なぜ僕がここにいるのか。
そこから話をしないとこの話は始まらないと思います
ある日こんな写真を見ました。
誰からも振り返られず消えていく風景がある。
そんな世界をカメラでおさめている男ジョンとSNSで知り合いになった。
ある日彼からメールが来た
このジョンの言葉に誘われて友人を誘い廃墟をスケッチする旅に出ました
そう遠くない未来に失われていく廃墟を探し求めて…
来たねニューヨーク。
来たね。
ジョン・Tからアメリカの廃墟を見せたいって言われて…。
ジョン・Tって誰?知り合い?いやまったく知らない会ったこともない。
そこで待ち合わせみたいな感じなのよ。
顔がわかんないんだよね。
あっメール来た。
(通知音)いや大丈夫じゃないでしょ。
来ないってこと?「nottogo」でしょ?来ないんでしょ。
来ないの?いや待ち合わせよ。
まぁそう言って来るっていうそういうパターンだな。
ホットドッグ本場。
意外と小ぶりだねこれ。
あっまた来た。
(通知音)えっ誰?ジョン?ジョン。
ちょっと意味がわからない。
爆発…なんすか?爆発って。
急に怖いんだけど…。
ジョン?ここに行けってこと?ビーコンステーション。
っていうのがあるの?ある。
これ…。
なんか入ってる。
何これ?大砲でしょ。
爆発…。
爆発大砲なるほど。
これ手がかり的なことなのかな?ことなのかね。
とりあえずここ行くしかないってことだよね俺らはね。
今んとこそうだよね。
でもこの近代的なニューヨークから廃墟って想像できなくない?そうね。
廃墟に…。
う〜ん基本的にはもう使われてないものだから命…見てみないとわからないね。
そうだよね。
アメリカっていう国自体が今何歳くらいだと思う?だから二百何年とかなの?人間で言うと何歳くらい?どうだろう…。
そんななる?なんないかな?俺はね。
30代?いや…。
そんな若い?だってイケイケじゃない?強気じゃん。
勢いがある分廃墟っていうのも同時に…。
新しいもの新しいもの発生しやすいのかな。
うんじゃないかな。
サイクルがあるから。
どんどん新しいのが出てくる分1個使わなくなるみたいな。
帽子…。
アメリカっぽくなってるよ。
帽子ねやっぱり帽子かなと思ってアメリカだったら。
アメリカだからね。
うん。
今日どうする?どうしようか。
漫画喫茶とか行く?漫画喫茶どっかあるのかな。
ありそうだよねニューヨークだったら。
牛丼屋あったよ。
こうして僕たちのジョンに導かれる旅は始まった。
何もかもが廃墟とは正反対のニューヨーク。
僕たちの旅はここから始まった
列だね。
こんなに並ぶもんなんだ。
自動券売機とかないんだね。
人がやってるんでしょう?うんアナログ。
これ本当に切符の列なの?切符買う列なの?これ。
うん。
大丈夫?36番線のやつに行くとビーコン駅に。
36番。
うん。
3637…こっちだね。
こっちか。
そんなアナウンスじゃないでしょう。
ビーコン駅。
10時に来たけども。
来たね。
ちゃんと電車来るね。
着く…そう時間どおりに。
これで下おりればいいの?明らかに怪しいでしょう。
開けて大丈夫なの?開けますか。
行けってこと?そういうことじゃない?駅前何にもないね地図とかないもんね。
あっここだほら。
BannermanIsland…あぁ。
Gallery…。
あっおじさんがいる。
いる?いるよおじさんが。
ハーイ。
ナイストゥミートユー。
ナイストゥミートユートゥー。
島!イエス…!バナーマンアイランド。
オッケー!イエス!連れてってくれる!そうそう…車で近くまで行ってそこから船に乗り換える。
この人がついてくるの?そうそう…だと思うよ。
大丈夫?大丈夫大丈夫。
なんでここで降ろされたの?気持いいからいいんじゃないの。
いいっちゃいいけどこれニューヨークなの?ニューヨークニューヨーク。
ニューヨークビルが一切ないね。
これいよいよ目的地ってことじゃない?そこに廃墟があるの?じゃない?この流れは。
ちょっとのってきたね。
むしろの使い方がなんか間違ってる。
志乃って…。
中尾彬さんだ。
じゃあ早く行こうよ。
早く廃墟行こうよ。
そこに行くと…。
なんだよあれは?呼んでます。
ハイ!ハイって…。
ハイで大丈夫?大丈夫。
出発。
出発ですか?すごいな。
すごいね。
いよいよついに。
いよいよ川…ハドソン川。
これ川なの?川…海みたいだけどね。
琵琶湖じゃないよこれは。
琵琶湖じゃない。
テンション上げていくね。
旅は…。
のってったほうがいいんだから。
のっかったもん勝ちだから。
祭りだから。
日常じゃないからね。
非日常だからね。
だいぶ近づいてきたよ。
あれだあれだ。
こっちから見るとねなんかのどかな素朴な感じだけどそんな武器のイメージは…。
あそこに…あっ。
お〜。
すごいなこれ。
すごい。
お〜見えてきた。
ほほ〜。
なんか廃墟だけど趣があるね。
これはガワだけが残ってるのかな?そうだね。
中はないっぽいもんね。
でかいね。
うん。
倉庫にしてはすごい装飾をしてるね。
そういうことだよ。
着いた?着いたね。
よし。
「バナーマンアイランド」ですかね。
うわ〜すごいなこれ。
すごいですね。
これどっち?え?静かだね。
ここからいきなり獣道的な感じになってるけれど。
うわ〜。
うお〜。
うわ〜。
うお〜。
はいはい…。
これ何階建て?5階くらいか。
武器倉庫とは思えないね本当に。
この中に武器があった。
でかい…このなかでいちばんでかい。
ほんとに趣が…。
アーチが…。
アーチ?あぁ…。
なんかほら渡り廊下みたいになってる。
ところどころほら壁が落ちてるじゃん。
中レンガってことなのかな。
ああ中レンガなんだ。
そうじゃん?頑丈に造ってる上から塗ってるのかなコンクリ…。
一回リノベーションしたんだろうね。
したんだ?どこかで?最初レンガで。
一回造って。
ちょっと今レンガはやってないからっていって。
おっ橋橋橋!橋?何だ?あれは。
あれが正解な形なのか何かがあったのかな?いやいやいやたぶん橋だなって思うじゃないですか。
うん。
じゃないんだこれ。
見張るとかさ。
はいはいはい。
みはるっていっても「ガンダム」に出てくる…。
ミハルではないよ。
ミハルではない。
見張ってたりさ。
えっじゃああの上に何かまだあった?かもしれないし2つの塔をつなげるブリッジ。
だから橋メインではなく。
渡り廊下だ。
そうか見張りかね。
まぁでもそういうことだね。
塔だ。
塔だね。
守ってるんだこの島自体を。
あそこだから陸でつながってるんだね。
ああそっか行き来できるように。
あそこね。
(笑い声)あれも含めてカリオストロの城…。
カリオストロ感が強いよね。
うわ〜。
うわ〜。
ちょっとこれ…すごいな。
なんかいいねこれ。
うん。
サイズ感もちょうどいいね。
ちょうどいいねこれ。
お孫さんと結婚した人が跡を継いで大切にお庭を造ってるんですね。
レジデンステラス。
ここがね。
ここは。
これ家だからね。
ねぇ。
2階建てでしょ。
そこ気にするね何階建てかって。
チャーミングだね。
ねチャーミング。
廃墟って思えないね。
思えないなぁ。
でも廃墟なんだよね使われてない。
中には入れないらしいからね。
あっほんと。
あそこにちょうど紋章みたい。
上がほら。
そうだそうだ。
ねぇ紋章っぽいよねあの形が。
そこにこう指輪を合わせると水出るやつでしょ?ルパン?カリオストロっぽいよねちょっとね。
ぽいよね。
宮崎駿先生の世界。
水出るでしょこれ。
これあれ?家の中の絵?なのかな?想像イメージ図なんじゃないかね。
いやいや…描いた人中見てるんじゃないの?そこまで見られないことじゃないでしょ?そう?なんかレストランっていっても。
もう全然全然…。
予約するよね。
予約するする…。
この景色もいいし。
景色がいいからねやっぱり。
これなんかすごいぞ。
旗の…バッテン。
バッテン…スコットランド。
故郷…スコットランドの方向だったりしない?これが?これがこの壁が。
この向きがね。
マンハッタンの位置もわかんないのに。
なんかわかるかな?ああ!こっち?ここがイギリス。
このへんだから…。
もうちょっとこっちだな。
こっち合わせじゃないの?このへんイギリス…イギリスじゃねえや。
こうだな。
なんでなんで寄せるの?だいたい。
合ってる…。
あっち向きじゃないからね。
あっちとかあっちではない。
もうこの範囲ほんとにこの範囲。
やっぱり故郷思ってるんだね。
こっち出てきたけれども。
だろうねやっぱりね。
新天地アメリカに…。
島買うほど出世して。
でもやっぱりふるさとに向けて。
気持がね。
そういうことか。
花に満ちてたんだね当時も。
ねぇ。
うん?なんか書いてある。
マーガレットバナーマン。
あっバナーマン。
ああマーガレットバナーマン。
バナーマンさんの。
お孫さんだ。
お孫さんだね。
子供のときに…。
来たよっていうことで名前を彫ったと。
そうだねそういうことだ。
バナーマンが亡くなったあともバナーマンの孫は来てマーガレットがね。
ねぇそうそう…。
そのマーガレットの孫もどうせっていうか来るでしょ。
そうだねどうせの使い方が…。
きっと来るでしょう。
きっと来てここやってくれるわけですよ。
だからなんかほんと寂しい感じしない。
しないんだよね。
廃墟なんだけど使われてないんだけど生きてるの。
花がねちゃんと生きてるから。
時間軸と気持が。
ねぇ。
うん。
いられる?ここいられるね。
気に入った?ここテーマに映像作るのね。
どこだ?印象に残ったところ。
俺それコンテで…絵コンテ描くからそれでスミ撮ってもらっていい?映像。
おおいいよ。
どこだろうな。
島だよっていう…わからせたいよね。
受け継がれてる…。
受け継がれたその思いと。
思いっていうね。
廃墟だけど生きてるっていう。
イメージわいてきた?ちょっとまだわかないな…。
まあこれは参考程度に。
いやいや忠実にお願いしますよ。
わかったわかった…。
イメージを膨らませてねここから。
イメージがなんか縮まるんだよね。
なんだろう?〜バナーマン。
だね。
俺ふざけないよ。
いやいや…。
そうだね。
そうだよね。
そうなるね。
あ〜結構メールたまってるわ。
メール?あっ!来てる。
ジョン?うん。
な…なんて?ここのホテルに今日泊まれってことじゃない?なに?ジョンは…。
ツアコンではない。
泊まるホテルまで…。
自由でいいでしょ?飯食い行こうよ飯。
飯?飯行こうよ。
ここ行かないで?だってホテルはいいでしょこっちで探せば。
ダメ?何食べるの?アメリカだから?アメリカだからね。
腹減ったもんな。
(英語)いやちょちょ…。
すっげえ笑ってるよ。
(通知音)あっまたメール来た。
問題あるってそれ。
怪しいでしょ。
いやでもなんかいい人っぽい…。
ダメだって。
知らない人についてっちゃダメだって。
行くの?いやはいじゃなくて行くの?知らない人に…知らない人についていっちゃダメって…。
2015/08/01(土) 00:52〜01:23
テレビ大阪1
廃墟の休日 爆発の生き残り[字]
国内外の美しい廃墟を舞台に、俳優とクリエイターが旅をする。実力派俳優のエチュードと、廃墟を巡るドキュメンタリーという二つの側面から、廃墟の魅力を映し出す。
詳細情報
番組内容
世界中の廃墟を知り尽くしている謎の男ジョン・Tから廃墟巡りの誘いを受け、友人のスミマサノリと共に米・ニューヨークにやって来た田辺誠一。しかし待ち合わせ場所にジョンはおらず、代わりに現れた謎の男性から受け取ったカードを元に、2人は目的地となる廃墟の探索を開始する。わずかなヒントを頼りに電車と船を乗り継ぎ、かつて武器商人が建てたという廃墟「バナーマン城」にたどり着く。
出演者
田辺誠一、スミマサノリ ほか
音楽
【エンディングテーマ】
コレサワ「シュシュ」(RECO RECORDS)
関連情報
【番組公式ホームページ】
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドキュメンタリー/教養 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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