【ソウル聯合ニュース】故金大中(キム・デジュン)元大統領夫人、李姫鎬(イ・ヒホ)氏の北朝鮮訪問日程が5~8日に確定した。訪朝の実務を担う金大中平和センターが3日、明らかにした。
同センターによると北朝鮮側は同日、招待状を送付し、李氏ら19人を招待したという。招待者には同センター理事の金聖在(キム・ソンジェ)元文化観光部長官やユン・チョルグ同センター事務総長らが含まれている。
訪朝が予想されていた金元大統領の側近で、最大野党・新政治民主連合の朴智元(パク・ジウォン)国会議員や、林東源(イム・ドンウォン)、丁世鉉(チョン・セヒョン)両元統一部長官らは含まれなかった。訪朝団には取材陣も含まれないという。
李氏は5日午前にソウルの金浦国際空港を出発、黄海上空を飛ぶ直行便で平壌入りし、小児科や産婦人科の病院、児童施設、妙香山を訪問する予定だ。手編みのマフラーや医薬品などを手土産に持っていくという。
李氏の訪朝期間中に金正恩(キム・ジョンウン)第1書記との会談が実現するか注目が集まる。
一方、韓国統一部は3日、「個人資格の訪問であるため、政府関係者は同行しない。李氏の訪朝は非常に意味あることだが、特別なメッセージを伝えることは検討していない」との方針を発表している。