子どもの本音にじっくり耳を傾けた事はありますか?今日紹介するのは横浜市のある保育施設が行っている「子どもたちのミーティング」。
子ども同士で徹底的に話し合う事を通して自分や他の子の思いを知るための取り組みです。
言葉を通してお互いが認識し合えるもしくは言葉を通して自分を客観的に見る事ができる。
年長児にはすごく有効だって私は思ってるんですけどね。
恥ずかしがり屋のトシくんです。
トシくんが公園から帰ってきたのよ。
公園から帰ってきた途端ね「今日嫌な事があったんだ。
嫌な事があったからミーティングで話したい」って。
「今日コマキが石を投げて僕のここに当たって痛かったから嫌だった」って言ったの。
何の話かっていうとね…どうぞ。
あ〜!最初にトシが投げたのか?そうよね。
先生は石を投げた事はよくない事だと伝えますが話し合いの目的はトシくんを責める事ではありません。
正しいか正しくないかじゃなくてそういう気持ちだったんだねって。
だからこうなっちゃったんだねっていう気持ちをうけとめる。
私たちは裁判官ではなくてやっぱり通訳。
子どもが言い足りなかったなぜ投げたかの原因を一緒に考えて「そうだったのね」っていうのを相手に伝えていく作業を私たちがするのかなって。
あ〜!遊びたいなと思ったのか。
石投げるんじゃなくて。
そうだよねぇ。
(コマキ)石投げただけだったからさ分かんなかった。
え〜!遊ぼうって言ってきたの?言ってみる?練習して。
言ってみる?じゃあ一緒に言ってみよう。
じゃ言ってみようトシ。
コマキに「遊ぼう」って言う練習してみる?うん。
じゃほらほらコマキのとこ行ってさ…。
じゃあさコマキ今度さトシと遊ぼう。
じゃよろしく。
よかったじゃん。
子ども同士がとことん話すと行動の奥にある本音が見えてくるといいます。
それを言う事を聞かない悪い子人に危害を与えるいけない子っていうふうに除外していくとその子たちはほんとに悪い子になっていってしまう。
大前提としてね子どもはみんないい子で子どもはみんないい人で生まれてきて悪意を持って大きくなってるわけじゃないという性善説的な……っていう地盤があるからだと思うの。
「大人にしっかりうけとめてもらえる事」それが子どもが自分で考えるための土台になるのかもしれませんね。
生字幕放送でお伝えします2015/07/30(木) 19:55〜20:00
NHKEテレ1大阪
まいにちスクスク 子どもたちのミーティング(4)[字]
子育ての気になる情報やちょっとしたお役立ちアイデアをお送りする「まいにちスクスク」!今回は、ある自主保育グループの活動に注目。子ども同士の「話し合い」とは?
詳細情報
番組内容
【講師】保育施設“りんごの木子どもクラブ”代表…柴田愛子,【語り】加納千秋
出演者
【講師】保育施設“りんごの木子どもクラブ”代表…柴田愛子,【語り】加納千秋
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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