ごう音とともに、たたきつける雨。
きょう午後3時過ぎ、栃木県鹿沼市で撮影された映像です。
午後3時までの1時間に、国土交通省が設置した雨量計で、55ミリの非常に激しい雨を観測しました。
東京都内でも激しい雨が。
武蔵村山市でも道路が冠水しました。
小金井市では、マンホールのふたが吹き飛びました。
すぐ近くの住宅の壁には、ふたが飛んだときに噴き上げられたと見られる泥がこびりついています。
こちらは、日中の関東上空の雲の様子を、衛星から撮影した映像です。
雨雲が次々と発達している様子が分かります。
湿った空気の影響で、東日本や北日本を中心に大気の状態が不安定になり、午後2時までの1時間に、東京・立川市で66ミリの雨を観測するなど、関東などで非常に激しい雨が降りました。
大気の不安定な状態は、今夜遅くにかけて続く見込みで、関東や東海では、局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は、土砂災害や急な川の増水などに十分注意するよう呼びかけています。
こんばんは。
ニュース7です。
日本人の平均寿命、去年の結果が公表されました。
医療技術の進歩や健康志向の高まりなどで、こうして年々延びてきましたが、女性は86.83歳、男性は80.50歳。
これまでで最も長くなり、女性は3年連続で世界一、男性も3位でした。
背景にあるのが、若返っているお年寄りの存在です。
専門家の調査で、体を動かしたり、物事を判断したりする能力は、10歳程度若返っていることが分かりました。
福屋智亘さんと妻の良子さんです。
76歳の2人が毎週通っているのは、スポーツジムの高齢者向けプログラム。
身体能力を示す指標の一つ、歩く速さを測ってみますと。
智亘さんの結果は、秒速1.74メートル。
専門家が10年余り前に調査した60代後半の人たちより速く歩けました。
日本人の平均寿命。
昭和30年代、男性はまだ60歳代、女性も70歳代前半でした。
それが年々長くなり、去年は女性が86.83歳、男性も80.50歳と、これまでで最も長くなりました。
長寿の秘けつ。
体を動かすことと併せて、頭を使っていることもあるようです。
日本老年学会の研究グループが、新しいことを覚えるのに時間がかかるかなど、合わせて14の項目を調べた結果、平成16年とことしを比べると、5歳から10歳程度若返っていたことが分かったということです。
同じ調査を東京・巣鴨で行ってみると。
体力作りに励む76歳の福屋さん夫婦も、家では。
あれで入ってくるのも、ウェブで入ってくるのもあるのよね。
いいのがね。
旅行の行き先の情報などは、自分でパソコンを使いこなして調べます。
延び続ける日本人の平均寿命。
専門家は。
次は、TPP・環太平洋パートナーシップ協定です。
閣僚会合は2日目。
きょうの協議で取り上げられたのが、こちら、バイオ医薬品の開発データの保護期間です。
甘利経済再生担当大臣は、対立が続いていることを認めました。
一方、甘利大臣は焦点の日米協議を含めた各国との2国間協議は、ほぼ決着したものもあるなど、一定の進展が見られることを明らかにしました。
ハワイで開かれているTPPの閣僚会合。
2日目のきょう、交渉参加12か国による全体会合を挟んで、日本を含む各国の間で、2国間の閣僚級協議が断続的に行われました。
全体会合では、ワインのシャンパンやチーズのゴルゴンゾーラなど、産地の名前をブランド名に使う地理的表示の保護について、意見が交わされました。
そして各国が、それぞれの国の保護制度を尊重することを確認する方向で、調整を進めることになりました。
また知的財産の分野では、アメリカが保護期間を長くするよう主張して、協議が難航している、バイオ医薬品の開発データの保護期間についても協議が行われました。
この分野では、新興国が、保護期間が長くなれば、低価格のジェネリック医薬品が手に入りにくくなると反発していることに配慮し、開発データの保護期間の導入を一定期間、猶予する案も検討されていますが、オーストラリアなど先進国の間でも、反対の立場を取る国があることから、依然として、歩み寄りに向けた模索が続いています。
一方で甘利大臣は、焦点の日米協議を含めた各国との2国間協議について、ほぼまとまってきた国が多数あり、その確認を行ったところも何か所かある。
複数の国で、ほぼ収れんに向かっている。
日米では事務レベル協議はずっと続けているわけだが、次第に最後の課題は絞られつつあると述べ、ほぼ決着したものもあるなど、一定の進展が見られることを明らかにしました。
日米協議では、和牛にかけられているアメリカの関税について、低い関税枠でアメリカが輸入する量を増やすなど、協議が進展していることが明らかになっています。
次に、先ほど入ったニュースです。
礒崎総理大臣補佐官が、安全保障関連法案に関して、法的安定性は関係ないなどと発言したことを巡り、きょう夕方開かれた参議院の特別委員会の理事懇談会で、礒崎氏を来月3日の委員会に参考人として招致することで、与野党が合意しました。
これに先立って開かれたきょうの参議院の特別委員会でも、礒崎総理大臣補佐官の発言を巡る質問が出されました。
そしてきょう夕方、特別委員会は理事懇談会を開いて対応を協議し、鴻池委員長が、来月3日に礒崎氏を参考人として招致し、質疑を行うことを提案して、これを与野党が受け入れました。
委員会で礒崎氏が説明したあとに、民主党が質疑を行うということです。
続いてはこちら、先週発表されたばかりの、2020年の東京オリンピックのエンブレムです。
画面の左側、スペインのデザイナー事務所が作った画像や、右側、ベルギーのデザイナーが作ったロゴマークと、デザインが似ているという指摘が出ています。
これについて、IOC・国際オリンピック委員会と東京オリンピック組織委員会は、問題ないという見解を示しています。
東京都の舛添知事は。
2020年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレム。
組織委員会では、半年以上かけて、世界各国で似たようなデザインがすでに登録されていないかどうか、IOC・国際オリンピック委員会と情報交換しながら確認したうえで、国際商標登録を申請し、今月24日、発表しました。
しかし、似たデザインや配色のものがあるという指摘が出ています。
1つは、ベルギーのグラフィックデザイナーが2年前に作った劇場のロゴマークです。
そしてこちらは、スペインのデザイナー事務所が、東日本大震災からの復興のために作ったデザイン。
寄付を募る目的で作られた、スマートフォンの壁紙用で、配色が似ています。
事務所は、NHKの取材に対し、たまたま一致したのではないかと思うが、仮に私たちのデザインが何らかの影響を与えていたとするなら光栄なことだとしています。
商標権などに詳しい弁護士は、今回のようなデザインが似ているという指摘は、よくあることだといいます。
そして今回のエンブレムについては。
IOCのマーク・アダムス広報部長は、問題はないという認識を示しました。
さらに、組織委員会も。
一方、東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアム、新国立競技場の整備計画の見直しを巡り、きょうもさまざまな動きがありました。
当初からデザインの変更を呼びかけていた建築家のグループが会見し、大会後に観客席を縮小するなどして、維持管理費も削減できる、よりコンパクトな競技場を目指すべきだと提言しました。
また遠藤オリンピック・パラリンピック担当大臣は、整備計画の策定に向けて、アスリートからの意見の聞き取りを開始し、パラリンピック陸上の佐藤真海選手と会談。
佐藤選手は、夏の暑さ対策や、障害のある人にも配慮した環境整備を要望しました。
国に対して、より厳しい判断が示されました。
神奈川県にある厚木基地の周辺住民が、騒音の被害を訴えた裁判の2審。
東京高等裁判所は、来年末までの間、夜から早朝にかけての自衛隊機の飛行差し止めを命じました。
賠償額は94億円。
将来の被害の分が初めて認められました。
ごう音を響かせて着陸する軍用機。
厚木基地の近くの農園です。
男性は子どものころから50年以上にわたって、騒音に悩まされてきました。
厚木基地の騒音で、住民が最初に訴えを起こしたのは、今から40年近く前。
以来、裁判は続いています。
自衛隊は自主的な規制として、午後10時から午前6時まで、離島の患者の搬送などを除き、離着陸を行っていないとしています。
一方で国の資料では、昨年度、その時間帯には53回、自衛隊機の離着陸がありました。
飛行の制限があっても、実際には騒音の被害が絶えないと訴えた住民たち。
去年、横浜地方裁判所は初めて、自衛隊機の夜間、早朝の飛行差し止めを命じていました。
そして、きょうの2審判決。
東京高等裁判所の齋藤隆裁判長は、騒音による睡眠妨害は相当深刻で、金銭では回復できない。
自衛隊の任務は重要だが、住民の被害のほうが大きいと指摘しました。
そして、夜から早朝にかけての自衛隊機の飛行差し止めと、賠償を国に命じました。
原告団は。
原告側が、画期的と評価したきょうの判決。
そのポイントを、1審と比較しながら、見ていきます。
まず、飛行の差し止めです。
対象は自衛隊機です。
時間は午後10時から午前6時まで。
防衛大臣がやむをえないと認める場合を除くとしています。
ここまでは1審とほぼ同じなんですが、きょうの2審では、このやむをえない場合について、新たな判断が示されています。
やむをえないかどうかは、大臣の主観的な判断ではなく、災害や領空侵犯への対応など、客観的にやむをえない事情があるかどうかで判断すべきだ。
高裁はこう指摘しました。
そして損害賠償額です。
2審が命じたのは94億円です。
これまでで最も多くなりました。
その大きな理由がこちらです。
飛行差し止め、そして損害賠償で新たに示された来年という期間です。
在日米軍の再編で、厚木基地に駐留するアメリカ海軍の航空団は、再来年には山口県の岩国基地に移転する見通しです。
2審判決では、移転までの間、こうした騒音は続く。
従来とは異なる対策が実施される見込みもないなどとして、賠償で判決日以降の被害を考慮する初めての判断が…、判断を示しました。
基地の騒音に詳しい専門家は。
一方、原告団が求めていた、アメリカ軍機の飛行差し止めは、国に権限がないとして、2審でも認められませんでした。
全国で続いているアメリカ軍や自衛隊の基地の騒音を巡る裁判。
きょうの判決は、各地の裁判にも影響を与えそうです。
中谷防衛大臣は。
飛行差し止めの判断は、受け入れ難いとしたうえで、最高裁判所への上告を検討する考えを示しました。
ニュースを続けます。
今月26日、東京・調布市の住宅街に小型機が墜落し、3人が死亡した事故。
警視庁が調べた結果、亡くなったのは、墜落した住宅に住む鈴木希望さんと、小型機を操縦していた、横浜市港北区の川村泰史機長、それに乗っていた全日空の社員で、東京・練馬区の早川充さんと分かりました。
いずれも墜落したあとの火災に巻き込まれて死亡したということです。
夏の全国高校野球は、新たに1つの代表校が決定。
愛知大会は、夏の甲子園で最多の7回の優勝を誇る中京大中京高校が、5年ぶりの出場です。
中京大中京は1点を追う7回、チャンスで4番伊藤寛士。
きょう、3本目のヒットはタイムリー2ベース。
同点に追いつきます。
続く5番矢田崎。
2塁から伊藤が必死に走ります。
連続タイムリーで、逆転に成功しました。
このまま9回。
打ち上げた。
セカンド捕って3アウト!
中京大中京は、5年ぶり27回目の夏の甲子園出場です。
プロ野球はナイトゲーム4試合です。
セ・リーグ首位のヤクルトは、畠山に20号2ランホームランが出ています。
巨人は防御率リーグトップの菅野が先発しています。
気象情報は寺川さんです。
こんばんは。
暑さが続いています。
そうですね。
このオレンジ色の部分、気温が35度を超えるような暑い空気です。
これがあすにかけて、東日本や北日本にまで広がってきます。
予想最高気温を見てみますと、全国的に35度を超えて、平年を3度くらい上回る所がほとんどです。
この暑さですけれども、本当にいつまで続くんでしょうか?
どうやらお盆のころまでは、かなりの暑さが続く見通しです。
こちら、きょう発表された最新の1か月予報によりますと、8月の1週目、沖縄や奄美から北日本にかけて、全国的に気温は平年よりも高めの予想です。
そして8月の2しゅうめです沖縄や奄美では平年並みの予想ですが、特に東日本や北日本を中心に、気温は平年を大幅に上回るような所もありそうです。
もうしばらく、暑さ対策は欠かせません。
では、あすの全国の天気です。
北海道では曇りや雨、そのほかは晴れるでしょう。
3時間ごとの天気です。
2015/07/30(木) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]
▽日本人の平均寿命は? 高齢者の体力が実は… 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】寺川奈津美
詳細情報
出演者
【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】寺川奈津美
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
スポーツ – スポーツニュース
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0+1/0モード(デュアルモノ)
日本語
英語
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:23181(0x5A8D)