8ウワサの保護者会「親子を悩ます!?夏休みの宿題」 2015.07.30


今日のテーマは…結構ね尾木ママこれお悩み多いらしいんですよ。
あのね保護者にも責任があるのよ。
うるさい親がいてね「宿題出して下さい」とか言うわけ。
出すと評判良くなるの。
そちらにこびた先生だと宿題たくさん出すんですよ。
トウガラシさんどうですか?お子さんは計画的に宿題をやる派ですか?プリント10枚ぐらいなんですけど…私もあんまり怒りたくないので「やった?」って聞くぐらいなんですけど…毎年…。
なるほど。
なかなか順調にいかないんですかね。
からすさんは毎年夏が来るのが怖いというぐらい宿題に今おびえていらっしゃるんですよね。
はい。
ご覧頂きましょうか。
待ちに待った夏休み。
キャンプに海にと楽しい計画がめじろ押し!しかしその前に立ちはだかるのが…は〜い。
(取材者)こんにちは。
小学4年生の娘を持つからすさん。
娘かりんちゃんの宿題がこの時期一番の悩みだという。
夏休みはほんと戦争ですね。
去年の夏休み。
かりんちゃんは漫画にテレビに大忙し。
そして繰り返されるこのやり取り。
宿題やったの?やった〜。
信じて迎えた最終日。
机の上には手付かずの宿題の山。
結局夜中の1時までかかってやっとの思いで終わらせた。
翌日始業式の日。
夏休みの宿題持った?うん持った。
何とか宿題を持たせてホッとひと安心…。
(チャイム)…と思いきや!?ただいま〜。
ちゃんと宿題出したの?うん…なんと宿題がまだ終わってなかった〜!かりんちゃんの家では自由研究を見るのはパパの担当。
何とか一晩かけて仕上げた。
でも…。
かりんちゃんはどう思う?そこですか。
いやぁなかなか…最終日に気が付く。
手ごわいですねかりんちゃん。
手ごわいです。
ん?って思ってたらやらかしました。
「どうされたんですか?」と。
はい。
下は逆にやっちゃうんです。
なるほど。
あの〜やっぱりね日記を先書いちゃうというのは…それはやめた方がいいです。
やっぱり…消させます。
番組でアンケートを行ったんですが…皆さんはどれぐらい手伝っていらっしゃるんでしょうね?自由研究がちょっとあまりにひどいので。
飾られて何週間かみんなで見るんですけどそれの作品がものすごい力作ばかりで…恐ろしい気持ちになってしまって…手伝いが過ぎるという事ですか?全部やっちゃった事もあります。
全部やっちゃう!?それ手伝いって言わないんじゃないですか。
親も絵とかもこう描いてるとね。
うちは8月の後半でパパは何担当ママは何担当っていう振り分けが係が決まるので。
しっかり見てあげる。
そうですね。
はい。
見ます。
見るだけですか?「手伝いません」というご家庭はあるんでしたっけ?おっトウガラシさん。
お知らせが来るので。
一応ほとんど手伝わないんですけどでも少し親が手伝ったよっていうのも入れなくてはいけないので。
学校が「手伝ってね」っていうのはどうしてなの?今や親をも巻き込む夏休みの宿題。
そんな日本の宿題に疑問を抱いている人がいる。
ミントさんのご主人アメリカ・ミシガン州出身のアダムさんだ。
4人の子どもを日本で育てるうちこんな事を感じたとか。
そう。
アメリカの多くの学校では夏休みの宿題がないのだという。
一方日本で育ったミントさんは別の意見のようだ。
では他の国はどうなのか。
街で聞いてみました。
ある国ない国さまざまなようです。
皆さんどう考えますか?宿題ってそもそも必要なんですかそれともいらないものなんですか。
私は夏休みは宿題をやらずに子どもの成長…要は冒険だったり探検だったりとか自由というのはどういう事とかそういう場にしてもらいたいなって思うんですよね。
ではどちらかというと?はっきり。
(笑い)いやいやいや。
いる?冒険とかキャンプを満喫するとか理想は理想…。
お隣ですからね。
ほどほどにして下さいね。
急にけんか始めないで下さいね。
アクティブに楽しんでくれるのは結構なんですけどうちの場合…それで40日ですかそんな過ごされても…私はやっぱり日本の場合は受験とかそういうものがありますからそういう事を考えると…先生方の願いっていうのはどう込められてるって受け止めればいいですかね?日本の場合はすぐ2学期が始まるわけですよね?それですぐ学習に入っちゃうわけですから夏休みの間に忘れてもいけないと。
だから…それからせっかくのこの40日間で大型の何か遊びでもいいしあるいは自由研究でもいいし何かをやってほしいという3つぐらいのねらい。
じゃあほんとにやみくもに出されているわけじゃなくて…。
あ〜なるほど。
日本の宿題の定番と言えば自由研究。
それにもアダムさんこんな意見が。
日本の自由研究は宿題として提出を求められる。
しかしアメリカの場合多くの地域では提出の義務がないという。
やりたい人が自分でテーマを選び自分の責任で行うものなのだ。
自然が好きなアダムさんも草木の観察をしたりボートに乗ったりして夏を過ごしたという。
アダムさん日本のパパとママにひと言。
悪い言い方をすると…ミントさんなかなかアダムさん厳しいご意見を。
ああそうですね。
多分そういうふうにして自分が育てられてきたからだと思いますけど。
過保護であると。
う〜ん…。
どうしてみんなそんなにたけのこさんみたいにどんどん私やっちゃうっていう。
自由研究に関しては並んださまを想像しただけでこう…それ実際にお子さんが言ってるの?言ってないでしょ。
お母さんが勝手に思ってるんじゃん。
もう。
子どもはそんな思ってないって。
下手であってもこれ一生懸命10日間もかかって作ったんだよというの誇りに思って友達に自慢してるかも分かんないよ。
ほら〜!これを?って思って。
このどこが?って思うんですけど。
「どこが」ってお母さんひどすぎるわ。
本人にしてはものすごいよくできたと思って誇らしげに言ったんでここはやっぱりね私が出る幕ではないと思うんですけど。
たけのこさんは…過干渉になっちゃうとせっかく下手でもね自分はこんなに頑張ったんだって友達に自慢しようとするのがお母さん作っちゃって形だけ立派になってるか分かんないけれども何にも自慢もできないわけでしょ。
かわいそうじゃない。
そうしたら…工夫する時にお母さんに相談があればお母さんも相談に乗っていいよというのがサポートする事であってやっちゃったら意味がないのよ。
よっぽど暇なのね。
私も自由研究が夏休みに入ると今年は何にしたらいいのかなって。
例えばこれとこれとこれの中から一つ好きなものを選んで下さいっていう…夏休みの宿題と一緒に…ドリルとかそういうのは学習の定着をするために一日これぐらいやるといいですよとか自由研究に関しては発想力を高めるためのこういうものです。
分からなかったらこういうヒントを与えてあげて下さいみたいなものがあるとすごく入りやすいかもしれないですよね。
夏休み前の一枚のプリントみたいなのに…そうしたらやっぱり学校とそこ話し合って学校側からもそういうの出してもらえるといいよね。
そんなの毎年やってる事だから何でもないです。
負担ではないですから。
そうか。
(笑い)教育者を代表して。
お話を聞いていくと自由研究の方が少しママたちの頭を悩ませてるといった印象を受けるんですが。
トウガラシさんのお宅はちゃんと自由研究に向き合わせる工夫アイデアをお持ちだという事でご覧頂きたいと思います。
小学5年生の娘みおちゃんを連れふだんからさまざまな所へ出かけていくトウガラシさん。
自分から興味を持たなければ自由研究をする意味がない。
その興味に出会うチャンスやヒントを与えるのが親の役目。
そうトウガラシさんは考えている。
おかげでみおちゃんも好奇心いっぱいに育ったという。
ママのヒントをもとにテーマを見つけてきたみおちゃん。
あくまで自分自身の興味を大事にしつつ何とか形にしてきたのだという。
2年生の時は千葉ローカル線の旅。
苦労しながらも自分の力でやり遂げた。
3年生では子どもながらにアロマの研究。
学校でも褒められたとか。
しかし去年の夏休みにはこんな失敗が…。
自宅のベランダでトマトを育てているトウガラシさん。
一緒に育てて自由研究にしようと誘ったのだがみおちゃんはまるで興味なし。
天体観測やるからいい。
と断られた。
ところが…。
夏休みが終わりに近づいた頃突然…。
ママの撮ったトマトの写真ちょうだい!実は天体観測をさぼってしまったみおちゃん。
ママの観測記録をもらえないかと言いだしたのだ。
うぬぬぬぬ…!「自分の自由研究なのだから自分でやらなければ意味がない」。
そうトウガラシさんに言われてみおちゃんが作ったのがこちら。
もともと興味を持っていた天体研究に立ち戻りビーズとフェルトを使って太陽系の壁掛けを作ったのだ。
ここ。
これかな。
(トウガラシ)苦労もしてないしさ。
確実に自由研究自分のものにしてますね。
トウガラシさんはご自身が自由研究するのがお好きなんですって。
今日はご自宅からこんなものを持ってきて頂きました。
これは大人の字です。
こちらはみおちゃんではなくトウガラシさんが作った自由研究。
夏収穫後のトマトのプランターに新しく芽が出ていたのを発見。
そのまま育てて冬でも実がなるのか工夫した様子をまとめたのだそうです。
(トウガラシ)一応夏野菜だから夏の3倍〜4倍の時間をかけて大きくなって収穫までできたんですけど。
せっかく出来た自由研究更にこんな事まで。
これ何も言われてなかったんですけど学校に持っていって2週間ぐらい張って頂いて。
ええええっと…。
(笑い)これ楽しいですよ。
お母さんも学校のお勉強のサポーターになってくれているわけでしょ。
自由研究ってこうやってやっていけばいいんだよってモデルだもんある意味で。
そうですね。
面白いと思う。
僕も40年やってますけど初めて。
ああそうですか。
(拍手)みおちゃんさっき言ってたけどママと一緒に外歩いてるとドキドキするって言ってたでしょ。
ママと歩いてドキドキするってすばらしいですよね!僕の感覚で言うと。
こういうのを経験するのは40日の夏休みしかできないんですよ。
ゲームもまあ100%否定するわけではないけどもどんだけゲームがね創造性だとかいろんなの身につけさせられるよって言ったってそれは予定調和的に全部仕組まれてるんですよ。
だけど例えばさっきみおちゃんが引っ張ってましたけどもどういう草なのかも分かんなければ引っこ抜く時に転んでましたけれどもいろんな予想しない事があるわけ。
意外や根っこがびっしり張ってたりとかね。
思わぬ軽く抜けてしまったりとか。
そこが楽しいんです。
だから探検なんですよ。
うちはほんとゲームが好きなのでプログラミングとかも興味を持ちだしたので何かつなげられればいいと思うんですけどゲームとかって…。
例えばプログラミングやってロボットみたいな自動車みたいなのね動かしてぶつかりそうになる寸前で止まるような作品を作ってみるとか。
そんなのだったら立派な自由研究ですよ。
さあからすさんどうしましょう?どうしましょう。
お子さんの興味ある事必ずありますよね。
そうですね。
料理は結構一緒にプリンを作りたいとか言ってるんででもなま物だからこれは自由研究では持っていけない。
でもさっきみたいに作る工程を貼っていったりすれば結構自由研究に持っていけるんじゃないかなって。
工夫してみる。
今あのゲームの中で出るんですよおいしそうな料理の画面とかが。
そうすると「これはどうやって作るの?」ってちょっと興味が行き始めたので今年は料理あたりをちょっとやってみたいなって。
やっぱりその興味関心をね今応援してあげたいみたいな感じになっておられますけどそういうのは子どもにとってすごいうれしいわけ。
それで大人目線で言うとそれをゲームの世界だけではなくて本当の料理人さんの所ちょっと見せてもらいに行くとか。
何があるか分からない世界にちょっといざなってあげる。
そういうふうにすると本当に伸びていくんですよ。
自然だとか本当に物を作るリアリティーがある所へつなげていくと無限に広がっていくと思う。
そんなふうなねちょっとした工夫。
宿題ってやっぱりこなすとか何とかしのぐっていうのじゃもったいないという事ですね。
もったいないです。
…っていう気がねしますねからすさん。
はい。
(笑い)今年こそですよ。
はい。
「ウワサの保護者会」はこれからも子育てにまつわるさまざまなテーマでお送りします。
お楽しみに!みんなの知恵が集まるホームページも必見です!2015/07/30(木) 22:25〜22:50
NHKEテレ1大阪
ウワサの保護者会「親子を悩ます!?夏休みの宿題」[字]

イベント満載で楽しい夏。でも気にかかるのは「夏休みの宿題」。親子で四苦八苦したという経験を持つ人も多いのでは?番組では保護者としての関わり方について考えていく。

詳細情報
番組内容
夏休みも終わり間際になると、多くの家庭で繰り返されるという「夏休みの宿題」をめぐるバトル。なんとか仕上げようと親子で四苦八苦したというご家庭も多いのでは?でも、子どもの宿題に親はどこまで手を貸すべきなのか?子どものやる気を引き出すにはどうすれば?自由研究って何のためにあるの?などなど悩みはつきない。番組ではこうした保護者のリアルな悩みや疑問を出発点に、尾木ママとともに考えていく。
出演者
【出演】教育評論家、法政大学教授…尾木直樹,【司会】高山哲哉

ジャンル :
趣味/教育 – 教育問題
バラエティ – トークバラエティ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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