プロでも難しいゴルフのパット。
こいつに挑戦だ!ギネスに挑戦します!プロのお手並み拝見。
(東尾)あ〜惜しい!40回打っても成功ならず。
そこで正確無比にパッティングするロボットとボールの軌道を完全に読みきるシミュレーターを開発!
(池田)どうでしょうか?でもカップを…今回はどうか?どうか?奇跡を起こせ!世界に誇る日本のものづくり。
道を究めし職人や技術者が己のワザで極限に挑む。
それが凄ワザだ!リーダーは日本が誇るパターの名工山田透。
山田のパターは世界中のゴルファー垂ぜんの的。
これは…うん?オバマ?何とオバマ大統領まで!オバマさんは山田さんのパターどうしても欲しいって向こうから言うてきたんですか?え?黙ってろ言われたんですか!そうそうそしたらテレビでどこもかしこもやってるし…。
究極の精度を求める挑戦。
山田はパターのヘッドにある秘策を施した。
一般的なパターは4度傾いている。
これをゼロにした。
狙いはこちら。
球は進行方向と同じ向きに順回転。
これで球筋の安定を目指す。
違いはご覧のとおり。
普通のパターでは逆回転。
跳ねた瞬間球筋がぶれかねないのだ。
パターを持たせる精密マシンも山田自ら設計する。
素材は丈夫なアルミ合金。
硬く頑丈にする事で寸分の狂いもないスイングを目指す。
工夫は台座にも。
精密加工に用いる特殊な回転台だ。
カップの直径は10.8cm。
今回の挑戦で許される誤差は僅か0.092度。
究極の微調整が求められる。
マシンの実力やいかに。
(山田)タッチ教えて下さい。
球筋が安定しない。
一体なぜだ!山田その弱点を探る。
頑丈さを重視するあまり重くなりすぎていた。
これでは駄目だ!早速山田が改良に取り組む。
ダイエット作戦だ!強度を保ちつつ可能なかぎり削る。
作業開始から10時間で重さを半減する事に成功!改良したマシンを試してみる。
・横幅で70。
揺れは見事に収まり球筋も安定。
これならいけるか?さあ次はどこへどう打つかだ!30mを越すライン。
読みきれるか?任されたのはこの男。
まずはグリーンの詳細なデータを取る。
用意したのは測量で使われる特殊な3次元スキャナー。
全周取ってくのがホントはいいですね。
・こちらの方がちょっと少ない情報になってます。
グリーンの細かな起伏までコンピューターで再現。
更に…。
風や湿度そして芝の生える向き。
ここまで考え…。
全ての影響を読みきるべく開発が進められた。
そしてついに超高精度なシミュレーターが完成!その実力やいかに。
まずは距離10mでテスト。
(中村)風が〜!風が…。
刻々と変わる自然。
現実世界は甘くはない!しかし諦めない。
直ちにデータを修正。
今度はいけるか?計算し尽くして見いだした完璧なライン。
凄ワザだ!やっと…。
さあいよいよ最長のパット33.5mに挑みます。
グリーンに凄ワザの持ち主たちが集結。
まずシミュレーションチームが風や湿度を分析。
理想のラインはどこだ?ボール取って!やる!むちゃくちゃ緊張してきましたね。
これ入ったらほんまに感動するやろな〜。
さあでは中村さん!風が良ければ旗を上げて頂きたいと思います。
風はどうだ?そうですねちょっと時間とともに少し強くなってきましたね。
入ってほしいな〜!う〜ん入ってほしい!あ旗上がりました!今打ち出されました。
さあ右フックというラインどうでしょうか。
でもカップの方向にいっています。
なだらかな下りですが少し左か…。
(山田)あと重さが…。
入らず。
夕暮れ時は気象の変化が大きい。
いつの間にか芝の湿り気が増し転がりにくくなっていた。
なるほどだからこの湿度ですか。
そうですね。
それちょっとねあの…。
泣きの一回。
新たなデータを入力し直す。
(山田)フォローの風だね。
上がりました。
今出ました。
先ほどよりスピードが少し速くなったように感じます。
さっきよりずっとまっすぐですね。
今下り坂を下ってカップの向かっています。
う〜んこれもまた左か。
でもカップにはかなり近づきました…あ〜。
無情にもカップインならず!いや残念でしたけど原因としては何なんすか?そうですねやっぱり時間とともに刻々と状況が変わっていくっていうのがやはり今ちょっとまだコンピューターじゃ追いつけないかなっていうところですね。
これここまで作ってもらってこれで終わるのはねあまりにもしのびないのでどうっすか?もう一回だけ。
じゃあうん…。
っていうかやらざるをえないし入れないと帰れないし…。
やりましょやりましょ!最後はパター職人山田の知識と経験で勝負。
40目盛りって事はえっと…60度で1だから…掛ける事の3分の2。
イコール0.66度右って事ですよね。
これは凄ワザですね今のね。
今の計算がちょっとよく分からなかったですね。
まあまあ簡単な事ですよ。
芝の状態を見ながらスイングの幅を変えていく。
ミリ単位の調整だ。
(山田)もう少し重くなってきたあと5mm。
うんオーケー。
・ロックします。
(山田)オーケーロック。
よし!
(山田)いっちゃうよ!ここで山田が動く。
(山田)遅い!5mmプラス。
オーケー。
はいそれではお願いします。
出ました。
さあスピードなどをまた変更してどうか…。
(山田)あそこから垂れるね。
あ…。
スピード最後までカップ…どうかどうかどうか。
どうだ?入った〜!入った〜!お〜!山田さん!すげえ!山田さん!すげえ!入りました!すげえ!やりました!すごい!33.5mカップインです。
最終的に…
(山田)40cmまで読んでくれてあとはゴルフがちゃんと上手じゃないとあと読みに出ないって事だったね。
あ〜良かった。
出ました。
さあスピードなどをまた変更してどうか…。
(山田)あそこから垂れるね。
あ…。
スピード最後までカップ…どうかどうかどうか。
どうだ?奇跡を成し遂げた挑戦者たちあっぱれ!2015/08/01(土) 03:55〜04:10
NHK総合1・神戸
凄(すご)ワザ!対決選「奇跡の瞬間!ロングパット世界記録に挑戦」[字]
ついに奇跡が!今回挑戦したのは半世紀も破られていない超ロングパット33.5mの世界記録。米大統領もとりこにした幻のパター職人と超精密シミュレーターのコラボで挑む
詳細情報
番組内容
超絶の技を持つ者たちが、かつてないものづくりに挑戦する「凄ワザ」。今回挑んだのは、帝王ジャック・ニクラウスが打ち立てて以来、半世紀も破られていないロングパット33.5mの世界記録。あらゆる自然現象を読み切る“超リアル・シミュレーター”で球の軌道を予測し、世界に名をはせるパター職人が開発した“超精密ロボット”で正確無比に実行。ホールインワンより難しいとされる不滅の世界記録は破れるのか?ついに奇跡が!
出演者
【司会】千原ジュニア,池田伸子,【語り】千葉繁
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – その他
バラエティ – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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