株主優待券の中には、支払いに利用するとお釣りが出ないタイプってありますよね。例えば1,000円券で400円のものを購入しても、600円のお釣りが出ない…そういう類のものの話です。
今回はそんなお釣りがでない商品券を使った時に起こったトラブルについて、雑談がてら記事を書いてみたいと思います。私自身が経験した内容ではありませんが、実際にそういうシチュエーションに遭遇したら私はどうするんだろう…と思わされる内容だったので、みなさんも参考までにどうぞ。
『株主優待券はお釣りが出ません!』
その友人は、某和食の定食チェーンO戸屋の500円分株主優待券を1枚だけ保有してたためにお店に入り、税込663円のチキンかあさん煮定食を注文。そしてなんの問題もなく食事を済ませ、いざ支払いを…となった時にそのトラブルに遭遇したそうなんです。
友人は500円分の株主優待券と1000円札を店員に渡し、会計が終わるのを待っていたんですが、女性の店員はいつまでたってもお釣りを渡してこようとはしません。
- 友人:『すいません、お釣りを貰えますか?』
- 店員:『申し訳ございません。株主優待券をご利用のお客様にはお釣りを渡さないルールになっております』
- 友人:『はっ?500円券利用と1000円札を渡したんだから、お釣りは出るでしょ?』
- 店員:『申し訳ございません。ルールなものでお釣りはお渡し出来ません』
もちろん友人はその瞬間にイライラ。店員さんに何度か掛け合ったものの、店員さんは一向にお釣りをくれようとはしなかったそうです。
友人としてはそもそも663円のチキンかあさん煮定食を頼んで500円券と1000円札を出したのに、お釣りが0円とは1500円を支払ったのと同じになるため、ここで引き下がるわけにはいきません(1000円札のみで支払っていれば、普通にお釣りを貰える)。
上司が登場し、更にややこしい状況に:
すると、店員さんの様子を見かねた上司らしき店員さんが登場。店員は『こちらのお客様が株主優待券を利用したにも関わらず、お釣りが欲しいとおっしゃってるんです!』と伝えたために更にトラブルは広がります。
- 上司『お客様、大変申し訳ございません。株主優待券をご利用されたお客様にはお釣りはお出ししないルールなんですよ。』
- 友人『いや、株主優待券も利用したけれども、1000円札も出したんですよ。』
- 上司『えっ?』
ここでやっと上司が事態の内容に気づいた模様。担当店員に事情を聞き、お釣りが必要だということを認識してくれたそうです。
- 上司:大変申し訳ございません。お釣りを837円出させていただきます。
- 友人:やっとわかってもらえて助かりました。
確かに株主優待券を利用したお客さんにはお釣りを出さない…という社内ルールを店員に教えこんでいた場合には、お釣りを出さないという判断をするのもわからなくもありませんが、店員さんもちょっと考えればお釣りが必要だということはわかってもらえそうなものなんですけれどもね。
O戸屋としては『株主優待券を利用した場合にはお釣りは出さない』というのを徹底してしまった結果、こうなってしまったとも言えそうです。
店員さんは最後まで理解できなかった:
ちなみに最初に担当した店員はというと、最後まで『株主優待券にはお釣りを出さないってルールなのに…』と涙目になっていたそう…。なんだか可哀想な気もしますが、私がお客さんの立場だったとしてもイライラしてしまいそうな展開なので、こればかりは仕方ないのかもしれませんね。O戸屋さんにはもう少し、社員教育をしっかりしてほしいなと聞いて思いました。
以上、『株主優待券はお釣りが出ません!』から生まれた、ちょっと笑えるトラブルについてでした。こういった商品券に関するトラブルは私もこの先、遭遇しそうなので、そういう目にあってしまったら上司を素直に呼んで欲しいと伝えたいと思います。