サンデースポーツ 2015.08.02


首位に立った巨人。
19歳の田口で6連勝を狙う。
中日は8連敗中。
20歳の若松が、連敗ストップを託された。
若手の投げ合いは。
田口が一番力が出るという東京ドームのマウンド。
このキレのあるボール。
持ち味の緩急を使ってコーナーを突く。
3回までを完璧に抑えた。
一方の若松。
ことし頭角を現した3年目は、その裏、初めてのランナーを出す。
1番立岡には、決め球のチェンジアップを狙われた。
いい当たり!センターへ。
2アウト1塁2塁と攻められ、片岡との対戦。
ここ5試合の打率は4割を超えている。
若松が勝負に勝った。
田口は5回、初めてのヒットを許し、8番杉山。
その初球。
左中間!入りました、ホームラン。
インコースに投げきれなかったと田口。
2ランホームランで中日が先制した。
援護をもらった若松。
巨人をヒット5本に抑えて、プロ初完封。
若手ピッチャーの投げ合いに勝って、チームも連発脱出だ。
こんばんは。
サンデースポーツ。
いきなりミスを。
第一声が。
してしまいました。
大丈夫です。
緊張しますよね。
そうなんです、もう一発目にやってしまいました。
すみません。
ということで、8月のマンスリーキャスターは、ロンドンオリンピック銀メダリスト、フェンシングの太田雄貴選手です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
すみません、変な空気、出しちゃって。
一気に和ました。
さあ、巨人ですけれど、6連勝とはなりませんでしたけど、太田さん、今シーズンのプロ野球、どうなると思いますか?
そうですね、僕自身は阪神ファンではあるんですけど、でもこのまれに見る混戦のセ・リーグ、注目してます。
ファンもやきもきしていると思います。
そして太田さんといえば先月、モスクワで行われた世界選手権で、日本選手として初めて、金メダルを獲得しました。
本当におめでとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
快挙を達成したときの気持ちというのは、どうでしょうか?
そうですね、もう本当にうれしかったんですけど、まず日本人でも、そして背の低い選手でも、できるんだというのを証明できたことが、一番うれしく思ってます。
本当にみんなそう思ってると思いますよ。
ありがとうございます。
そして、このマンスリーキャスターというのは、キャスター、初めてということですけれども。
そうですね。
初めてだったので、きょう最初頭、失敗してしまったんですけど、現役選手ならではの、そういう質問などを選手たちに、ぜひたくさんぶつけていきたいなと思っています。
楽しみにしています。
そして、きょうはスペシャルなゲストにお越しいただきました。
桑田真澄さんとトータルテンボスの藤田憲右さんです。
どうも、こんばんは。
桑田さん、スペシャルは桑田さんだけですから。
いやいや、お2人ともスペシャルです。
高校野球を愛するお2人に、このあとの特集でたっぷりと語っていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さあ、続いては2位阪神と3位ヤクルトの直接対決です。
阪神は高校野球のため、この試合のあと、しばらく本拠地、甲子園を離れます。
首位争いに踏みとどまるためにも勝っておきたい試合です。
阪神の先発は2年目の岩崎。
今シーズン初勝利を目指します。
ホームラン、リーグトップの山田には、力のあるストレート。
打点トップの畠山には変化球。
好調、ヤクルト打線をしっかりと抑えます。
打線は6回、2アウト2塁1塁で、7番江越。
得点を挙げられず、好投の岩崎を援護できません。
直後の7回、岩崎は1アウト2塁のピンチ。
ヤクルトは4番畠山。
甘く入ってしまったと、ついに先制点を奪われます。
続く5番雄平。
タイムリー3ベース。
岩崎は2点目を失い、マウンドを降ります。
投打がかみ合わなかった阪神。
2連敗です。
ーはんしんのわだかんとくは気持ちを引き締め直して、甲子園に帰ってくるまでの間に混戦を抜け出したいと決意を新たにしていました。
DeNAは1軍復帰のモスコーソが先発。
およそ3か月ぶりの白星を目指します。
6回はランナー3塁のピンチ。
低めを意識し過ぎました。
ワイルドピッチでリードを広げられます。
その直後、打線が力を発揮。
梶谷は、2試合連続でタイムリーを打っています。
初球。
完璧だったと、3ランホームランで逆転します。
8回、マウンドは2年目の平田。
このところ、リードした場面で起用されています。
ロサリオとの対戦。
逆転の2ランホームランを打たれました。
DeNA、接戦を落としました。
DeNAの中畑監督は、勝ちたい気持ちが相手のほうが上だった。
みんなよく頑張っている、切り替えていきたいと、前を向いていました。
セ・リーグの順位です。
ヤクルトが連勝で、再び首位に立ちました。
広島はDeNAに代わって4位に浮上しました。
桑田さん、セ・リーグはまれに見る大混戦ですが、古巣の巨人もなかなか混戦を抜けれないようですね。
そうですね、でも戦力的にはやっぱり巨人が有利ですので、これから非常に楽しみにしてますけどね。
それとどうしても、選手を代えてもですね、ベテラン、力、実績のあるベテランが控えてますので、やっぱり僕は巨人が有利になってくるんじゃないかなと見てますけどね。
例えば、高橋由伸選手は、主力の代打でヒットを放つなど、ここぞという場面で活躍してくれますよね。
そうなんですよね。
ですから相手投手からすると、代わってくれてちょっと落ちるかなと思うところに、もっとすごい選手が出てきますので、非常にやりにくいと思いますね。
鈴木選手の映像もありましたけど、本当にベテランの層が厚くて。
層厚いですね。
どうなるのか、楽しみです。
さあ、パ・リーグにまいりましょう。
4位西武はきょう敗れると球団ワーストに並ぶ、12連敗。
おととし夏の全国高校野球で優勝投手となったルーキーに先発を託しました。
西武の先発、高橋光成。
ドラフト1位のルーキーの18歳です。
2回、2つのフォアボールとヒットで満塁のピンチ。
デッドボールで押し出し。
先制点を失います。
4回、再び満塁のピンチ。
追加点を奪われ、ここでマウンドを降りました。
高橋は、自分で崩れてしまったと、ほろ苦いデビューになりました。
打線は6回、満塁のチャンスを作ります。
7番斉藤。
さらに代打の岡田。
打線に元気のない西武は、きょうも一本が出ず、とうとう12連敗です。
西武のたなべ監督、高橋光成について、彼なりのピッチングはできたと思うし、今後に生かしてほしい。
上を向いて、みんなで勝ちを一つ取りにいきたいと、話していました。
日本ハムの先発、中村は、去年8勝を挙げた6年目。
3か月ぶりに1軍の先発に復帰です。
伸びのあるストレート。
持ち味の緩いカーブも効果的に使いました。
ロッテを4回まで1点に抑えます。
打線は4回、4番中田。
ランナー1塁の場面でした。
高めに浮いたボールを見逃しませんでした。
ランナーの陽。
1塁から一気にかえって同点に追いつきます。
直後の5回、中村は2アウトながら1塁2塁のピンチ。
打ち取った当たりでしたが、野手の間に落ちてタイムリーヒット。
勝ち越されました。
日本ハムは、2カード連続で負け越しです。
日本ハムの栗山監督は、6回2失点の先発、中村について、こちらが求めていたピッチングはしてくれた。
次回に期待が持てると、結果ではなく、内容を評価していました。
連敗を6で止めた楽天。
美馬は1か月余り、勝ちがありません。
コントロールよく投げられたと、ボールを低めに集めます。
オリックスに得点を与えません。
打線は4回、1アウト1塁で4番ペーニャ。
甘いボールをしっかり捉え、11号2ラン。
2点を先制します。
3点リードの9回、抑えの松井裕樹がマウンドへ。
ランナーを出しましたが、3人で抑え、球団記録に並ぶ22セーブ目。
楽天は連勝です。
楽天の大久保監督は、松井裕樹投手について、本当は休ませようと思ったが、セーブがつく場面なので、行かせた。
親心だよ。
記録はいずれ作ると思っていたとうれしそうでした。
パ・リーグの順位です。
首位ソフトバンクの勝ち越しは30になりました。
3位ロッテは勝率が5割に復帰です。
桑田さん、西武は12連敗となってしまったんですが、このようなとき、チームとしてどういうふうにして、変えていけばいいんでしょうか?
僕も連敗の経験あるんですけども、どうしても負のスパイラルに入ると、抜けきれないんですね。
やること、考えてることが全部マイナスにいってしまうんですけど、でもやっぱり、野球はプラス思考で、前向きに、ポジティブに考えていくっていうことが大事ですから、お互い信じ合いながらですね、ポジティブに考えてプレーをしていくということが、僕は一番大事なことじゃないかなと思いますね。
ここまでプロ野球でした。
さあ、お待たせしました。
続いては高校野球大特集です。
全国高校野球選手権大会は、甲子園球場で華やかに幕を開けました。
高校野球100年。
さまざまなチームが頂点を目指して戦ってきました。
全力で投げ抜いたエースの輝き。
怪物たちが見せた豪快な一振り。
無名だったチームが、一丸となって生み出した奇跡もありました。
そしてことし、私たちを待つ新たな物語。
高校野球100年。
全力特集です。
高校野球100年。
記念すべき大会の開幕まで、あと4日となりました。
ゲストは引き続き、桑田真澄さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
PL学園のエースとして、歴代1位の甲子園通算20勝を挙げました。
やべぇっすよね。
20勝は。
大記録ですよね。
桑田さん、夏の甲子園というのは、どのような記憶が思い出されますか?
そうですね。
やっぱり優勝したときとか、ホームラン打ったときとかですね、そういう思いもすごくあるんですが、やはり一番の思いっていうのは、チームメートと力を合わせて頑張ったとか、あんな練習したなとか、試合でみんなで本当に励まし合ったなとかね、そういった思いのほうが強いですね。
個人の記録よりも、そこが思い出に?
そして、この季節になると大興奮なんですよね。
この季節になると現われますよね。
モスキート?モスキートと呼んで。
お笑い界の高校野球マニア、トータルテンボスの藤田憲右さんです。
はい、よろしくお願いします。
ことしはどんな気持ちで?
ことしはね、もう本当に100周年というのもあるんですけど、これもう、桑田さんの隣にいるっていうだけでも興奮してます。
にやにやが収まらない?
本当そうですね。
20勝もすごいですけど、ホームラン、歴代2位ですからね。
バッターとしても、すごかったですから、高校のときは。
たっぷりお話聞いていこうと思います。
よろしくお願いします。
ではまず、ことしの代表、49校を紹介していきましょう。
まずは北海道、東北からです。
南北海道の北海、全国最多の36回目の出場。
そして福島の聖光学院は、戦後最も長い記録となる9年連続の夏の甲子園になります。
続いて、関東です。
西東京の早稲田実業と、神奈川の東海大相模に、今大会、大注目の選手がいるんですよね?こちら、桑田さんも注目するのはご存じ、早稲田実業の1年生、清宮幸太郎選手。
西東京大会での打率は5割。
甲子園出場に大きく貢献しました。
桑田さんから見て、清宮選手のバッティングはいかがですか?
やっぱり、一番の魅力は長打力ですよね。
本当に日本人選手は、なかなか大きいのを打つ選手がいませんので、これから非常に楽しみですよね。
ですから甲子園に行って、いろんな勉強して、いろんなことを学んでね、大きく成長してもらいたいなと思いますね。
なんか、1年生とは思えないような体格ですよね。
そして東海大相模の小笠原慎之介投手は藤田さん一押し。
すごいっすね。
決勝を見てたんですけど、たたずまいがとにかく、社会人野球の選手みたいな。
エネオスにいても、おかしくないようなね、日生とかね。
本当に堂々としてて。
たたずまいが。
あとまっすぐもすごいですからね。
続いて東海、北信越です。
福井はセンバツの優勝校、敦賀気比が2年連続の出場です。
チームの大黒柱は、エースの平沼翔太投手。
持ち味は140キロ台のストレートと、キレのある変化球ですよね。
平沼投手を中心に、史上8校目の春夏連覇に
桑田さんタイプなんですよね。
コントロールもいいですからね。
さあ、続いては京都は第1回大会優勝の流れを組む、鳥羽高校。
100年ぶりの優勝を目指す太田さんの母校の京都の龍谷大平安は今回、出場できなかったんですよね。
そうですね、残念なんですけど、公立の鳥羽高校、ぜひ100年ぶりの優勝を。
沢村栄治さんの後輩になるということですよね。
そうか、なるほど。
次は中国、四国です。
岡山学芸館と広島新庄は、ともに初めての夏の甲子園です。
最後は九州、沖縄、熊本の九州学院には藤田さん一押しのスーパー1年生がいるんですよね。
そうです、清宮君だけじゃなくて、この村上君っているんですけど、スーパー1年生で185センチ、86キロ。
でもちょっと一本足気味の軸ぶれないんですね。
これもやっぱりね、何が一番いいかっていったら、たたずまいですよね。
出た、また。
たたずまい、押してきますね。
やっぱり、たたずまいはすごいっすもん。
なかなかたたずまいのある選手っていないですもんね?1年生から。
1年生ではね。
KKも1年生だったですけど。
KKもたたずまいすごかったですからね。
やっぱりたたずまいが重要なポイントになりそうですけどね。
桑田さん、ことしは本当にチームも注目、選手も注目が多いですよね。
ことしだけじゃなくて、来年、再来年も楽しみですね。
そうですね、若い選手というのは本当に。
さあ、ここからは視聴者の皆さんから募集した100年間のベストチームの発表です。
いつの時代もさまざまなチームが記憶に残る試合を繰り広げてきました。
今回、2000通を超える応募が、皆さんから頂きました。
本当にありがとうございました。
さあ、まずは10位から7位までを発表しましょう。
10位は2004年の駒大苫小牧。
深紅の大優勝旗、北の大地へ渡る。
北海道初の快挙。
地元に大きな感動を与えましたよね。
北海道20代の女性からのメッセージです。
全員が協力し、強豪校と接戦を繰り広げ、勝ち進む姿に、ただただ感動していました。
9位は藤田さん、あの選手のチームです。
ね?9位。
星稜の松井秀喜選手。
記憶に残る5打席連続敬遠。
打たないで有名になったっていうね、名せりふですよね。
高校野球100年の歴史で、唯一の出来事だったんですよ。
松井選手、この経験がプロでの活躍の原点になったそうです。
プレッシャーでもあったということなんですね、逆に。
8位。
早稲田実業、ハンカチ王子の夏です。
今治タオルですか?あれ。
斎藤佑樹投手。
決勝の相手は、田中将大投手を擁する駒大苫小牧。
この2日間にわたる熱戦。
一人で投げ抜きました。
三振!ー桑田さん、覚えてますか?
覚えてますね。
この試合はずっとくぎづけで見てたんでね。
さあ、7位は2009年の日本文理。
決勝で見せた、あの驚異の追い上げです。
9回2アウトから、一挙5点を奪って、1点差に迫る猛攻。
試合には敗れましたが、強豪校を最後まで苦しめました。
新潟勢ベスト8が最高だったんですね。
一気に準優勝までいきました。
新潟県の30代の女性。
確かにみんな笑顔ですね。
ということで、10位から7位はこのようになりました。
藤田さん、ここまでで、どうでしょう?
駒苫がね、白河の関越えてないっていってたのをはるかに越えたわけですよ。
すごいなと、本州越えちゃったよみたいな。
すごい試合だな。
桑田さん、甲子園では無名のチームが大活躍していくっていうことを、見るんですけれども、あれってどういうことなんですか?
甲子園には、野球の神様がいるんですよ。
野球の神様?
ですから、あるチーム、ある選手に、力をぽっと与えてくれるんですよ。
桑田さんも、そういうこと感じられました?
僕もたくさん力を頂きました。
僕は、ですから、そんなたいした選手じゃなかったんですけど。
いやいやいや、何をおっしゃるんですか?歴代のレジェンドじゃないですか。
本当にスタミナをつけさせてくれたりですとかですね、インコース狙いなさいとかですね、ストレートでいきなさいとかですね、そういうのがぽんとこう、降りてくるんですよね。
どうやったら降りてくるのか。
魔物だけじゃなかったんですね。
さあ、次いきましょうか。
6位から4位までの発表です。
6位は2007年の、佐賀北、がばい旋風。
スター選手がいない県立高校、佐賀北の優勝が、甲子園を沸かせましたよね。
島田洋七師匠の。
最高潮は決勝戦の8回、3点を追う場面。
洋七師匠、広陵の野球部ですからね、元。
そうなんですか?
本当に宿ったんでしょうね、これは。
5位は、諦めなかった延長戦。
1979年、歴史に残る粘りを見せた箕島。
延長16回、1点をリードされた箕島は、2アウトと追い込まれます。
打ち上げた。
誰もが万事休すと思った瞬間。
あっと!
星稜の1塁手が転倒。
打った、大きい!
九死に一生を得た箕島は直後にホームランで同点。
延長18回の熱戦を制しました。
桑田さんも見てたそうですね。
テレビで見てましたね。
今見てもそう思いますよ。
でもKKやってるんですよね。
4位はやまびこ、やまびこ、やまびこ。
走っていけ!全速力で行け。
蔦文也監督率いる池田の野球が、衝撃を与えました。
当時は珍しかったウエートトレーニングで作り上げた強力打線。
そう、この打球の音がこだまのように響くことから、やまびこ打線と呼ばれ、初優勝をもたらしました。
4位まではご覧のようになりました。
桑田さん、当時にウエートトレーニングを導入するっていうのは、非常に珍しいような気も。
そうですね、ほとんどなかったと思いますね。
プロ野球でもなかったですよね。
プロでも?
そういう時代ですよね。
でもなんか、トレーニングの器具も、手づくりっぽい感じがして。
そうですね。
蔦監督が、いろんな方法でやってきたんですけどなかなか勝てなくて、最新のスポーツ科学を取り入れようということで、ウエートを取り入れたそうですね。
映画のベストキッドみたいなね。
さあ、今4位まで出そろいましたけど、このあと3位から1位。
いきますよ。
まだですね、桑田さんのPL学園が出てないんですけどね。
うそでしょう?
入っているんでしょうか?どうぞ!
3位は、元祖甲子園のアイドルです。
来た来た!
1969年に準優勝した三沢。
エースの太田幸司投手は甲子園のアイドルと呼ばれました。
渋いなぁ。
混戦となった決勝は、史上初の再試合へ。
1人で27イニングを投げきった姿は多くのファンをとりこにしました。
幸ちゃんブームですね。
かっこいいですもんね。
2位は1998年の横浜。
平成の怪物。
松坂大輔投手を擁する横浜。
激闘の連続でしたよね。
そう、延長17回を1人で投げきった準々決勝。
三振!
そして準決勝は、前の試合で250球を投げた松坂投手が9回に登板。
テーピングを。
松坂投手の力投にチームメートも応えました。
打った!飛びついた!抜けた!サヨナラ!
そして決勝。
三振!
すごい曲がってる。
松阪、決勝でノーヒットノーラン達成。
おー、来た!
1位はお待たせしました。
PL学園です。
でしょうね。
桑田・清原のKKコンビ。
PL学園が高校野球100年のベストチームに選ばれました。
1年生から主力として活躍した桑田投手。
甲子園通算20勝は、いまだに破られていない大記録です。
清原選手のホームランは、甲子園最多の13本。
春夏通算で優勝2回、準優勝2回、ベスト4が1回と黄金時代を築きました。
ということで、高校野球100年の中で、ベストチーム、1位に選ばれたのは、桑田さんのいたPL学園です。
おめでとうございます。
ありがとうございました。
やはりね、ということで。
やはりですよ。
どうでしょう?
すごいですね、やっぱりPL学園ね。
何をひと事みたいに。
象徴ですよ?
桑田さんにとって、PL学園で過ごした3年間って、どんなものだったんですか?
もちろん、野球選手としても、すごく成長させていただいたんですが、やっぱり野球を通じて人間力を磨かせていただいたという。
監督をはじめ、コーチ、先輩、そして、学校の先生方含めてですね、本当にいい教育をしていただいたなと思いますね。
実はですね、今回、桑田さんをチームメートとして、支えた、ある方にお話を聞いてきたんです。
こちらの方、桑田さんはもちろん分かりますよね。
ああ、藤本さんですね。
そうなんです。
桑田さんが1年生のときの3年生ピッチャー、藤本耕さんです。
エースナンバーをつけながらも、控えに回ることが多かった藤本さん。
2人目の投手として、1年生の桑田さんを支えました。
誰一人、くさったやつがいなかったということばが、すごく印象的でしたけれども。
チームが一つになっていく感じ、桑田さん、どのように感じていたんですか?
超縦社会の高校時代なんですけど、当然、3年生は最後の年ですからね、全員がメンバーに入りたい、試合に出たいなんですね。
そういった中、1年生が出るわけですから、当然なんか、嫌な雰囲気になるんですよね。
でも藤本さんが、そういう雰囲気にならないように気を遣っていただいたりとかですね、本当にいい雰囲気で試合をさせていただいたなと思いますね。
その分、僕は3年生、最後の試合になりますから、一日でも長く、1試合でも多く、試合できるように、負けられないなという気持ちはありましたね。
仕事できそうな感じですもんね、本当にね、今もロマンスグレーでね。
桑田さん、2年、3年のときは逆にどういうチーム作りを心がけたんですか?
やはり1年生のとき、そういうことを学ばせていただいたので、やはり3年生になっても、チーム全体が一つになれるように、そして、選手だけじゃなくて、やっぱりスタンドで応援してくれてる同級生、後輩、先輩方、みんなが一つになれるように、そんなことをいつも考えてましたね。
僕自身、あのマウンドで、人文字とか、PLの、あと音楽とかね、すごく励まされたんですね。
へぇ。
ですから本当に一つになる、藤本さんも言われてましたが、一つになることが優勝への近道じゃないかなと思いますね。
そういうところがやっぱり、高校野球の魅力なんでしょうね。
さあ、続いては、100年の節目の夏の甲子園。
開会式で始球式を行うのは、あの王貞治さんなんですね。
早稲田実業で4回甲子園に出場し、昭和32年のセンバツで優勝している王さんに、高校野球の思い出を聞きました。
1年夏から甲子園に出場した王さん。
その存在が全国に知れ渡ったのが、昭和32年春のセンバツでした。
早稲田実業の2年生エースとして、3試合連続完封を含め、全試合に完投して初優勝。
紫紺の優勝旗が初めて箱根を越えたと、大きな話題になったのです。
このセンバツ、王さんは左手の人さし指と中指の先に出来た血まめが潰れ、痛みと戦いながら投げ続けていました。
血染めのボールとして知られるエピソードです。
4連投で臨んだ高知商業との決勝。
ざっくりと割れた指先の痛みは続いていました。
痛みを乗り越えてつかんだ栄光は、卒業後も、心の支えになりました。
巨人入団後、思うような結果を残せず、毎日深夜までコーチと特訓。
世界の王の基礎を築いたもう練習に耐えることができたのは、血染めのボールの経験があったからだと振り返ります。
新しいことに挑戦する勇気も、学ぶことができました。
当時は珍しかった、ノーワインドアップ投法。
コントロールに課題があった王さんが、先輩のアドバイスで取り入れた投げ方です。
このとき大リーグでは、ドン・ラーセン投手がノーワインドアップ投法で、ワールドシリーズ史上初の完全試合を達成。
大リーグの情報がほとんどない時代、王さんは関係者が取り寄せた映像を研究し、自信をつけたといいます。
2年夏の甲子園では、ノーヒットノーランを達成。
バッターとしても3年春に当時の大会記録に並ぶ2試合連続ホームラン。
木製バットで120メートルは飛んだとされる、特大ホームランを記録しました。
高校時代の輝かしい実績。
しかし、一番の思い出に挙げたのは、甲子園での活躍ではありませんでした。
甲子園出場をかけた3年夏の東京大会決勝。
早稲田実業は延長12回。
4点を奪いながら、その裏に5点を失う信じられない展開で逆転サヨナラ負け。
王さんが逆転打を許し、ほぼ手にしていた甲子園への切符を逃したのです。
大学進学から、プロでの勝負に気持ちが傾いた敗戦。
人生に大きな影響を与えました。
王さんは球児たちに、勝負だけではなく、野球を通じて人生の土台になる経験をしてほしいと考えています。
あの王さんでも、負けが糧になってたんですね。
王さん75歳になりましたけれども、今でも当時のメンバーと集まるそうなんですが。
桑田さん、王さんのこうしたお話、どういうふうにお聞きになりましたか?
本当にすばらしいですよね。
また、王さんがことし始球式されるということで、プロ野球関係者で初めての始球式だと思うんですね。
ですから、野球界が一つになって、次世代の発展に協力していくというのが非常に大事だなと思いました。
もう一点、今でも会われるということで、当時、野球で頑張った仲間がね、今も頑張り続けるっていうことが大事だよという王さんのメッセージもあると思うんですよね。
すごい。
夏の甲子園はあす組み合わせ抽せん会が行われ、6日から開幕します。
ということで、節目の大会に向かう球児たちにメッセージを。
あれ?藤田さん、なんかちょっと、へこみ気味で?
ちょっとね、間違えちゃったなと思いましたよ。
よくよく考えたら、沢村栄治さん、京都商業ですわ。
京都にちゅうじゃない。
京都にちゅうじゃないんですよ。
だからとま高校、関係ないんですよ。
本当に申し訳ないなと思って。
ごっちゃになっちゃって、生放送でてんぱりました。
俺のせりふです。
完全に俺のせいです。
完全に俺の単独です。
大丈夫です。
さあ、桑田さん、高校球児にメッセージをお願いします。
やはり、甲子園は野球の神様がいますので、自分、またチームを信じて、最後まで諦めないで、自分らしさを出して、戦ってもらいたいなと思います。
さあ、私たちも楽しみに応援していきたいと思います。
お2人ともきょうはありがとうございました。
ありがとうございました。
以上、高校野球特集でした。
続いてはこちら。
フィギュアスケートの浅田真央選手。
きょう、宮城県でアイスショーに出演しました。
浅田選手はことし2月、東日本大震災の被災地、宮城県石巻市と福島県川俣町を訪ねて、地元の小中学生とふれあいました。
その子どもたちを、リンクに招待。
華麗な演技を披露しました。
現役続行を表明後、被災地のファンの前で、初めて演技を披露した浅田選手。
軽やかな音楽に合わせて、今シーズンのエキシビションで滑る、新しいプログラムを披露しました。
客席には勇気づけたいと招待した、被災地の小中学生およそ50人の姿がありました。
ショーのあとに実現した半年ぶりの交流。
こんにちは。
浅田選手は、子どもたちにエールを送りました。
続いては。
トゥデーズスポーツ。
ゴルフの全英女子オープン3日目。
メジャー初優勝を目指す宮里美香は、パットが好調でした。
11番のバーディーパット。
さらに12番では。
これを決めてバーディー。
2打差の4位に浮上した宮里。
メジャー初制覇に意欲を示しました。
アメリカ男子ツアー3日目。
単独首位でスタートの石川遼は、1番のバーディーパット。
前半は好調で、2つスコアを伸ばします。
しかし後半。
ショットを曲げて、スコアを落としました。
石川は、首位と3打差の8位に後退です。
国内女子は最終日。
ツアー2勝目を目指す、首位スタートの原江里菜。
一時順位を落としますが、14番。
ピンそばにつけて、この日、2つ目のバーディー。
再び首位に立ちます。
このあと、さらにスコアを伸ばした原。
7年ぶりのツアー優勝をつかみました。
体操のアジア選手権は、種目別の決勝。
男子は金メダルラッシュでした。
最初は、ゆかの白井。
あん馬では、萱が続きます。
つり輪は、ベテランの山室。
最後の鉄棒は田中。
日本は6種目中、4種目で優勝です。
サッカーの東アジアカップ。
男子の日本代表は、Jリーグの選手だけで試合に臨みます。
日本は前半3分、遠藤から武藤。
代表初選出の2人の連係で先制します。
しかし後半33分、日本は一瞬の隙をつかれました。
さらに43分。
日本は逆転負け。
大事な初戦を落としました。
太田さん、初めてのマンスリーキャスターでしたけれども、いかがでしたか?
頭にサンデースポーツと言い忘れまして、非常に…。
大丈夫、大丈夫、高校野球のように、みんなでチームプレーで盛り上げていきますから。
カバーしながら。
また頑張ります。
これからよろしくお願いします。
さあ、サンデースポーツ、リオデジャネイロオリンピック特集です。
スケート人生、いろいろありましたけど、諦めなければできるんだよということを、これからも伝えたい。
Doyouwatch”NHKWORLDTV”?2015/08/02(日) 21:50〜22:40
NHK総合1・神戸
サンデースポーツ[字]

甲子園全力特集100年のベストチームは?桑田真澄・藤田憲右が語り尽くす▽王貞治が語る甲子園の思い出▽8月マンスリーキャスターは太田雄貴▽密着浅田真央アイスショー

詳細情報
番組内容
▽高校野球大特集!逸材続々!桑田真澄の注目選手は? ▽王貞治語る 甲子園の思い出 ▽8月は太田雄貴 ▽浅田真央 【ゲスト】太田雄貴,【キャスター】杉浦友紀,一橋忠之
出演者
【ゲスト】太田雄貴,【キャスター】杉浦友紀,一橋忠之

ジャンル :
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音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz

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