholas Gonzalez: The latest victim of the pharma assassins?

Posted by Orac on July 24, 2015

http://scienceblogs.com/insolence/2015/07/24/nicholas-gonzalez-the-latest-victim-of-the-pharma-assassins/

あなたは巨大製薬会社が代替療法の医師を殺しているという陰謀を聞いたことがあるか?これまでのところ最も有名な「犠牲者」は自閉症詐欺師のJeff Bradstreetで、警察によると自分で胸を撃って自殺した。

(略)

そして7月21日、インチキがん治療の宣伝者Nicholas Gonzalezが突然死亡した。彼はゲルソン療法に類似するがん治療法を宣伝していて、がんの原因は膵臓の酵素の欠乏で、たくさんのサプリメントを摂りコーヒー浣腸でデトックスすることで治ると主張していた。

(67才で特に健康に問題はなかったとのこと)

  • 抗げっぷ化合物が牛からのメタン排出を減らせる

Scienceニュース

Antiburp compound could reduce methane emissions from cows

By Sid Perkins 31 July 2015

http://news.sciencemag.org/chemistry/2015/07/antiburp-compound-could-reduce-methane-emissions-cows

新しい研究によると、3-ニトロオキシプロパノール(3NOP)を牛の飼料に添加するだけで地球温暖化ガスであるメタンの主要排出源を相当減らすことができる。84のミルク生産中の乳牛に12週間与えたところ平均30%メタンの排出が減った。PNASに発表。

  • 法的努力が失敗してゴールデンライスの論文取り下げ

ScienceInsider

Golden rice paper retracted after legal bid fails

By Erik Stokstad 31 July 2015

http://news.sciencemag.org/asiapacific/2015/07/golden-rice-paper-retracted-after-legal-bid-fails

7月29日にAmerican Journal of Clinical Nutritionによって遺伝子組換えゴールデンライスが子どものビタミンA欠乏を軽減することを示した論文が取り下げられた。実験の実施方法に問題があるとされてから2年。グリーンピースが子ども達を「モルモット扱いした」と主張し中国メディアの怒りが爆発し大学が調査を行いいくつかの不規則な点を報告していた。昨年著者がマサチューセッツ上級裁判所に、名誉毀損にあたるとしてAJCNによる取り下げを中止するよう訴えていたが、裁判所は却下した。そのため雑誌は取り下げの手続きを進め、中国での倫理委員会の認可や参加者全ての同意の根拠が不十分だという理由で論文を取り下げた。

  • テレビの医師の処方−規制されずに1日に600万も「処方」している

A prescription for media doctors — unregulated, and serving six million ‘patients’ per day

By Michael Rosenbaum and Elizabeth Oelsner

July 30, 2015

http://blogs.reuters.com/great-debate/2015/07/30/a-prescription-for-media-doctors-unregulated-and-serving-six-million-patients-per-day/?source=acsh.org

自分の経験を誇張したニュースキャスターは降格されるのに、有害でお金のかかる治療法を処方する医師はテレビに出続けている。キャスターのしたことのほうが遥かに害は少ない。米国医師会が、メディアに出ている医師は医師としての責任を除外されない、と我々の立場に同意した。6月の会議で米国医師会はメディア医師の倫理および懲戒ガイドラインを発行すると発表した。

  • 総理大臣の主任科学者が砂糖、肥満、税について語る

SMC NZ

PM’s Chief science advisor on sugar, obesity and taxes

July 30th, 2015.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2015/07/30/pms-chief-science-advisor-on-sugar-obesity-and-taxes/

総理大臣の主任科学者Peter Gluckman卿が今朝Paul Henry Showに出演して不健康な食品への課税問題について議論する。そのインタビュー動画。

砂糖税は排除しない、という

  • 高度加工食品は広く行き渡っていて不健康−研究

SMC NZ

Ultra-processed foods prevalent & unhealthy – research

July 30th, 2015.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2015/07/30/ultra-processed-foods-prevalent-unhealthy-research/

ニュージーランドのスーパーマーケットで販売されている数百の製品を調査した新しい研究によると、多くの加工された包装済み食品は同時に最も健康的でない

Public Health Nutritionに発表された研究によると、包装済みの83%の食品は「高度加工品」に分類され栄養錠のメリットは低い。この研究はニュージーランドのメディアで報道された

(この定義だと下ごしらえに手間暇かけるのを良しとする和食は「不健康」ってことになる。もやしのひげとるとかめんどくさいのでやらないしいいけど。)

  • 「我々はただ息をするだけでホルモンかく乱BPAに暴露されている」への反応

Sense about science

Response to "We're exposed to hormone-disrupting BPA just by breathing"

30 July 2015

http://www.senseaboutscience.org/resources.php/203/response-to-quotwere-exposed-to-hormone-disrupting-bpa-just-by-breathingquot

Guardianの7月21日火曜日の記事がビスフェノールA (BPA)についての新しい研究を報告した。「製造工場や排水処理施設では空気中にBPAが放出されていて人々が高濃度暴露されている」「レシートのBPAの研究でただレシートを持っただけで大量のBPAが血流に入ることが明らかになっている」と主張する。実際には報道されている研究は人々のBPA暴露やその健康影響を調べたものではない。さらにレシートに触ると大量のBPAが血流に入るという根拠はない。

エジンバラ大学Richard Sharpe教授

一般人のBPA暴露量の95%以上は食品や飲料由来であることは確立されている。従って空気などの他の経路の寄与は小さい。工場で働いたり近くに住む人が追加で空気から暴露される可能性はある。しかしながらこの研究ではそれを調べていない。しかしそのような経路で健康に影響するほどたくさん暴露する可能性は少ない。

レスター大学MRC毒性ユニットAndy Smith教授

レシートに触るとBPAが吸収されるというコメントには注意が必要である。2014年の一つの研究で、10人のボランティアに皮膚への浸入を増強する化合物を含むハンドサニタイザーを使用して直後にBPAを含むレシートを触りその後手でフライドポテトを食べてもらった。彼らは乾いた手でレシートを触りフライドポテトを食べていないボランティアより血中BPA濃度が最大100倍高かった。しかしそれでも血中に化合物が検出されることはそれがあなたにとって悪いことを意味しない。