11時になりました。
ニュースをお伝えします。
日銀は、10年前、量的金融緩和を続けていた当時の、金融政策決定会合の詳細な議事録を公表し、平成17年の4月、金融機関が経営破綻しても、保護する預金を限る、いわゆるペイオフが全面的に解禁されたことをきっかけに、金融政策を通常に戻す、いわゆる出口政策の議論が本格化したことが明らかになりました。
平成17年4月上旬に開かれた会合の議事録では、当時の福間年勝委員が、いわゆるペイオフが全面的に解禁されたことを受けて、金融システムの健全化が確認された今、金融政策の正常化に向けた第一歩を踏み出すことが重要だと発言し、市場に供給する資金の額を縮小すべきだと、初めて提案していました。
これに対し、当時の武藤敏郎副総裁が、量的緩和を実施した背景には、金融システム不安だけがあったわけではなく、最終目的はデフレ脱却のはずだと述べるなど、反対意見が相次ぎ、提案は否決されました。
しかし、その次の会合では、エコノミスト出身の水野温委員も、金融システムの安定的な状況が確保されているとして、量的緩和を縮小する福間委員の提案に賛成し、縮小を支持する考えが広がっていました。
日銀が量的緩和の解除を決めたのは、そのおよそ1年後の会合でしたが、10年前の議事録からは、ペイオフの全面解禁がきっかけになって、金融緩和からの出口政策の議論が本格化したことが分かります。
この議事録は、日銀のホームページで閲覧できます。
中央省庁で、政策の企画や立案を担うことになる、国家公務員の総合職の合格者がきょう発表され、1726人の合格者のうち、女性は395人で、これまでで最多だった昨年度に次ぐ、合格者数となりました。
各省庁では、この合格者の中から、面接などを行ったうえで、最終的な採用者を決めることにしています。
中国国防省は、来月20日から28日まで、日本海でロシア海軍と合同演習を行うと発表しました。
両国の軍事面での結び付きの強さをアピールするとともに、中国の海洋進出を警戒し、同盟関係を強化する日本やアメリカをけん制するねらいがあるものと見られます。
では全国の天気、雲の動きです。
日本列島は広い範囲で晴れています。
大陸から東へ延びてきた帯状の雲が、北海道にかかっています。
2015/07/31(金) 11:00〜11:05
NHK総合1・神戸
ニュース・気象情報[字]
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