おはようございます。
7時になりました。
TPP・環太平洋パートナーシップ協定を巡る日米協議で、最大の焦点になっている主食用のコメについてです。
日本側が、輸入量の政府保証は行わないものの、一定程度増える新たな仕組みを導入し、アメリカ産の主食用のコメが国内で流通しやすいようにする考えを伝えたのに対し、アメリカ側も、一定の理解を示していることが分かりました。
ただ年間の輸入量で、意見の開きが残っていることから、最終的な調整が勧められています。
きょう3日目を迎えた、交渉参加12か国の閣僚会合。
各国は日本時間のあすの最終日を前に、きょうも午前中から全体会合などで協議を重ねることにしていて、大筋合意を目指す交渉は大詰めを迎えます。
交渉全体に影響を与える日米協議で最大の焦点になっている、主食用のコメの日本への輸入量を巡って、日本側が輸入量の政府保証は行わないものの、一定程度増える新たな仕組みを導入し、アメリカ産の主食用のコメが国内で流通しやすいようにする考えを伝えたのに対し、アメリカ側も一定の理解を示していることが分かりました。
ただ日本側が、輸入量を年間で7万トンから8万トン程度にしたい考えなのに対し、アメリカ側はさらに上積みを求め、まだ意見の開きが残っていることから、最終的な調整が進められています。
一方、これまでの交渉で、知的財産の分野で、模倣品や海賊版などの取締りを強化するため、商標を偽造したり、著作権を侵害したりした疑いのある商品が、TPP域内で輸出入されたり、国内で輸送されたりした場合、権利を侵害された企業などの申し立てがなくても、当事国の政府が差し止められるようにすることで、各国が合意する見通しになりました。
さらに東南アジアの新興国のサービス業に関する規制の緩和が進められることになりました。
このうちベトナムでは、外資系の小売り業者が現地に出店する際に、地元の経済への影響を審査する制度について、協定発効から5年後には、500平方メートル未満の小規模な店舗には適用しないことになったほか、マレーシアでは、コンビニへの外資の出資が30%まで認められるようになり、日本企業が進出しやすい環境が整う方向になりました。
では交渉はどこまで進んでいるのか、主なポイントを整理します。
日本とアメリカの2国間協議で、大きな焦点となっているのが、主食用のコメです。
アメリカは、TPPの輸入枠として、17万5000トン増やすよう求めているのに対し、日本政府は、7万トンから8万トン程度の輸入枠を新たに設けることで決着できないか、交渉を進めています。
また今もお伝えしましたが、日本側が輸入量の政府保証は行わないものの、一定程度増える新たな仕組みを導入する考えを伝え、アメリカ側も一定の理解を示していることが分かりました。
次に、日本が食肉にかけている関税です。
牛肉については、15年程度かけて38.5%から10%前後に、また豚肉は、10年以上かけて、価格の安い肉1キロ当たり、最大で482円を50円前後に、それぞれ引き下げる方向で調整が進んでいます。
そしてアメリカが日本から輸入する自動車にかけている関税を撤廃する時期。
交渉では20年以上とする方向で、最終調整が進められています。
自動車部品にかけている関税については、大半の部品については、関税を協定発効後、即時か、5年以内の短期間で撤廃する方向で、調整を進めています。
また12か国の全体交渉で難航しているのが、先端的なバイオ医薬品などの開発データを保護する期間です。
アメリカは12年間を求めていますが、新興国やオーストラリアなどは、5年以下を要求。
主張に大きな隔たりがあります。
ー現地で取材している岡崎記者に聞きます。
岡崎さん、難航している分野もあるようですが、交渉の雰囲気はどうでしょうか?
今回の閣僚会合は、大筋合意を目指すことで、各国が一致して始まりましたが、交渉のテーマは、いずれも事務レベルでは解決できなかった課題ばかりなだけに、政治決断に向けて閣僚たちの表情からは、緊張感がうかがえます。
これまでのところ、各国は、全体交渉をできるだけスムーズに運ぶため、利害関係のある国との2国間協議を優先して行っています。
甘利大臣はきのう、各国との2国間協議について、複数の国との間で、ほぼ収れんに向かっていると述べており、これまでの閣僚会合に比べると、協議が前進している雰囲気があります。
閣僚協議はあすまでですが、合意に向けた見通しはどうなっているでしょうか?
終盤には、難航分野が積み残されていますので、交渉は激しさを増す見通しです。
日本政府は、まずは交渉全体に影響を与える、日米協議の決着を急ぐことにしており、最大の焦点であるコメの扱いを巡って、両国が折り合えるかが、終盤のポイントの一つになります。
そして日米協議にメドがつけば、日本政府は大筋合意に向け、アメリカと足並みをそろえて、各国への働きかけを一層強めたい考えです。
日本政府には、最終日を迎えれば、各国が温存してきたカードを切り出すのではないかとして、交渉が一段と進む可能性に期待する声もあります。
ただ交渉担当者の一人が、私の取材に対し、前進している分野もあるものの、楽観できない状況だと漏らすなど、残された日程で大筋合意に至るのかは、依然として予断を許さない情勢で、交渉はいよいよ正念場を迎えつつあります。
礒崎総理大臣補佐官が、安全保障関連法案について法的安定性は関係ないなどと発言したことを巡り、参議院の特別委員会は、来月3日に礒崎氏を参考人招致することになりました。
与党側は、礒崎氏に発言の真意を丁寧に説明させることで、問題を収束させたいとしていますが、民主党などは法案の根幹を揺るがす発言だと厳しく追及し、攻勢を強める考えです。
今月26日の、礒崎総理大臣補佐官のこの発言。
法案を審議している参議院の特別委員会は、きのうの理事懇談会で、来月3日に礒崎氏を参考人として招致することで与野党が合意しました。
委員会では、礒崎氏が説明したあとに、民主党が各党を代表する形で15分間、質疑を行います。
与党側は、礒崎氏本人が発言を陳謝したうえで、法的安定性を否定したものではないなどと、真意を丁寧に説明することで、早期に問題を収束させ、法案審議への影響を最小限にとどめたい考えです。
これに対し、民主党などは礒崎氏の発言について、安全保障関連法案は、法的安定性は関係ないという考えを前提にしたものだと見られてもしかたがないなどと批判しており、委員会で、法案の根幹を揺るがす発言だと厳しく追及する方針です。
その上で、礒崎氏の説明を納得できないと判断すれば、引き続き礒崎氏の更迭を安倍総理大臣に迫り、攻勢を強める考えです。
内々定を出した企業が、他社への就職活動を終わらせるよう学生に強要する、いわゆるオワハラについてです。
文部科学省が調査したところ、およそ7割の大学や短大が、学生からの相談を受けていたことが分かりました。
来年春に卒業する学生の就職活動は、採用面接などが始まる時期が遅くなり、選考期間が短くなっています。
こうした中、内々定を出して他社への就職活動を終えるよう強要する、就職活動終われハラスメント・オワハラと呼ばれる行為が問題視されていて、文部科学省は、82の大学と短大、さらに3900人余りの学生を対象に調査しました。
その結果、今月1日の時点で、ハラスメントと感じる行為を受けたことがあると答えた学生は232人で、5月時点の75人からおよそ3倍に増えました。
また学生から、オワハラに関する相談を受けたと答えた大学と短大は、82校中56校と、7割近くに上りました。
具体的には、採用面接が解禁される8月1日に合わせて、合宿への参加を義務づけられたとか、入社承諾書を書くよう求められたといったケースがあったということです。
これを受けて、文部科学省と共に調査を行った、大学などで作る就職問題懇談会は、こうした行為の自粛を緊急に呼びかけました。
不登校や虐待などで、ほとんど学校に通えないまま、形式的に中学校を卒業する子どもたちは少なくないと見られています。
こうした子どもたちは、これまで、学び直しのため、いわゆる夜間中学への入学を希望しても認められませんでしたが、文部科学省は方針を転換し、入学を認めるよう、全国の教育委員会に通知しました。
東京都内の区立中学校にある夜間学級の教室です。
中学校を卒業できなかった70人余りが、都内や近隣の自治体から通っています。
この学校には、不登校だった女性から、字がうまく書けず、仕事が続かないため、学び直したいと電話があるなど、形式的に中学校を卒業した人からの問い合わせが頻繁にあるということです。
しかし、これまでは、こうした形式卒業者は断らざるをえませんでした。
夜間中学は、中学校を卒業していない場合に入学できるとされているからです。
こうした中、文部科学省は、不登校や虐待、無戸籍など、ほとんど学校に通えないまま、形式的に卒業した子どもたちの存在が明らかになってきたとして、方針を転換。
夜間中学への入学を可能にすることを決めました。
文部科学省はこの方針を2学期から適用するよう、きのう全国の教育委員会に通知しました。
ただ、夜間中学が設けられているのは、8つの都府県の31校にとどまっています。
今回の方針について、夜間中学の現場からは、今後、受け入れ体制を整える必要があるという声も上がっています。
中国・上海の株式市場では、中国政府などが株価の下支え策を続けているものの、不安定な値動きが続いていて、きのうも代表的な株価指数が、2%以上下落しました。
中国経済の減速傾向は、日本企業の中国ビジネスにも影を落としています。
中国・上海の株式市場では、当局の金融緩和などをきっかけに高騰していた株価が、バブルではないかという指摘も出る中、先月中旬以降、急落。
代表的な株価指数である総合指数が、今月8日までの3週間余りで、およそ32%下落しました。
中国政府などが、株価の下支え策を相次いで打ち出し、株価は一時持ち直しましたが、今週に入って、再び不安定な値動きが続いていて、きのうも総合指数は2%以上下落しました。
中国では、不動産市場の低迷などで、住宅向けの投資や、企業の設備投資が伸び悩んでいるほか、新車の販売台数も、先月、去年の同じ月と比べて、3か月連続で減少しました。
さらに内需の弱さを背景に、輸入も8か月連続で前の年の同じ月を下回っていて、経済の減速傾向が鮮明になっています。
こうした状況に、日本企業は、中国でのビジネスに警戒感を抱いています。
今月、上海に近い江蘇省蘇州で、日本の大手銀行が開いた、中国経済に関するセミナー。
現地の日系企業60社余りが参加しました。
銀行の担当者は、中国経済の現状について、金融機関の貸し出しに占める不良債権の割合が、このところ高まっていることなどを説明しました。
一方、参加した日系企業側からも、厳しい見方が相次ぎました。
日系企業の間では、中国経済の減速傾向による業績の悪化を懸念する声が、日増しに広がっています。
日本の上場企業の、ことし4月から先月までの第1四半期の決算発表が、きょうピークを迎えます。
全体としては、企業業績は好調が見込まれています。
しかし、中国で売り上げを伸ばしてきた企業の中には、中国経済の減速の影響で、売り上げや利益が減って、先行きが見通しにくくなっているというケースもあり、今後、どの程度影響が現れるか、注目されます。
次は、太陽光や風力、地熱など、再生可能エネルギーを使って、電力を自給しようという取り組みです。
こちらの地図は、全国の自治体が、地元で手に入る再生可能エネルギーを仮に最大限導入した場合、その地域で消費しているエネルギーをどこまで賄えるかを示しています。
環境省が先月、全国1700余りの市区町村ごとに、二酸化炭素の排出量を分析するなどして試算しました。
青色の自治体は、エネルギーが余り、外への販売も可能な地域。
緑色はエネルギーをほぼ自給できる地域です。
赤色で示した東京、大阪、名古屋などの大都市を除いて、全体の90%余りの自治体で、自給できる可能性があるとしています。
今、地元にある再生可能エネルギーで自給を目指す動きが各地で始まっています。
群馬県の北部、中之条町の山あいにある児童数36人の小学校です。
照明や冷房などの電力は、すべて町内の再生可能エネルギーで発電されています。
中之条町では、町内3か所の太陽光発電所で、およそ1700世帯分を発電しています。
その電力を販売しているのが、町役場の一角にある電力会社。
おととし、全国で初めて自治体みずから設立しました。
販売先は学校や町役場など、町内30の公共施設です。
この小学校の先月の電気料金は、7万2000円余り。
東京電力から買っていたときに比べて、10%ほど安くなりました。
なぜ発電コストが高い再生可能エネルギーの電力が安く賄えるのか。
ポイントは、全国の消費者や企業の負担です。
町が発電した電力は電力会社がコストを上回る高値で買い取ります。
この際、電力会社が赤字にならないよう、交付金が支払われます。
この交付金は再生可能エネルギーの普及のため、全国の消費者が支払う電気料金に上乗せすることで捻出されています。
その上で、町の電力会社は、みずからの利益を少なくすることで、東京電力よりもおよそ1割安く町に販売しているのです。
このため町にとっては、年間1000万円ほど電気料金の節約になります。
再生可能エネルギーによって、地域の電力を賄うこうした仕組み。
今後、農業用水を利用した小水力発電なども行い、町全体の自給自足を目指す考えです。
一方、再生可能エネルギーが乏しい大都市でも、自給を可能にする取り組みが始まっています。
こちらのビル、実は壁で太陽光発電を行っています。
環境省が実証実験を行っている、大手ゼネコンのビルです。
スペースが限られる都市部で発電量を増やすため、屋上だけでなく、北側を除くすべての壁面に、発電するフィルムが張られています。
少ない発電量に対応するため、徹底した省エネも行われています。
人が席にいるときにしか点灯しない照明。
さらに、人を感知して作動する冷房など、さまざまな工夫がなされています。
1年間の実験で、従来のビルに比べてエネルギーの消費量を75%削減。
都市部のビルで初めて、エネルギーの自給を達成しました。
専門家は、地元で手に入る再生可能エネルギーの活用は、今後、着実に広がると分析しています。
取材に当たった社会部の橋本記者です。
地元の資源を使って電気料金も節約できると聞くと、いいことずくめのように見えるんですが、こうした動きは広がるんでしょうか?
そう期待したいところではあるんですけれども、課題もあります。
今の時点では、発電コストが高い再生可能エネルギーの普及というのは、私たち全国の消費者が支払っている電気料金に上乗せをして、捻出されている交付金、この交付金によって支えられているんです。
中之条町のような取り組みが、今後、全国に広がっていきますと、この交付金も増えて、そして電気料金のさらなる値上げにつながるというおそれもあるんです。
こうした負担に、私たちの一般の世帯ですとか企業が、どこまで耐えられるのかということも課題になっています。
再生可能エネルギーへの期待と課題、どうバランスを取っていくかが重要ですね。
そう思います。
ただここで認識しておきたいのは、再生可能エネルギーは普及が進んだり、技術が進歩したりすれば、コストが下がるということが期待されているということなんです。
エネルギー自体は身近にあって豊富に手に入るものですので、将来は交付金なしで、事業が成り立つということも考えられています。
再生可能エネルギーを使った自給の動きはまだ始まったばかりです。
電気料金とどう折り合いをつけて、この動きが広がっていくのか、今後、注目したいと思います。
社会部の橋本記者でした。
さて朝の食事時に、ちょっと失礼します。
次は、子どもの便秘についてです。
実は最近、重い便秘に苦しむ子どもがとても多いんです。
一枚のレントゲン写真。
重い便秘に苦しむ6歳の女の子のおなかを写したものです。
この赤い部分。
実は全部、便なんです。
胃のすぐ近くにまでびっしりと詰まっています。
出口の部分は、骨盤の幅いっぱいに腸が膨らんで、缶ビール大の硬い塊になっています。
こうなると出すのがとても大変なんです。
子どもの排便の悩みに答える専門外来では、ここ数年、重症の便秘に苦しむ子どもが急増。
月に150人もの患者が訪れています。
痛い!痛いです。
深刻化する子どもの便秘の実態に迫ります。
横浜市の医療機関が、3500人余りの子どもに聞いた調査では、20%が便秘症を患っていて、52%が便秘の傾向にあることが分かっています。
実に7割の子どもたちが、悩みを抱えていることになるんです。
きっかけとなるのは、偏食や運動不足などさまざまですが、子どもはひとたび便秘になると、我慢を繰り返し、急速に重症化する特徴を持っています。
さいたま市内の病院を取材しました。
子どもの排便の専門外来を開いている中野美和子医師です。
便秘が重症化することによって、生活にも大きな影響を与えるケースを数多く見てきました。
この日、診察に訪れた、小学5年生の男の子。
便が腸内に収まりきらなくなり、本人の意思とは関係なく漏れてしまうようになりました。
男の子は、授業中に漏らしてしまうのではないかという不安から、不登校になってしまいました。
体ばかりでなく、心にも大きな傷を与えてしまう、子どもの便秘。
その背景には、子どもたちのゆとりのない生活があると、中野医師は考えています。
中野医師の下で治療を続ける患者にも、同じような状況から、便秘が悪化した子どもがいます。
ハルトくん5歳です。
便秘が進行したのは3年前。
母親がフルタイムで働き始め、保育園に行くようになったころから始まりました。
家で排便しなくなったハルトくん。
母親は、保育園でしているだろうと考えていました。
しかし、ハルトくんは保育園でも全くしていませんでした。
気付いたときには、便秘は重症化していたのです。
治療を続けて3年。
母親はハルトくんがゆとりを持って排便できる時間を作ることに努めました。
今では便秘も解消に向かっています。
増え続ける子どもの便秘を、どうしたら防げるのか。
埼玉県の小学校では、3年前から、意識を変えようと取り組んでいます。
子どもたちが歌っているのは、祝便体操。
排便に必要な筋肉を鍛えながら、便の大切さを学びます。
この学校では、体調不良を訴える子どもたちのほとんどが、便秘傾向にあることに気付き、この取り組みを始めました。
こうした授業を通して、子どもたちは排便を恥ずかしいことではないと考えるようになりました。
さらに子どもたちばかりでなく、親の意識を変えたのが、うんち日記です。
毎日の生活習慣と排便の様子を記録。
保護者からもコメントを求めることで、家庭でも関心を持ってもらうことがねらいです。
この日記に取り組んだ、3年生の細見研一君。
以前は数日間出なくても、余り気に留めず、両親に相談することもありませんでした。
日記をつけることで、毎日することを意識するようになった研一君。
出なかった日は、両親に伝えるようになりました。
この取り組みで、母親は初めて、研一君が便秘傾向にあることに気付きました。
食事にも気をつけるなど、家族で生活習慣を見直すきっかけになったといいます。
大人が子どもの体調の変化にいち早く気付き、便秘を防ぐ取り組み。
重症化を未然に防ぐために重要だと、中野医師は指摘しています。
子どもの便秘は、たかが便秘と考えられがちで、治療につながりにくいという現状があります。
子どもの便秘の診療ガイドラインには、詳しい対処方法や専門医のリストなどが掲載されています。
ホームページはこちらです。
ここまで子どもの便秘についてお伝えしました。
スポーツ、森アナウンサーです。
おはようございます。
けさはこちら、陸上短距離の高校2年生、サニブラウン選手です。
火曜日のこのコーナーでもご紹介しましたよね。
そうなんです。
先週、コロンビアで行われた世界ユース選手権で、100メートルと200メートルの2冠に輝いた、期待のアスリートです。
帰国から僅か8日。
全国高校総体の100メートルに出場しました。
注目のサニブラウン。
大会記録、10秒19の更新を目指しました。
準決勝では実力の違いを見せつけます。
ゴール前で力を抜きながら、10秒40で圧勝。
さあ、決勝が楽しみになりましたよ。
そして迎えた決勝。
スタートで出遅れてしまいます。
しかし、中盤から激しい追い上げ。
もう迫ってきてますよ。
ねえ、さあどうか。
あっ、これ、分からない。
ほぼ同時。
勝ったんでしょうか?
どうでしょう?
サニブラウンは100分の1秒差で2位。
大会記録の更新もなりませんでした。
いやぁ、惜しかったですよね。
本当ですね。
勝ちにいくと話していた200メートルは、先週の世界ユース選手権で、ボルト選手が持っていた大会記録、更新していますので、こちらも注目です。
以上、スポーツをお伝えしました。
次は、時代の流行とネットのトレンドに迫る、気になる@ライブです。
きょうは赤松アナウンサーです。
赤松さん。
けさは千葉市のQVCマリーンフィールドに来ています。
どこにいますか?
今週もネット上でさまざまなキーワード、話題になりました。
中でも注目したのが、こちら!売り子アイドルです。
私、このライトスタンドにいますが、球場に行くと、こうやってビールを売ってる方、いますよね。
その各球場、売り子さんたちが人気と、話題となっているんです。
例えば、ナゴヤ球場ではこちら、橋本すみれさん、大学3年生。
売り上げナンバー1です。
ドラゴンズファンが集まるライトスタンドで絶大な人気を誇ります。
そこで付いた名前が、ライトスタンドの首領。
そんな橋本さん、座右の銘は、常にマックス全力!ということです。
このような各球場の売り子さんたち、ネット上で話題になっています。
ネットの世界では、かわいい子ばかり、つい注目しちゃう、そして野球場の新たな楽しみ方、笑いなどと盛り上がっているんです。
そっちを見ちゃう。
そうした中、最近登場したのがこちら。
ビールいかがですか?
ありがとうございます。
阿部さーん。
和久田さん。
きょうもみんなで。
うー!ぐびぐび!マリーンズカンパイガールズ!おはようございます。
ぐびぐびって言いました。
彼女たちはこの球場の売り子さんたちで結成されたアイドルグループ、その名もマリーンズカンパイガールズです。
皆さん、今週の火曜日には歌手デビューも果たしました。
こうやって球場でイベントも行われたんです。
売り子さんからタレントになった方といえば、この、おのののかさんですよね。
おのののかさんに続けと、皆さんふだんはビールを売りながら、ライブ活動も行っています。
こうしたアイドル、ここ、千葉だけではありません。
広島のマツダスタジアムでは、売り子さんたちを中心に結成されたのが、カープガールズです。
先週の土曜日にデビューしました。
歌も出しています。
こうしたアイドルのデビュー、球場側が進めているんです。
理由としては、話題性、そして集客力のアップはもちろんなんですが、アイドルが生まれれば、選手やチームの成績に左右されず、さらに球場に来てもらえるようになるということなんです。
売り子になりたいという女性も増えているんです。
球場によっては、問い合わせが5倍に増えたところもあるんです。
とはいいましても、この仕事、結構大変なんです。
ちょっと手伝っていただいていいですか。
このビールだるが入った、このリュック。
わっ!15キロぐらいあるんですよね。
そうなんです。
15キロ。
これをしょってですよ、こうやって、階段をですね、動くわけです。
これね、ふらふらする。
結構大変です。
ビールいかがですかって、呼ばれると、ダッシュをするわけですよ。
結構大変な仕事です。
でも皆さん、やりがいもあります。
というのは実は、給料が歩合制なんです。
ですから、頑張れば頑張った分だけ、収入が増えるということなんですね。
そんな売り子さんたちのこと、もっともっとよく知ってもらおうと、福岡のヤフオクドームでは、これ、オフィシャルホームページです。
オフィシャルホームページで売り子さんたちの紹介を、今月から始めました。
1塁側で待ってますなど、どこに行けばいいか教えてもらえるんです。
このように、球場によっては売り子さんたち、9割が女性というところもあるんですが、伝説の売り子さんが、あっ!あんな所に!
えっ?
伝説の売り子さん。
その名は、ナゴヤドームの山本隆博さん39歳。
なんと売り子歴23年。
レジェンド売り子と呼ばれています。
そんな山本さん、この売り子アイドルが人気の現状について、寂しいなぁ…と話す一方、山本さんとしては、初心を忘れず、お客さんの声を大切にしながら頑張っていきたいと話していました。
いやー、きょうも暑くなりそうです。
皆さん、今夜は球場で。
レッツ!ぐびぐびー!
ビールいかがですか?
買っちゃいますね。
そうですね、ついね。
笑顔にも酔えますね。
そうかもしれません。
では続いて気象情報、平井さんです。
おはようございます。
きのう気象庁から発表されました1か月予報によりますと、8月の前半にかけて猛暑が続く見通しです。
ご注意ください。
それではきょうの予想最高気温です。
きょうもきのうと比べると、暑くなりそうです。
福島から九州にかけて、35度以上、猛烈な暑さと予想されています。
特に名古屋38度、埼玉の熊谷や高知も36度、山口や京都など、37度まで上がりそうです。
それでは、この先1週間の予想最高気温を見ますと、これから8月の初めにかけて、暑さが厳しい予想です。
35度以上を赤で示しますが、福島も35度以上が続きそうです。
特に来週の月曜日、福島で38度です。
東京もこのように、来週にかけて35度、猛暑日の日がある見通しです。
大阪や名古屋も来週火曜日まで35度、猛暑日となりそうです。
それでは雲の動きを見ましょう。
動かしますと、日本付近、高気圧の勢力が強いために、このように晴れて、気温が高くなって、猛烈な暑さとなる所がありそうですね。
気になるのは台風13号です。
動かして見ますと、この台風の予想進路、見ていきましょうね。
台風はこの高気圧の南側を進むように、このあと西へ西へ進みまして、3日、グアム島に近づくおそれが出てきました。
それではきょうの予想最高気温をお伝えしましょう。
きのうと同じか、きのうよりも2度から3度高くなりそうです。
特に関東から九州にかけては35度以上、猛暑日。
東京も35度の予想です。
きょうの天気です。
けさお伝えしているニュースです。
最大の焦点のコメで、最終調整が進められています。
TPP・環太平洋パートナーシップ協定を巡る日米協議で、最大の焦点になっている主食用のコメ。
日本側は、輸入量の政府保証は行わないものの、一定程度増える新たな仕組みを導入し、アメリカ産のコメが国内で流通しやすいようにする考えを伝えたのに対し、アメリカ側も一定の理解を示していることが分かりました。
ただ年間の輸入量で意見の開きが残っていることから、最終的な調整が進められています。
2015/07/31(金) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▼TPPの閣僚会合は大詰め。最新情報をハワイから▼“ご当地電力”全国の9割の自治体で自給可との試算。その可能性をリポート▼子どもの便秘が重症化。未然に防ぐには?
詳細情報
番組内容
▼上海株式市場の不安定な値動きが続き、中国経済減速があらわに。日本企業の中国ビジネスへの影響についてリポートします▼太陽光や風力など再生可能エネルギーで自給を目指す各地の動き。普及への課題とともにお伝えします▼重症化する便秘に苦しむ子どもが増化。その実態と予防のポイントをリポートします▼“ビールの売り子”今や野球観戦に欠かせない存在に。アイドル化する売り子たちの姿、スタジアムから中継でお伝えします
出演者
【キャスター】阿部渉,和久田麻由子,【スポーツキャスター】森花子
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース
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