九州北部と近畿、それに北日本でもにわか雨や雷雨の所がありそうです。
(稲塚)戦後70年の今年かつて激しい地上戦が行われた沖縄で平和の尊さ命の大切さを伝えるコンサートが開かれました。
参加アーティストは今年平和をテーマにした曲を作った新ユニット…そして沖縄のメロディーが心を打つ「島唄」を作った…豪華な5組のアーティストが夢の共演。
スタートです。
(拍手)今年戦後70年を迎えました。
沖縄では激しい地上戦で多くの方が命を落としました。
その沖縄から平和そして命の大切さを今日はですね大変豪華なアーティストの方々の歌そしてパフォーマンスにのせてお届けしようとこういうステージなんでございますね。
今回はスペシャルMCをお呼びしています。
宮沢和史さんです!
(拍手)よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
(宮沢)よろしくお願いします宮沢です。
宮沢さんは沖縄にはしょっちゅうお見えになっていてそしてこの沖縄とても大切な所なんだそうですね。
そうですね「島唄」という歌を作った場所ですし25年近くになりますかここで歌い続けてきましたし僕にとっては第二のふるさとじゃないかなと思ってます。
(拍手)それでは最初のアーティストに登場して頂きましょう。
HYの皆さんです!どうぞ〜。
多くのヒット曲を生み出し日本中で愛される存在となった彼らは…僕のイメージとしてはそれぞれ個性がすごい強いでしょ。
曲を作る人もたくさんいるんだよね。
はいそうですね。
(宮沢)だからいろんな音楽何が出てくるか分からない工場っていうか工房っていうか玉手箱のような…そんな存在でしょうかね。
にぎやかですしね。
うれしいですね。
これからもますます楽しみという感じですよね。
HYの皆さんは幼い頃からおじいさんおばあさんにいろいろお話を聞いたりなさったんでしょうか?おばあが言ってた言葉があるんですけど命を…例えば捕まって捕虜になるぐらいだったら辱めを受けるから自分たちで自決して死になさいって言われてたんですけど自分たちだけは絶対生き残るっていう思いで生きたんだよっていう事を言ってたのでほんとに命が一番だなっていうふうに私も思いますね。
県民の皆さんの4人に1人ですか亡くなった計算になるってよく言われますけれども4人に3人の方は生き残ったんだけれどもだからといってとても幸せな人生を歩まれたかっていうと僕は必ずしもそうじゃなくて亡くなられた方よりももしかしたらつらい日々を送っているそんな方もいらっしゃるのかなって想像するんですよね。
だけども命がない事には悲しみも喜びもないじゃないですか。
だから命っていうのはほんと何よりも掛けがえのなく大事なんだなって事をしみじみ思いますね今年は。
HYが地元うるま市で開催しているスカイフェス。
子供たちが夢をつかむきっかけをつくりたい。
ふるさとの伝統芸能をもっと知ってほしい。
そんな思いを込めて市民と一緒に作るイベントです。
HYの音楽にはふるさと沖縄への感謝の気持ちがあふれています。
沖縄にはすばらしい言葉がありましてそれは…そのゆいまーるは…おじいおばあたちが一生懸命命を僕たちにバトンを渡してくれたから悲しみを乗り越えた上で生まれたこの優しさ。
そのゆいまーるの言葉をですね僕たちは音楽にかえてみんなに元気を届けていきたいと思います。
イーヤーサーサー!
(新里)子供たちのパワーです拍手をお願いします!
(拍手)
(新里)イーヤーサーサー!この沖縄で生まれてたくさんの沖縄から愛をもらいました。
皆さん一つにして太鼓のリズムに合わせて手拍子お願いします!イーヤーサーサー!
(拍手)ありがとうございました!続いて登場するアーティストはどなたでしょうか?はい続いては一青窈さんです!大きな拍手をどうぞ!こんにちは。
よろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
一青窈さんは沖縄がお好きでいらっしゃってしょっちゅう見えてるそうで。
そうなんです。
ダイビングのライセンスを取ったのもこちら沖縄です。
いろんな外国のも行ったんですけどやっぱり沖縄の海が一番だと…。
拍手!
(拍手)一青窈さん海外などでも平和をテーマに活動されてきたと。
なんか地雷除去の…。
そうですね。
地雷原にも行きましたカンボジアで。
実際に一青窈さんが…。
地雷除去をしましたね。
あのヘルメットかぶって…。
そうですそうです。
えっ!そういった事を始めようと思ったきっかけは何だったんですか?やっぱりこういう戦争とか平和を考えるイベントに出る時に自分が実際に目で見ないと言葉に力が入らないなと思ったのでなるべく行くようにしてます。
沖縄にもまだ不発弾がたくさん残っていてニュースでもお伝えするんですよ。
そうなんですね。
そういうのを聞くと完全に安心するにはまだまだ距離があるなっていう感じしますよね。
そうですね。
でもできる事から続けたいですね。
頭が下がるじゃありませんか皆さんほんとにね。
ありがとうございます。
(拍手)ところで今回私は一青窈さんにお会いするのほんとに楽しみだったんですけども名曲「ハナミズキ」が個人的に大好きで。
そうですか。
どんなお気持ちで歌ってらっしゃるんでしょう?あの…もちろんカラオケもそうなんですけども誰かがまた歌ってくれるっていうのがすごく…誰かの幸せを願う歌なのでそれを他の人の口から聞くっていうのはなんかすごく平和な気持ちになりますね。
(拍手)年間700万人もの観光客が訪れる沖縄。
70年前この島では激しい地上戦が繰り広げられ県民の4人に1人20万人を超える人々が命を落としました。
沖縄から平和への願いを伝えるコンサート。
宮沢和史さんは参加した思いを語りました。
歌を歌っている時っていうのはあらゆる感情がないっていうか言い方を変えると素直になれるんだと思うんですよね。
(取材者)なくなるんですか?ええ。
本来の自分自身にかえれるんだと思うんですよ。
そういう力が音楽にはあると思うんで。
沖縄の復興もやっぱり音楽を通して皆さんに笑顔が戻ってきたっていう事実があったってお聞きするんですけどそういう力が音楽にはありますよね。
それを信じたいです。
(拍手)
(拍手)沖縄は第二のふるさとという宮沢さん。
今力を入れているのが…三線職人の方が「宮沢さんあんたの『島唄』がヒットしてからだよ三線の材料を輸入するようになったのは」って言われて。
心苦しくてそれで3年ぐらい前から読谷村と一緒にくるち黒檀の木を植える活動をしまして。
ある人からこの活動の事で言われた事があって「もしねあんたがやろうとしてる事がうまくいったとしよう。
100年後にくるちが成長したとしよう。
という事はその間沖縄は戦争がなくて平和だったっていう事だろ。
それがいいよね」って言ってくれた人があって。
100年200年平和を祈って是非皆さん植えに来て頂きたいと思います。
よろしくお願いします。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
(拍手)続いてはKiroroの名曲「未来へ」。
音楽プロデューサー亀田誠治さんがアレンジしたスペシャルバージョンです。
(拍手)戦後70年の今年沖縄で一つの歌が誕生しました。
タイトルは「いのちのリレー」。
作ったのはKiroroとHYの仲宗根泉さん。
3人ともお母さんアーティストです。
ユニット名はさんご。
沖縄の美しい海の珊瑚と子供の出産後をかけて名付けられました。
曲作りの始まりは去年10月。
重い感じで社会的な歌みたいな感じでやられるのはちょっとあんまり嫌だなぁ…。
書けないまだ書いた事がない戦争の事も書いた事もないし…。
平和の歌をどう描くのか3人は悩みました。
そんな時に参考にしたのが沖縄の小学生が平和を学ぶ授業で書いた詩。
子供たちは素直な言葉で戦争の悲惨さに向き合っていました。
こうした言葉を取り入れ曲を作っていったのです。
この曲に弦楽器の音色を加え壮大な世界観を表現したのはヒットメーカー音楽プロデューサーの亀田誠治さん。
未来を担う子供たちの歌声が入ってこそこの作品は完成すると考えた3人。
ふるさとの子供たちのコーラスが加わって「いのちのリレー」は生まれたのです。
私たちは戦争も経験体験していない。
そして母親としてもまだちょっとしかたっていないのに何を言葉にして伝えていくというか受け継いでいくような事を皆さんに届けるような曲を書けるのだろうかっていう。
悩みましたね責任感大きくて。
(宮沢)亀田さんアレンジでいうとどんなところに気を付けられたんですか?そのね川崎小学校のみんなが書いてくれた詩とか作文の中に「黒い空赤い海」って言葉が出てきたんですよ。
それが今回歌詞の中にも取り入れられていて70年前を象徴する景色というか風景というか言葉だと思うんですけどほんとはもしかしたらモノクロのままにしておきたい景色なのかもしれないけどそこに音楽でいろんな楽器で色彩を色をつけていければいいかなとそういうイメージで作ってきました。
(宮沢)歌詞の中に僕が印象的だったんですけど「巡り巡って生まれる命」っていう。
ほんとにちょっとしたフレーズなのかもしれないけどものすごく大きな言葉だなと思って。
やっぱり僕らは生まれてきたのがなんか当たり前のようなふうに思うけどそうじゃなくってちょっと何かがずれていただけでも今日は皆さんにお会いできなかったと思うしこの歌も生まれてなかったかもしれないし相当奇跡的に僕らはこうやって生きているんだなっていうのをこの歌からまた更に教えられた気がします。
今日はお三方どんなメッセージを込めてこれから歌って下さいますか?受け継いできた命そして私たちがまた受け継ぐ命今生きている幸せそして平和をこれからの未来に残していく責任もあると思います。
母親としてでも今日はですね愛をもって伝えられたらなと思いますね。
・「ララララ…」・「ララララ…」
(拍手)2015/08/01(土) 15:05〜15:50
NHK総合1・神戸
戦後70年 おきなわ PEACE LIVE[字]
沖縄戦から70年。NHK沖縄放送局では、「おきなわ PEACE LIVE」を開催。HY、Kiroro、一青窈、宮沢和史、さんごの5組が平和を願い歌を披露した。
詳細情報
番組内容
沖縄戦から70年。NHK沖縄放送局では、沖縄市民会館で人気アーティストが共演する「おきなわPEACE LIVE」を開催。HY、Kiroro、一青窈、宮沢和史、さんごの5組が平和を願い歌を披露した。沖縄放送局戦後70年テーマソング「いのちのリレー」を制作したさんごの3人のステージでは、アレンジを担当した音楽プロデューサーの亀田誠治さんのバンドや沖縄の子どもたちのコーラスも加わり、壮大に歌が披露された
出演者
【出演】HY,Kiroro,一青窈,宮沢和史,さんご,【司会】稲塚貴一,澤田彩香
ジャンル :
音楽 – ライブ・コンサート
音楽 – 国内ロック・ポップス
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サンプリングレート : 48kHz
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