日曜ビッグ世界が注目するニッポンのスゴ腕漁師!謎のサンゴ漁に山口もえ仰天! 2015.08.02


北海道北東部日本最大の汽水湖サロマ湖。
この湖の小さな漁港に大儲けしている漁師たちがいる。
その金額はなんといったいなぜそんなに稼げるのか?6月から始まる漁に密着した。
漁を行うのは船を仕切る船頭と6人の船員たち。
船員には若者の姿が目立つ。
出港。
大きな鍵爪がついた独特の網でその漁は行われる。
いったい何を獲るというのか?サロマ湖を出てオホーツク海の漁場へと向かった。
いよいよその儲かる漁が始まる。
船の左右に網を入れ海底まで下ろしたら船を走らせ網を引く。
走ること10分網を上げるとそこには…。
ホタテだ。
サロマ湖で大儲けできる漁とはこのホタテ漁のことだった。
せ〜の!いったい海底はどうなっているのか?海の底を覆い尽くすホタテの大群。
鍵爪でホタテを根こそぎさらう。
なんとひと網で1トンを超えるホタテが揚がる。
なかには割れたものや中身のない貝が混ざっている。
それらを素早く選別しなければならない。
その作業を何度も繰り返す。
すると…。
獲りも獲ったりオホーツクのホタテ。
これぞ宝の山。
そんなホタテに嬉しいニュースが。
去年北海道産のホタテが水揚げ量と売上高ともに過去最高を記録。
円安の影響で輸出も伸び世界中から高級食材が集まる食の都香港。
この街で70年の歴史を持つ老舗乾物店の店主に話を聞くと…。
北海道産のホタテは中国産に比べ身が大きくて味も濃厚。
値段も北海道産は中国産の14倍もする高級品なんです。
また香港の高級中華料理店ではホタテが生きたまま空輸され極上の料理に。
北海道産のホタテはメニューには欠かせない人気食材になっていました。
世界に認められ莫大な利益をもたらすホタテ漁。
その儲けのからくりとは?サロマ湖のホタテ漁の礎を築いた先人船木長蔵の孫である船木康徳に聞いた。
ホタテ漁の秘密がついに明かされる。
7月サロマ湖に沈めておいた網を上げると…。
サロマ湖で産卵されたホタテの稚貝。
まだ5ミリほどだ。
水槽で網を洗い稚貝を集める。
その稚貝をおよそ250個ずつ網に入れていく。
再び湖の中へ。
栄養分が豊富なサロマ湖で稚貝は育てられていく。
北海道の厳しい冬。
湖面が凍りつくことによりエサとなる植物性プランクトンが増えるサロマ湖で稚貝はどんどん大きくなる。
翌年の5月。
稚貝の回収が行われる。
果たしてどれほど育っているのか?わずか5ミリほどだった稚貝がおよそ10か月で立派なホタテ貝に成長していた。
これだったら大きく成長したホタテを更に大きくするためオホーツク海に撒くという。
やってきたのは大型の漁船。
おそよ24トンあるホタテを弱らせないよう急いで船に積み込む。
この作業は漁師の家族が総出で行う5月の恒例行事だ。
移動中もホタテが弱らないように海水をかける放流するのはオホーツク海。
そこは4つの区画に分けられ1年ごとに撒く場所と収穫する場所が決まっている。
船頭の合図で一斉にホタテの放流が始まった。
800個あるカゴをおよそ10分ですべて放流する体力勝負。
いったい何枚の貝を撒くのか?ホタテはオホーツクの海で更に育ち3年後15cmほどになると水揚げされ天然ホタテとして出荷される。
その金額がすごかった!更にほとんどの漁師がこれとは別に養殖もしており…。
ホタテで儲ける総額は…。
稚貝から育てて確実に獲る。
これが年間4000万円を超える儲けのからくりだった。
ホタテ漁師歴41年の三田さんは稼いだお金で中に入るとモダンな作り。
ガレージには国産の高級車と2300ccのイギリス製高級バイクが。
更に母屋とは別に離れまでありました。
おじゃましてみると…。
部屋のど真ん中には焼き肉用コンロが。
更にお隣には…。
大自然が望めるジャグジーまで。
まさにホタテ様さまの優雅な暮らし。
生活の糧であるホタテを漁師たちはどうやって食べているのか見せてもらうと…。
新鮮なお刺身にふっくらと揚がったホタテフライ。
そして貝柱のダシたっぷりの炊き込みご飯と産地ならではの贅沢なホタテ料理が並びます。
北海道には4000万円稼ぐ奇跡の漁師たちがいた。
真夏の海でその金額に驚いた。
そして謎のサンゴ漁に密着。
1つのサンゴに驚愕の値段がついた。
ご存じ今年はカツオじゃなくて…えぇっマグロ!?巨大マグロ大漁劇を激撮。
いったいいくらになるの?そんなカツオ漁船に…。
絶品夏の味覚も盛りだくさん。
ここに日本でも珍しい大金を稼ぐスゴ腕漁師がいるという。
すると…。
なんだなんだ?やってきたのはまさか彼らがその漁師?ど派手なバイクはいかにも高そう。
彼らが行っている漁はそんなに稼げるのか?彼らはそれぞれが自分の船を持ち1人で漁を行う。
その船をよく見てみると何やら大きな石が積んである。
いったいこの石で何を獲るというのか?そう彼らが行っているのは去年小笠原諸島での中国船による密漁で話題となったあのサンゴだ。
しかしニュースではどんな漁なのかまではわからない。
そこで今回知られざるサンゴ漁に密着。
衝撃の瞬間をとらえた。
出港。
はい天龍丸出ちゅうけんねお願いします。
国内でサンゴ漁が行われているのは小笠原諸島がある東京都や高知県など5都県のみ。
許認可制でさまざまなルールがある。
この地区では漁場の制限はもちろん…。
漁ができるのは日の出から午後3時まで。
いよいよ漁が始まる。
石の重さは1つ30キロほどだ。
網を取り付けた石を次々に海へと投げ入れる。
しかしこれで本当にサンゴが獲れるのか?川田によるとおもりの石が海底を不規則に動きサンゴが網に引っ掛かるというのだが…。
漂うこと30分。
電動リールを使って巻き上げていく。
1つ目の石が上がってきた。
サンゴは掛かっているのか?続いての石を引き上げ網をチェックするも…。
その後場所を変えて再び投入。
しかし網に掛かるのは海草やゴミばかり。
10cmほどの木の枝のようだがこれがお目当てのサンゴ?一般にサンゴというと南の海の浅瀬で見るものをイメージしますがこれは造礁サンゴという別の種類のサンゴ。
漁師が狙うのは宝石サンゴと呼ばれる水深100mを超える場所でしか育たない貴重なサンゴなんです。
こちらはその宝石サンゴの専門店。
サンゴの多くは加工され宝飾品として販売されます。
この指輪はこちらは更に1000万円を超えるものまで。
川田が獲ったこのサンゴは小さくて加工に向かないため5000円ほどだという。
残念!その日の漁を終えて帰宅。
ただ今戻りました。
川田さんには育ち盛りの8歳と4歳の2人の子供がいます。
実は川田さん安定収入を捨て飛び込んだサンゴ漁の世界。
連日漁に励むが…。
なかなか成果はあがらない。
家族のためカネになる大物サンゴが欲しい。
川田のテンションが上がる!このサンゴは軸が太く200g以上の重さがあるので100万円で売れてもおかしくないという。
本当にサンゴが100万円で売れるのか?我々は高知県で年4回のみ開催されるサンゴの競り会場の取材を敢行した。
今回川田は漁師仲間の山下とともに参加する。
競りに集まった彼らのつける値段に漁師たちの生活がかかっている。
近年中国の富裕層がサンゴを買いまくり価格が高騰。
出品されたサンゴは一見白っぽいが磨けば深く美しい赤色になるという。
川田が会場にやってきた。
今回出品するのは2つ。
単価は安いが量で勝負のサンゴと軸が太くて重さがあるこちらの1本。
競りが始まった。
さあこのサンゴ果たしてサンゴの落札価格は?川田の予想をはるかに上回る高値がついた。
更に量で勝負のもう一つのサンゴも33万円で売れ結果は目標を超える…。
早速家で待つ妻に報告。
もしもし?え〜!今回の競りで280万円の稼ぎ。
サンゴ漁師となった川田通信士時代よりも収入は増えたという。
続いては川田の友人山下の番だ。
山下が出品するのは川田よりも多い5皿。
果たして…。
細部まで品定めするブローカー。
不安そうに見つめる山下。
果たして?無事すべてが落札された。
山下に笑みがこぼれる。
おはようございます。
おはようございます。
今の気持ちは?山下は売り上げを一度現金にして確認するのだという。
現金の入った封筒を手に出てきた。
100万。
200万。
300万。
まだまだ止まらない。
札束はいったいどこまで積み上げられるのか?サンゴ漁師の山下が売却したサンゴはいったいいくらになったのか?です。
山下のサンゴはなんと更に更に今回の競りではブローカーの度肝を抜く超大物サンゴが出品されていた。
これだけ太くて大きなサンゴはとても珍しいそうだ。
入札が開始される。
注目のサンゴいったいいくらなのか。
桁違いの高額に拍手がわき起こる。
この特大サンゴはこのあとどうなるのか?落札したブローカーに聞くと。
めでたい席には欠かせないタイ。
近年は養殖が増え天然ものは2割ほどと貴重になっています。
そんな天然もののタイが豊富に獲れる鯛の島と呼ばれる島が日本海にあります。
人口およそ360人。
周囲わずか23キロの小さな島です。
港で出迎えてくれるのは…。
粟島のイメージキャラクターそんな鯛の島の名物がこちら。
タイを皮のまま焼いてお椀の中へ。
そこに味噌とネギを合わせ焼いた石で一気に沸騰させれば野趣あふれる豪快な漁師めしわっぱ煮の完成です。
鯛の島と呼ばれるこの粟島にはひとつ悩みの種があった。
それは漁師たちの高齢化だ。
龍神丸の船員の平均年齢は64歳になる。
この日そろそろ出港の時間。
だがなぜか船は出ない。
とそのとき全速力で走ってくる若者の姿が。
その顔は明らかに彼の名は実はこの春鯛の島の期待の星として新聞にも取り上げられた新人漁師だ。
漁師になってふた月足らず。
早起きは苦手なようだが…。
やる気は満々!そんな浩輔は海のない群馬県出身。
漁師になろうとパソコンで検索したところそんな浩輔をひきつけたのはとにかくいろいろな魚が入る定置網漁。
漁師たちが船の上から網を手繰りよせ徐々に絞り上げていく。
どんな獲物が入っているのか?最後は全員で呼吸を合わせ網を一気に手繰り寄せる。
すると網の中の魚たちが一斉にしぶきを上げた。
タイだ。
型のよいマダイに色鮮やかなハナダイが大漁。
他にもさまざまな高級魚が。
粟島はまさに宝の島なのだ。
かつては最盛期には定置網漁師も130人以上いた。
ところが時代とともに漁師の数も減り続け今ではたった13人に。
そんな粟島の定置網漁に18歳の浩輔が飛び込んだのだ。
ところが…。
新人浩輔にはわからないことばかり。
自分のおじいちゃんのような歳の離れた先輩から叱られっぱなしの毎日。
あくる日。
今日もそろそろ出港の時間なのだが。
浩輔まさかの2日連続。
憧れて飛び込んだ漁師の道だが。
ある日。
浩輔にもっとなじんでもらおうと先輩たちが一席設けてくれた。
和やかな雰囲気で始まった宴席。
だがやっぱり話題は…。
早く一人前になってほしいがゆえのお説教。
わかっちゃいるけど朝早いのはやっぱり苦手なんだよな。
あくる日。
浩輔の姿は…。
ああいたいた。
先輩たちの思いが伝わったのかこの日は4時半に来ていた。
そしていつもと同じように沖へ出て網を巻き上げる。
ところがこの日はいつもと様子が違った。
網の中の獲物が大きなしぶきを上げて逃げまわる。
その正体は?網の中の獲物が大きなしぶきを上げ激しく逃げまわる。
実はこの粟島マグロの通り道でもあり初夏には本マグロの大漁でわき返ることもある。
結局この日獲れた本マグロは浩輔もびっくりの22本。
そんな恵み多き粟島で漁師として生きると決めた浩輔。
その意気込みは…。
藁を焼いた炎で一気にカツオをあぶる。
これが近ごろ東京で話題の魚料理かつおの藁焼き。
この高知流のたたきが大人気です。
そのカツオを狙う一本釣り漁船は全国でおよそ50隻。
年間水揚げ高日本一を目指してしのぎを削っている。
番組ではトップ争いをしているのはこの3人。
しかし前回の放送で衝撃的な出来事が。
現在首位に立っているのは…。
いったい誰?なんだこれ!源吉丸!誰だよ!意外なダークホースが第1位に躍り出た。
我々はトップを走る源吉丸に急きょ取材を敢行。
船頭は…。
スタートダッシュを決めた山本率いる源吉丸は…。
他よりも若い船。
この日拠点としている出港後まずこの日の源吉丸は漁場に向かうとき毎回必ずやることがある。
海の神様に豊漁と安全を祈願する。
山本は他の船員たちよりも早く起きる。
他船の動きや前日の漁獲高などの情報をチェックしこの日の漁場を決める。
漁は日の出とともに始まる。
まず船員総出で源吉丸には自慢の最新式ソナーが2つあり遠く超音波の角度を変えながら広い海の中に潜む魚の群れを探す。
その時ソナーに反応が!全速力で船を走らせる。
鳥山を発見。
この下にカツオがいる。
舳先へと急ぐ船員たち。
まず海面へ放水。
そして前日に仕入れた生きたイワシを撒く。
すると吸い寄せられるようにやってきたのは…。
船頭の号令のもとカツオの一本釣りが始まった。
カツオ漁はスピード勝負。
群れが逃げてしまう前にどれだけ釣り上げるかが勝負だ。
船上でカツオが舞い踊る。
さながらカツオ祭り!カツオ漁の針には返しがない。
そのため空中で針を外すことができ次々に釣ることができる。
空中で針を外す。
これぞ一本釣りの技。
すぐさま港に帰り釣った魚を水揚げ。
カツオは鮮度が命。
新鮮なほど高く売れる。
この日の水揚げは源吉丸は山本が全幅の信頼を置く若き船員たち。
彼らの好物はやっぱりカツオ。
人気のメニューは獲れたてのカツオの身を包丁でよくたたきタマネギとニンニクみそを混ぜたみそタタキ。
ご飯の上にたっぷりのせて食べます。
船室はうなぎの寝床。
畳1畳もない小さな部屋が23人いる船員たちの唯一のプライベート空間です。
皆寝酒の1杯を飲み明日に備えます。
若い船員が多い源吉丸の中でもひときわ目を引く体の小さい漁師が1人。
よく見てみると…。
それもそのはず…。
なぜ親もとを離れカツオ漁船に?そんな15歳の新人笙太郎の手には早くも漁師の貫禄が。
このあと首位を走るダークホース源吉丸で新人笙太郎が走る!だが思いもよらない事態が待っていた。
更に三重一の負けず嫌い東岡と孤高の天才明神学武が広大な太平洋でまさかの接近戦!?いまだかつて見たことのない壮絶なバトルが!獲物は中学を卒業したばかりの15歳。
ようやくカツオを1人で釣り上げられるようになったものの…。
一本釣り漁師の道は険しい。
船の底から魚を引き揚げるのは新人の仕事。
大きな魚を何千匹も持ち上げなくてはならない。
でも腕が上がらない。
仕事はつらいが楽しみは食事。
この時ばかりは15歳の素顔に戻っていた。
厳しい漁師生活のなかで笙太郎が大事にしているものがある。
それはサラリーマンの家庭に育ちながら漁師となった笙太郎への励ましのメッセージがつづられていた。
後悔はしたくない。
15歳で漁師の世界に飛び込んだ笙太郎に船頭山本は期待を寄せていた。
カツオ漁師の家に生まれ25歳の若さで四代目の船頭となった山本。
彼もまたカツオひと筋の人生を歩んできた。
釣り続けるその先に待っているのは山本が夢にまで見る日本一の称号。
この日も船員総出で魚の群れを探す。
目の前に鳥山が…。
すかさずエサを投げ入れ魚を引き寄せる。
いざカツオと漁師の一騎打ちが始まった。
次々とカツオが魚倉に吸い込まれていく。
その時船員たちが突然いったいなぜ?水中をのぞくとカツオの下にビンチョウマグロの群れがいた。
カツオとマグロが両方釣れるビッグチャンス。
甲板長の大野が気合いを入れる。
最年少15歳の笙太郎も必死。
大漁のマグロで船が埋め尽くされていく。
すると船頭の山本が慌ててデッキに下りてきた。
いったい何があったのか?どうしちゃったんですか?あまりに大漁の魚でベルトコンベアが止まってしまったのだ。
これは大ピンチ!その時デッキに駆けつけたのは新人の笙太郎。
手作業でマグロを魚倉に送り込む。
と次の瞬間!漁の仕事は危険がつきもの。
幸いケガはなかった。
休む間もなく甲板の板を開けて手作業で魚を魚倉へ移す。
頑張れ笙太郎!源吉丸は6日間の航海を終えて港へ。
新記録に舞い上がる山本。
しかし源吉丸の天下は長くは続かなかった。
1位に躍り出たのはどの船なのか。
およそ50隻の船が年間水揚げ高日本一を目指し激しいバトルを繰り広げる!トップ争いの常連は決まってこの3人だ。
東岡率いる三重の甚一丸。
今年こそ絶対に勝つ!そして2年連続1位の男がいる。
2年連続1位。
そのスゴ技をカメラはとらえた!いや〜すげえ。
あ〜すごいあんなにいるんだ。
3人目は今年こそ日本一をとりたい!番組はカツオ漁師の知られざる人生に4年間密着してきた。
10か月にも及ぶ船上での暮らしとは?カツオ漁師の稼ぎはいい!休みの日は給料を前借りして…。
思い思いに羽を伸ばす。
カツオ漁師には別れがある。
漁に出ると10か月も帰れない。
待っている家族がいる。
人生の節目節目と出会うことができた。
今年の海はちょっと違う!なんと例年よりも稼げる!このニュースが日本一を目指す漁師たちのやる気をみなぎらせた!高知県西部に位置する去年激闘の末わずか600万円の差で2位に甘んじた出港したら10か月帰れない。
森下の妻はこうして夫を見送り続け19年。
同じ黒潮町から出港する船がもう1隻。
第八十三佐賀明神丸…。
去年一昨年と2年連続で日本一を勝ち取った男。
明神学武の今年の目標。
それは…。
しかし1位2位の船よりも2週間も前にある船が出港していた。
三重県の甚一丸。
船頭は…。
かつては日本一に2年連続輝いた男。
もう高知の船には負けるわけにはいかない!漁師たちは2月から11月まで黒潮に乗って移動するカツオを追い続ける。
2015年を制するのは誰なのか?日本一を狙う源吉丸を追い落とし1位に躍り出た男。
毎月末に送られてくるものがある。
水揚げ高順位表だ。
東岡はわずか2か月間で1億円分のカツオを釣った!今そんな状況なんですか?東岡の船には掟がある。
朝食を全員一緒に食べること。
他の船では見られない光景だ。
理由はひとつ。
全員一緒に食べることで結束を固める。
これこそが甚一丸の強み。
漁場へ到着。
早速ナブラを発見。
その下にカツオがいる!ソナーに反応が!船頭東岡の強烈なリーダーシップのもと一本釣りが始まった!水中にはカツオの群れが。
1匹残らず釣り上げたい!甚一丸のすごさそれはカツオを釣るスピードだと他船はうらやむ。
船のなかでいちばん釣る漁師はこの船のへのりは見て驚いた!なんと2秒に一本釣り上げる!出口を筆頭に釣るスピードが速い速い!この日カツオが驚きの値段で売れた。
およそ6200匹のカツオで4月末東岡はトップ。
だが2位にはあの孤高の天才明神がやってきた。
その差はわずか300万円。
東岡は9歳下の明神学武についてこう語った。
まあ今年はまだわからんけど…。
認めざるを得ない…。
三重の東岡最大のライバルこそ去年一昨年と2連覇中の明神だったが4月末2位に甘んじていた。
もっとカツオが釣りたい!ある作戦を練っていた。
夜明け前。
デッキには誰よりも早く起きる明神がいた。
暗闇ではカツオがいる目印鳥山を見つけることはできないはず。
いったい何をしようというのか。
いつものように朝食をとる船員たち。
すると…。
突然漁の開始を告げるランプがついた。
船に取り付けたライトを海面に当てた。
このあと信じられない光景を目の当たりにする!あっ!すごいほんとだ!なんとライトに照らされたカツオたちが船の周りを泳ぎ回っている。
青く輝くカツオを一気に釣り上げる。
しかしこの暗闇のなかで明神はなぜカツオの群れを探し出せたのか?答えはこれ。
姿を現したこの物体流れものと呼ばれる海の漂流物だ。
漂流物はボートや木材など多種多様。
海を流れているうちに藻が生え小魚が集まるようになりその小魚を狙ってカツオがやってくる。
この漁場へやってきたのだ。
猛スピードで泳ぐカツオの動きを読み巧みな操船技術でカツオとの距離を保つ。
あっ戻ってきた!おお!そんなことあるんだ。
今日の群れはでかい。
30分経ってもまだ釣れる。
へぇすげえ!わぁ大漁だ。
なんとまだカツオはいる。
こんなに釣れることはめったにない。
釣った分だけカネになる!1位の東岡を追い抜けるか?流れものについているカツオの群れ。
2時間半かけてもまだまだいる。
すごいなぁ!超大漁じゃない。
カツオの大群を釣りきった。
たった一つの群れだけで32トン!およそ8000匹。
通常は何日もかけていくつもの群れを追うがこの日は一つの群れだけで32トン。
実に効率のよい漁で1位甚一丸との差を100万円に縮めた。
天才と呼ばれるゆえんがわかった。
一方水揚げ高1位の甚一丸は。
焼酎じゃないんですか?ちなみに何ですか?1位の余裕があった。
戦闘集団甚一丸。
彼らはもちろん明神丸のことを意識している。
彼らにも負けられない理由がある。
一航海ごとに釣り上げれば釣り上げるほど自分たちの給料が上がる仕組みだからだ。
日当が10万円とかですか?5万。
パッと出るもんなんですね?稼ぎはいいが仕事は過酷だ。
漁のあとどんなに海が荒れようと船を掃除しなければならない。
掃除が終われば夕食。
今夜のメニューは夕食を食べる場所が狭いため船員はお風呂に入る組と分かれる。
お風呂は温めた海水疲れが取れるんだとか。
畳一畳もない。
ようやく寝つけるのは夜9時。
翌日は3時には起きなければならない。
すると寝室から船員が1人出ていった。
どこ行くの?また1人。
実は出ていった船員は航海の見張りをしていた。
レーダーと自分の目で船が事故に遭わないように見張っているのだ。
見張りであるワッチは船頭以外が交代で行う。
ぐっすり眠れる日はほとんどない。
港に戻るのは貴重な時間。
船員たちは給料を前借りして陸に上がる。
今からこれです。
ベテラン船員柴原に嬉しい便りが届いた。
船に住所はないため船員への荷物は地元の商店などが代行して配達してくれる。
更に一枚のDVDが入っていた。
柴原が待ち焦がれていたものだ。
急いで寝台に戻り再生。
すると…。
お孫さんだ。
長い漁を終え地元へ帰った際いちばんの楽しみは孫の櫻介君に会うこと。
その櫻介君の最新DVDが届いたのだ。
次に会えるのはいつになるのか?甚一丸の船頭東岡は一日4回入ってくる他の船の水揚げ状況をもとに漁場を探っていた。
広大な太平洋でひと握りのカツオの群れを見つけ出すのは困難なこと。
東岡は天候や水温潮の流れそして勘でカツオの群れを探すという。
5月のこの時期黒潮は房総沖250キロ地点を流れていた。
そこが狙い目だ。
全速力で向かうと…。
なんとすでに一隻の船が。
明神学武率いる第八十三佐賀明神丸だ。
広大な太平洋でまさかの急接近。
現在水揚げ高2位高知の明神学武。
対する1位三重の東岡剛。
船と船との間はわずか20m。
戦いの火蓋が切って落とされた。
たった一つの群れをめぐるつばぜり合い。
どっちがたくさん釣るのか?その結果はお互い目の前でわかる。
1匹たりとも譲れない。
エサを撒き続けなければカツオは明神丸のほうへ行ってしまう。
一匹でも多く釣りたい。
全力でエサを撒く。
このカツオは大きすぎず小さすぎず型がいい。
高値は間違いない。
戦いは夕暮れまで続いた。
この勝負どちらに軍配が上がるのか?ライトを点灯。
その時。
明神丸が漁を終え去っていく。
東岡も参戦!甚一丸は暗くなるまで群れを捕まえ続けることができた。
この日勝利の女神は甚一丸にほほ笑んだ。
自信のほどを聞いた。
甚一丸はライバルの船と比べて小さい。
船の大きさは水揚げを大きく左右する。
大きいほど魚をたくさん積み込めるからだ。
ライバル船は魚を80t近く積めるが甚一丸は50t程度。
果たして…。
港には珍しくエンジンを止めた明神丸が。
するとかっぱを着ていない漁師が続々登場。
実はこの日は2か月ぶりの休日。
こんなときしかおしゃれはできません。
皆思い思いの場所へ。
船員全員が遊びに出かけました。
しかし船頭の明神学武さんは1人どこにも出かけず寝ていました。
なぜ休みなのに出かけないのでしょうか?そうやね。
リフレッシュっていうか。
明神学武さんのリフレッシュそれは漁のことを考えずにただ寝ること。
2か月ぶりの休日は瞬く間に過ぎ再び漁へ。
明神丸が沖へと向かう。
目指すは年間水揚げ高日本一。
すなわち夢の3連覇。
そんなとき…。
船員たちの様子がおかしい。
いったいどうしたのか?ロープ!?すると50m先の巨大な船がボートを下ろし始めた。
何やら人が乗り込みゆっくりと近づいてくる。
いったいなぜ!?明神丸に乗り込むようだ。
そうですか。
実は海外で漁をする遠洋漁船の船頭が急病になった。
遠洋漁船はなかなか港に帰れない。
近くにいた明神丸が急遽港へと運ぶことになった。
困ったときは助け合う海の男のルールだ。
今から?大丈夫ですよ。
すみませんいろいろと…。
すぐさまカツオを求めて出港。
だがライバルたちが追っている近海ではなくそこから遠く離れた三陸沖へと舵をきった。
明神の狙いは何なのか?そのときソナーに反応が。
船を急行させるとナブラだ。
あの下にカツオがいる!
(汽笛)一本釣り開始。
(汽笛)上がってきた魚を見て驚いた。
船上に姿を現した魚マグロだ!しかも大きい!船の下には無数のマグロの群れ。
なかには50キロを超す巨大マグロの姿も。
明神はカツオではなくマグロを狙っていた。
実はこのとき多くの船がカツオを釣り上げており値段が下がっていた。
1キロあたり150円のカツオを釣るより高値が期待できるマグロを釣ることにしたのだ。
カツオは足がはやく日が経つと鮮度が落ちる。
しかしマグロは身のもちがよく値崩れしにくいという。
漁場は遠いが独り占めだ。
と思ったら奇しくも同じ狙いを持った船が現れた。
甚一丸ですよねあれ。
またしても広大な太平洋のど真ん中で1位と2位が激突。
船が小さくてもチームワークが売りの甚一丸。
息を合わせ竿とカギヅメを使い大きなマグロを釣り上げていく。
今年こそ1位になりたい。
一方明神学武1匹でも多く釣って3連覇を狙う。
2丁バネと呼ばれる特殊な竿を使い2人がかりでマグロを釣り上げる。
だが今日のマグロはでかい!でかすぎる!そこで3人がかりの3丁バネ。
それでも上がらない。
船上はマグロだらけ。
45〜46?一方の甚一丸。
船は小さいが積める限界までマグロを釣り上げる。
最強集団甚一丸でも巨大マグロに四苦八苦。
今日のマグロはでかい。
折れた!熾烈なトップ争いは果てしなく続く。
そこで緊急中継!7月末…。
ねぇ!今ですか?これは。
えっ!?もしも〜し。
はい。
1位明神さん!あっほんとだ。
ほんとだ船の上だ。
2位に躍り出たのが去年涙をのんだ…。
船頭は土佐の風雲児森下靖だ。
今年は順位が目まぐるしく変わる。
先週の金曜日は…。
皆さんウナギは食べましたか?ウナギは古くからスタミナ食として日本人に愛されてきました。
そんなウナギの一大産地が徳島県を流れる清流吉野川。
漁が行われるという夜に行ってみるとなんとも美しい光が。
実はこれすべてウナギ漁。
皆何やら小さな網を持っている。
漁場に着くとまず水中に電灯を沈めて明かりをともす。
明かりの色は漁師の好みで決めるのだそう。
ゆっくりと船を走らせながら獲物を探す。
手には小さな網。
これでウナギが獲れるのか?え?ウナギの姿は見えなかったが…。
スロー映像で見てみると明かりに照らされた水面に小さな魚の姿が。
吉野川で行われているのはシラスウナギ漁だ。
12月から4月にかけて海から川へと上がってくるシラスウナギを探し出し丁寧に1匹ずつすくいあげる漁。
川で獲れたシラスウナギを持ち込むのは普通の家?実はここ仲卸業者。
漁師が直接売りに来る。
日本で一番高いのが吉野川?あ徳島へ〜!1kgが130万円!?大間のマグロですら高いときで1kg2万円なのにシラスウナギはなんと1kg130万円!果たしてこの日の釣果はいくらになるのか!?1キロが130万円!?超高級な大間のマグロよりも更に高価なシラスウナギ。
果たしていくらで売れるのか?この日の釣果は7匹だ。
ただしカゴの重さが47gなので差し引くとウナギはわずか1g。
お値段1300円なり。
こうして集められたシラスウナギだがもちろんこのままでは食べられない。
シラスウナギは養鰻場に買い取られ成魚になるまで育てられる。
だいたいうちはゆっくり育てるやり方でやってるので…。
白身魚の魚粉にスケソウダラの脂などを混ぜた栄養豊富なエサを与え…。
こうしたシラスウナギ漁師と養鰻場のおかげでおいしいウナギが食べられるのだ。
しかしそんなウナギに気になるニュースが。
ニホンウナギが国際的に保護が必要な絶滅危惧種に指定された。
年々その数を減らすうなぎ。
なかでも全体の0.3%。
まさに幻ともいえるのが天然うなぎだ。
そんな貴重な天然うなぎの名産地が…。
海水が混じった汽水湖でシジミやワカサギ白魚などが獲れる豊かな湖。
そんなここ小川原湖でも近年ウナギが激減しているという。
そんななか漁に出れば必ずうなぎを釣り上げるというスゴ腕漁師が濱田克彦。
いったい彼はどうやって貴重な天然うなぎを捕らえるのか?およそ3.5キロある縄に250本の針をつけそれを湖底に沈めるはえ縄漁。
その針にこだわりが。
縄を仕掛けに湖に出た。
湖を知り尽くしている濱田。
GPSで目標地点にたどり着くと今度はおのれの目で湖底の状況を丹念に確認していく。
あそうですはい。
秘密のポイントまで我々に見せてくれた。
東京ドームおよそ1300個分という広大な小川原湖とはいえすべてを見せるとは濱田の自信の表れだ。
いよいよ縄入れが始まる。
エサとなるエビを針につけ次々と投入していく。
みんないろんなイカの切り身とかもやったりとかしてるけどやっぱり…。
およそ1時間で縄入れが終了。
あとはひと晩置いて引き上げるだけだ。
出航。
天然うなぎは掛かっているのだろうか?仕掛けたはえ縄を引き上げていく。
高価な小川原湖のうなぎ。
果たして…。
ちっちゃいかな?テグスに手応えがあった。
これが迷惑なんですよ。
こっちもカレイだ。
小川原湖一の腕を持つ濱田でも激減した天然うなぎを釣るのは容易ではない。
慎重に針を手繰り寄せる。
100本ほど手繰ったところで…。
またテグスに当たりがあった。
今度こそうなぎか!?ついに幻の天然うなぎが姿を現した。
食べる分にはちょうど良いと思いますよ。
ここからがスゴ腕濱田の真骨頂!うなぎを次々に釣り上げていく。
かなりの大物の手応え。
これ大きいっすね。
うわっ!これつながってる?今日いちばんの大物を無事しとめた。
この日は全部で10本。
5キロの天然うなぎを釣り上げた。
およそ4万円の水揚げだ。
獲れたての天然うなぎを地元の漁師たちはどんな料理にして食べているのでしょうか?獲れたての天然うなぎで作る驚きの漁師メシとは?青森県小川原湖の天然うなぎを使った漁師メシ。
豪快にぶつ切りにしたうなぎを鍋で煮込み味付けはシンプルに味噌のみ。
最後にナスを加えればうなぎの味噌煮の完成。
天然ならではの濃厚な旨みがたまらない野趣溢れる味わい。
うまい。
うまい。
どうですか?おいしい?うまい!一方天然うなぎにこだわる名店銀座小十で天然ものの魅力を聞くと…。
まあそういったものが…。
こちらが天然うなぎの蒲焼。
天然ならではの極上の脂の旨みと香ばしさがお口いっぱいに広がります。
食べたい方は21600円のコースから。
うまい魚を食卓におくるべく漁師たちは今日も真夏の海に出る。
2015/08/02(日) 19:54〜21:48
テレビ大阪1
日曜ビッグ世界が注目するニッポンのスゴ腕漁師!謎のサンゴ漁に山口もえ仰天![字]

お値段○千万円!中国人が爆買いする…日本のサンゴ!知られざるサンゴ漁に完全密着▽カツオ一本釣り戦争!日本一バトルに異変が▽4000万以上稼ぐ○○漁師&絶品うなぎ飯

詳細情報
番組内容1
▼サンゴ(高知)
「宝石サンゴ」とも呼ばれ中国人に大人気の赤サンゴ。高知で行われる「サンゴ漁」に密着取材!さらに、獲ったサンゴが競りにかけられる取引市場にも潜入。そこでは驚きの金額でサンゴが取引されていた!
▼カツオ(三重/高知)
水揚げ高日本一の座をめぐり、太平洋を10か月駆け巡るカツオ一本釣り漁師。密着4年目、3強に異変が…トップを取るのは誰だ?
番組内容2
▼ウナギ(徳島/青森)
ウナギの稚魚・シラスウナギを獲る漁師たちに密着。冬の吉野川で行われる漁とは?
青森・小川原湖で今や希少となった天然ウナギを獲る凄腕漁師を発見!
▼ホタテ(北海道)
一時は乱獲により禁漁に追い込まれた漁師たちだが、研究・努力により漁法に革命を起こし、平均4000万円を稼ぐまでに!そんなホタテ漁法のからくりに迫る!
番組内容3
▼タイ(新潟)
新潟県・粟島は「鯛の島」と呼ばれ、天然もののタイが数多く獲れる。そんな島にこの春「漁師になりたい!」と海がない群馬県から18歳の青年が移住してきた!平均年齢64歳の漁師たちの中で、一人前の漁師を目指し奮闘する青年を追った…。
スタジオ出演
サンドウィッチマン(伊達みきお・富澤たけし)・山口もえ
ホームページ
http://www.tv-tokyo.co.jp/sun/

ジャンル :
バラエティ – その他
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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