ルソンの壺・選〜7月号〜「アジアの悩み 解決ビジネス」 2015.08.01


(増田)ベトナムにやって来ました!ロケ車ゴー!ロケ車ゴー!年6%と安定した経済成長を続けるベトナム。
人々の食生活も豊かになり街にはあまーい食べ物があふれます。
そんなベトナムで人々を悩ませているのが…歯を守る意識が低いまま食の多様化が進み虫歯になる人が増えているのです。
この問題に関西の企業が立ち上がりました。
歯ブラシを無料で配り歯を磨く習慣をつける事で虫歯を減らそうとしています。
でもこうした社会の課題を解決する事がどのようにビジネスにつながるのでしょうか?今回は目覚ましい発展を遂げる東南アジア諸国でその国の社会問題にビジネスチャンスを見つけた企業を特集!都市化が進み街のあちこちに水たまりが出来たマレーシアでは蚊が大量発生!蚊を媒介としたデング熱感染者は去年1年間で10万人を超えました。
関西の企業がデング熱を防ぐために開発した意外なものとは?フィリピンで問題になっているのは働く人の3割を占める農家の貧困。
収入を増やすために考え出した秘策は…?今日の「ルソンの壺」アジアの社会問題を解決する関西の知恵教えま〜す!「ルソンの壺7月号」です。
今回は東南アジアの経済成長について。
この番組でも度々取り上げてる話題ではあるんですけどちょっと何か切り口が…。
違いますねやっぱり。
何て言うたらいいんかな?社会的な問題の方に寄ってますね。
華々しいイメージがあるんだけどね今の東南アジアっていうとね。
うん。
実はそこに何かギクシャクしたとこというか凸凹が生じてるっていう事ですね。
それを今日は見ていきたいと思います。
今月の壺ナビゲーターはますだおかだの増田さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
という事で今回番組が訪ねたアジアの国はこちらでございます。
それぞれ経済成長が著しい国々なんですけれどもこの勢いによってねやっぱ綻びが出てきてるんですよ。
そうでしょうね。
分かります分かります。
やっぱり現場では勢いは感じました?勢い感じましたね。
すごい何かね…バイクの数が多かった。
今冒頭すごかったですよね。
という事で今月のテーマはこちらです。
わあ〜すごい。
まだまだ貧困問題とかねあと環境変化によるその健康被害などまあいろんな問題があるんですけれどもそれを解決する形でビジネスにつなげている企業が関西の企業行ってるんですよ。
へえ〜。
どういう取り組みをしているのかっていうのを今回見ていくんですけれども。
最初はどの国から?最初の国はですねマレーシアでございます。
マレーシアといいましたらね最近問題になってるデング熱。
あっ!ああ〜。
日本でも話題になりましたね。
蚊を媒介して広がってるんですけれどもそのデング熱を感染予防これに取り組む関西の企業の取り組みを見てきました。
どうぞ。
マレーシアの首都クアラルンプール。
郊外にあるペンキの専門店です。
家庭用のペンキがずらりと並んでいます。
マレーシアでは年に1度自宅の壁を塗り替えるのが習慣なんですって。
一般のペンキより15%ほど割高ですが最近よく売れているペンキがあるそうです。
このペンキなんと蚊が寄り付かなくなる効果があるというんです。
開発したのは大阪の塗料メーカー。
マレーシアの大学と共同研究し1年前に実用化にこぎ着けました。
このペンキには蚊が嫌がる成分が含まれています。
蚊は飛んでいるよりも壁や天井に止まっている時間の方が長いんです。
そのため塗るだけで蚊が家の中に寄り付かなくなったり動きが鈍くなったりするといいます。
効果の程をマレーシア政府の研究所で実験してもらいました。
容器に蚊を入れて様子を見る事15分。
左が何も塗っていない壁。
右がこのペンキを塗った壁です。
何も塗っていない壁には蚊が止まっています。
一方ペンキを塗った壁では上に逃げている蚊や気絶したように動かない蚊もいます。
マレーシアでは去年感染者が急増し10万人を超えました。
死者の数は210人に上り国民に不安が広がっています。
マレーシア政府はデング熱の感染に危機感を募らせ対策を急いでいます。
マレーシアでなぜデング熱の感染が急増しているのでしょうか?背景の一つとして指摘されているのが…ビルの建設が続く一方で下水などのインフラ整備が追いつかず蚊が大量に発生。
感染拡大につながったと見られています。
ペンキを開発した大阪の塗料メーカーの子会社です。
実はこのペンキ発売した当初は効果を信じてもらえずなかなか売れませんでした。
上野山さんどうやってこのペンキを売ったんですか?マレーシアでは多くの塗料メーカーがあり安売り競争が激しくなっています。
しかし上野山さんは安易に安売りをせずデング熱の感染予防に効果があると粘り強く客に訴える事にしたのです。
まず取り組んだのは販売スタッフの意識改革です。
商品の持っている強みを前面に押し出すよう徹底しました。
上野山さんの教育を受けた社員が営業に向かいます。
このメーカーでは直営店を持っていないため一軒一軒店を回って商品を置いてもらわなければなりません。
商談ではマレーシアの人の命を守るためには欠かせない商品だと売り込みました。
更にマレーシアの公的機関からお墨付きを得る事にしました。
NGOが運営する病院です。
クチコミでのPRをねらって壁を無料で塗り替える事を申し出ました。
マレーシアでは網戸が普及していません。
この病院も網戸がなく患者が蚊に刺される不安を抱えていました。
蚊を追い払うために毎朝強力なスプレーをまいていましたがペンキを塗ってからは使う必要がなくなったといいます。
こうした戦略が実を結びペンキを使う一般家庭が一気に増えました。
発売からおよそ1年。
売り上げは通常の新製品の5倍以上に上りメーカーはアジア各国に販売しようとしています。
でも病院で効果があったら説得力確かにありますよね。
ありますよね。
そこにいろんな人も来るしやっぱりその病院の職員さんたちが実感としてそれをちょっとでも語って頂いたらやっぱりある意味信頼されるというかね。
スプレーを使わなくなったっておっしゃってましたもんね。
意識が変わるっていう事って意外に難しいっていう事なんでしょうね。
そうなんです。
意識づけいうのも結構大変ですけどそういう部分でこの会社が行いましたその意識の塗り替え。
改めて見ていきますとこちらです。
まず売る側の方ですね。
はいこちら。
まあもうけのためではなくて国を守るためにペンキを売ると。
そういう使命感を売る側にくすぐりを入れる。
ほんでお客さんの方ですね。
消費者の方にはこちらですね。
ペンキいうたらまあ言うたら生活用品。
まあ道具ですよね。
そういうのではなくて自分の命を守ってもらうものなんだという。
これ考えたらものすごい大きな意識の転換ですよね。
これがスムーズにいったらね効率よく売れる訳ですよ。
浸透さえすれば。
そうか。
そうか。
ぐんと広がるんじゃないかともいわれてるんですけれどもね。
現段階ではそのメーカーさんの営業担当の方の言うたらもう熱意。
それが大事になってくる。
知識とね。
現地の営業の皆さんの人数分意識を皆さん持ってもらうという事ですから大変な事ではありますよね。
まあ社会問題ですからね。
もう世界的な社会問題になってる訳ですからね。
その可能性を言うたらマレーシアから発信できたら何かあった時にこのペンキが世界に広まるいつでもスタンバイできてるよっていうのは世界の人にとっても安心なものになる訳ですから大事にしたい部分ではありますよね。
ステップアップの舞台になるかもしれないですねマレーシアという国が。
では続いての会社増田さんどちらに行かれたんでしょうか?今回は私も行ってきました。
ベトナムでございます。
まあベトナム言うたら経済発展もすごいんですけれどもそんな中食生活が豊かになった事によってある社会問題が起きてるんですけれどもそれに取り組んでる日本の企業見てきました。
ご覧下さい。
ベトナム最大の経済都市ホーチミンから車で1時間。
大阪の歯ブラシメーカーの生産工場です。
13年前安い人件費を求めてベトナムに工場を移しました。
来ましたオカムラさん。
こんにちは。
こんにちは。
よろしくお願いします。
ますだおかだの増田と申します。
オカムラの岡村謙太朗と申します。
よろしくお願いします。
お願い致します。
ですね。
失礼します。
あっすばらしい!いえいえ。
来ましたね。
あっこちらが商品で。
そうです。
はい。
へえ〜。
製造しているのは世界30か国で販売されている歯ブラシです。
この歯ブラシはヨーロッパ向け。
歯こうを取り除く効果が高いと人気です。
こちらは奥歯の側面が磨きやすいように設計されています。
いずれも欧米の大手歯ブラシメーカーに商品を供給するOEMです。
108年前に大阪で歯ブラシの製造を始めたこの会社。
今売り上げの75%は海外向けです。
大手から生産を受注する下請けメーカーとして成長してきました。
しかしここ数年海外メーカーとの競争が激しくなり受注を奪われるケースが相次いでいます。
そこで5年前会社の方針を大きく転換。
自社ブランドの製品を販売し下請けメーカーからの脱却を目指す事にしました。
まず取り組んだのがベトナムの市場調査です。
経済発展が続くベトナムでは食事の洋食化が進み甘いモノの消費量は10年間で1.5倍に増えました。
しかし歯磨きの習慣が広がらず虫歯になる人が急増したと指摘されています。
この患者は虫歯が原因で次々に歯を失いました。
ベトナムではこうした症状に悩む人が少なくないといいます。
歯磨きの習慣が経済発展のスピードに追いつかないため生まれた社会問題。
この会社はそこに着目しベトナムの市場に打って出たのです。
それではこちらの会社のツボ教えて下さい。
お願いします。
未来のユーザーそれは…なんとこの層ベトナムの人口9,000万のうち35%を占めています。
今会社が力を入れているのが…月に4回学校や孤児院を回り無料で歯磨き講習会を開いています。
この日訪れたのは郊外にある孤児院です。
歯磨き講習が行われる孤児院でございます。
こんにちは!こんにちは!イエ〜イ!イエ〜イ!イエ〜イ!イエ〜イ!歯がちょっと…。
イ〜ッてやってみイ〜ッ。
あっ!これはまずいな。
しっかり講習受けんと。
イエ〜イ!参加した子どもたち一人一人に自社ブランドの歯ブラシを無料で配ります。
講師を務めるのはこの会社のスタッフです。
正しい歯の磨き方を教え歯磨きを習慣づける事の大切さを説明します。
そうですね。
一緒に。
ねえ。
会社が5年間に提供した歯ブラシは既に3万本を超えています。
定期的に学校や孤児院などを回りブランドへの親しみを持ってもらう事で将来のユーザーになってもらおうとしています。
ベトナムの人に合った歯ブラシの開発にも乗り出しています。
シンチャオ。
シンチャオ。
ホーチミン市内に住むラップさんです。
毎日朝と夜2回の歯磨きを欠かさないといいます。
ところが歯磨きのかいもなく奥歯に虫歯が見つかりました。
ラップさんが使っていたのは…歯医者からは歯ブラシが大きすぎて奥歯に磨き残しが出来ていると指摘されました。
こうした事例を基に作られたのがこの歯ブラシです。
ホーチミン市郊外にあるドラッグストアです。
売り場にはこの会社の歯ブラシが並んでいました。
欧米のブランドに比べてヘッドがおよそ2ミリ小さくなっています。
この僅かな違いが歯磨きの精度を高めるといいます。
自社ブランドの開発に乗り出して5年。
ベトナムでの売り上げは2倍に伸びました。
経済成長が虫歯の増加に影響する…。
そうやね。
というのは意外じゃないですか?食べるものが違ってくるからっていう事でしょうね。
習慣の変化が追いつかないという事なんですよね。
まあ貧富の差もあってね貧しい家ではなかなか歯ブラシも買うのも難しいっていうところもあるんで。
最初は工場をベトナムに造って生産だけのために行ったんですけどこうやって講習とかを通してやってるうちに自社ブランドの歯ブラシを出そうっていう形になって。
初めはそこで生産したものをまた欧米とか日本とかで売ろうというそういう事だったんですね。
最初は工場のみやったんです。
はあ〜。
生産の場から市場として見るようになったっていう事なんですよね。
実際にもうけの方もね言うたら下請けで作るのと自社ブランドで売るのでは利益もやっぱり倍ぐらい違うんですって。
はあ〜なるほど。
そうか。
だから東南アジアでは自分たちはブランド化していくと。
それ全然発想が転換されますよね。
つまりは歯磨き人口を増やそうという。
自分とこ買ってくれるかどうか分からんけどとりあえず歯磨きして下さる方を増やそうという。
あ〜すごいね。
どこかでそこは発想の転換があったという事なんですね。
その教えてもらった子どもたちが大きくなりますよね。
大きくなって歯ブラシを買う時にやっぱり同じような歯ブラシを同じ歯ブラシを買おうとする訳です。
そういう話を聞いてそれやったら自社ブランドしっかり作ろうっていう発想にもなったっていうのもおっしゃってましたけどね。
歯磨きって習慣ですもんね。
習慣って変えにくい。
でもいっぺん変えたら今度は持続するみたいなとこありますよね。
その習慣を覚え始めた時のファーストインプレッションというか初めて覚えた歯ブラシをもしかしたら習慣だとしたら長ければ生涯にわたって同じものを使いたいと思うかもしれないですものね。
だからしっかり磨いて虫歯になるのをみんなでやめよう止めようっていう意識づけのとこから始まってる訳なんですけどね。
さあでは次の会社にいく前にですねこちらの言葉今注目の言葉ご覧頂きましょう。
これベースオブピラミッドの略でピラミッドの底という意味ですね。
収入の多い少ないで見た時に年間所得が3,000ドル以下。
レートにもよるんですが現在で言うと40万円に満たないという貧困層を示す言葉なんです。
全世界でおよそ40億人。
市場規模が500兆円ともいわれていてビジネスの世界ではこのBOPという層が注目されているんです。
そうなんだ。
で次見る会社というのが増田さんこのまさにBOPと共にビジネスをしようという会社。
そうですね。
言うたら貧しい人たちの役に立ちながらビジネスとしても成功持続させていこうという取り組みなんですね。
ご覧下さい。
百貨店の一角に設けられたこちらの特設コーナー。
並んでいるのは今人気上昇中のココナッツオイルを使った商品です。
せっけんやリップクリームなど8種類が売られています。
美容やアンチエイジングなどの効果が期待できるという研究もあり若い人からお年寄りまで幅広い世代の人気を集めています。
この商品実は全てフィリピンから輸入されたものなんです。
人口1億を超えるフィリピン。
経済成長率はここ数年5%を超えています。
農林水産業が盛んで中でもココナッツは加工されて海外にも輸出されます。
世界第2位の生産量を誇る重要な作物です。
ココナッツが栽培されている農村です。
就業人口の3割がこうした農村部で働いています。
ココナッツは一年中収穫する事ができます。
しかし出来た果実を売るだけでは年収は5万円から8万円程度。
なかなか豊かになる事はできません。
この課題をビジネスで解決しようとしているのが大阪にあるココナッツ製品の輸入会社です。
はいありがとうございます。
ご注文でございますか?従業員は19人。
今年度は10億円の売り上げを見込んでいます。
この会社を11年前に立ち上げた社長の水井裕さんです。
学生時代環境問題を学ぶためフィリピンに留学。
そこで目にしたのが地方と都市とで広がる経済格差でした。
船と車を乗り継いで7時間。
水井さんが向かったのは首都マニラから遠く離れた農村地帯です。
1,900人余りが暮らす村に到着しました。
ハイロッキー!水井さんは3年前この村の農家の収入を増やすプロジェクトを立ち上げました。
ココナッツを加工してこの村ならではの商品を作るというものです。
ココナッツから多くの収入を得るツボを教えてもらいました。
市場では一つ30円で買えるココナッツ。
一体どうしたら金の果実になるんでしょう?取り組んだのは新鮮なココナッツオイルを作る事です。
一般的なココナッツオイルは生産を効率的に行うため実を乾燥させてから工場に運びます。
しかしその分鮮度が落ちます。
一方農村では収穫したばかりの実を使ってその場で作ります。
少量ですが新鮮なオイルを作る事ができるといいます。
削り取ったココナッツの果実を搾るとココナッツオイルを含む液体が採れます。
これを3日間40度の部屋に置いておくとココナッツオイルとそれ以外の液体に分離します。
一番上に浮いた部分をオイルと混ざらないように丁寧にすくい取って取り除きます。
大規模な設備がないため時間と人手がかかります。
水井さんはここで一工夫しました。
熱を加えずに水を蒸発させる事ができる機械を30万円かけて導入したのです。
水分を除去すれば出来上がった時の品質を長い間保つ事ができます。
村の人の手間と時間をかける事で新鮮なココナッツオイルが出来上がります。
村全体で年間1,700万円を稼ぐ事ができるようになりました。
一軒当たりの年収はおよそ2倍。
12万円に増えたといいます。
収入が増え農家の生活も変わりました。
こちらの男性は妻と子どもと3人で暮らしています。
これまでの収入は月におよそ5,000円。
食べ物を買うお金がなく米びつが空になる事もありました。
しかし今では食卓に必ずおかずが並びます。
こちらの家庭は4人暮らし。
学校で使う教材を買えませんでしたが収入が増えた事でそろえる事ができました。
水井さんの活動に協力してくれる人も出てきています。
ハイ!ハイ!ハウアーユー?マニラで化粧品の卸・製造会社を経営しているイラ・クルスさんです。
この工場で作っているのはココナッツオイルを配合したリップクリーム。
日本に輸出され少しずつ売り上げを伸ばしています。
使っているのは水井さんが村の人と一緒に作ったココナッツオイルです。
こうして商品を開発する事が村のオイルの売り上げアップにつながります。
金の果実という意味。
本当やね。
あんなにまだ貧困の場所があるっていうのは改めてちょっと衝撃も受けますよね。
この実態そのものに。
でもねそういう貧しい農家の方の年収が2倍になってるという部分ではすごい事をされてると思うんですけれどもね。
食べられるようになるってすごい事やもんね言ったら。
おかずが増えるというのね。
またあの会社が最近始めた産業がありましてこちらなんですよ。
ヤシの木を使った食器の販売なんですけれども2年前にフィリピンの中部の方の台風でココナッツ農家さんのヤシの木がすごい倒壊なって。
あっありました。
はい。
それをなんとか商品にできへんかという事で水井さんが考え出した新しい産業なんですけれども。
そういう木を無駄にしないために。
あっ何かねいい意味でどしっとしてる。
きめが細かいんかな?密度があるっていう感じで。
だからこれも言うたら水井さんが自ら現地に回ってその台風の被害を見た上で作る方への説明方法なんかもちゃんと考えて伝えていかないといけないっていう部分ではすごい苦労されてると思うんです。
ココナッツオイルもこれも。
ココナッツオイルとは全然違う産業だからまたそこを一から立て直したという事ですよね。
こちらの会社も大変でも苦労されてるんですよ。
その道のりを見て頂きたいんですけれどもこちら。
売上高の推移なんですけれども今年度なんと10億いく見込みなんですが過去10年間どんな感じで推移したかといいますと…。
ええ〜!最初の3年間は社長さんもねまだアルバイトしながらやられてたそうです。
やっぱりそういういろんなちっちゃな努力が実った浸透したいうのもあるんじゃないですかね。
では増田さん今日はアジアの3か国のお話見てまいりましたが増田さんが感じた「増田のツボ」教えて下さい。
「私のツボ」はこちらです。
最初は「あ〜かわいそうやな」とか「これもうちょっとこうしたらええのに」って思うところに目つけて何かしてあげようって思った事が結果的に自分たちの利益ビジネスにつながってるという。
言うたらビジネスの基本なんかも分かんないんですけれども海外というね距離を超えて頑張ってる事が伝えてきた習慣が商売になって現地の人も助かってるという。
なんとかしてあげたいっていう情の部分が続けていくと利益となって返ってきたという事ですよね。
新しいか古いか分からへんけども新しい概念のようで江戸時代からずっと続いてる企業とかね大概社訓にこういう事書いてますよね実は。
何か日本の企業が東南アジアの国を巻き込んで商売ってなった時にやっぱりどうしても工場置いてそこで作ってそれをこっちに持ってくるとか輸出するっていうパターンをよく聞きますけど今回はどっちかいうたら違うなっていうね。
だから日本企業も言ったら大きな意味ではやっぱり彼らにいろんな事気付いてもらうって事は自分たちも日々変わっていかなあかんっていう運命でもありますよね。
やっぱり現地の人たちのために尽くしていくと何か大きなものが生まれる。
そこに鉱脈があるぞと何か思える…何かそういう文化がこの国にはあるなと改めて思いました。
2015/08/01(土) 17:20〜18:00
NHK総合1・神戸
ルソンの壺・選〜7月号〜「アジアの悩み 解決ビジネス」[字]

経済成長著しいアジアの各国ですが、その裏側で様々な社会問題が生まれています。そんな現地の課題を解決することで、共に成長しようとする関西企業のツボを紹介します。

詳細情報
番組内容
「ルソンの壺」7月号のテーマはアジアの社会問題を救う関西の知恵です。人口減少で市場が収縮する一方の日本とは対象的に、経済成長の著しいアジアの各国。ところが、そんな経済の急激な発展の裏側で様々な社会問題が生まれています。食生活の多様化で急増する虫歯や、ビルの建設ラッシュで大発生したある生き物など。そんな現地の社会課題を解決することで、共に成長しようとする関西企業のツボを紹介します。
出演者
【出演】名越康文,増田英彦,田代杏子,岡村謙太朗,水井裕,上野山剛

ジャンル :
ニュース/報道 – 経済・市況
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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