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CAREER LABMaker Faire Tokyo 2015 レポート#01 新たなインタフェースで不思議体験!『LITTAI』ほか

Maker Faire Tokyo 2015 レポート#01
新たなインタフェースで不思議体験!『LITTAI』ほか
CATEGORYニュース
DATE2015/08/03
Maker Faire Tokyo 2015 レポート#01
2015年8月1日(土)・2日(日)の二日間、工作が大好きな人たち"Makers"にとっての最大の祭典『Maker Faire Tokyo2015』が東京ビッグサイトで開催されました。

当日の最高気温は35度。夏真っ盛りでとても暑い!しかし、会場のなかのMakerたちのモノづくりに対する「想い」はもっと熱い!技術的に優れた作品。意表をつくアイデアを具現化した作品。努力の方向音痴と言われてしまいそうだけど、ついニヤリとしてしまう作品。奇想天外で多種多様な"モノづくり"が一堂に会するこのビッグイベントにキャリアラボ取材班(一人)が潜入しました。しかして班員たち(一人)がそこで目撃したものとは!?

Maker Faire Tokyo 2015 取材レポート、始まります。

リアプロジェクションとテレビ石を使った面白インタフェース『LITTAI』

LITTAI
LITTAI Pjさん制作の『LITTAI』は「リアプロジェクションとテレビ石を組み合わせた新しいインタフェースです」と銘打ってる通り、テーブルの背面からプロジェクタで画面を映し出し、テーブル上に置かれたテレビ石を操作してゲームを楽しむインタフェースです。テレビ石というのは、ホウ酸塩鉱物の一種で下面を透過した光が上面に映し出される変わった石。これを駆使して、手を動かして遊べるシューティングゲームが展示されていました。
テーブル上のテレビ石を組み込んだブロックは自機を表しており、これを手で動かすことで敵の弾を避けていきます。もちろんシューティングゲームなのでブロックについたボタンを押して弾を撃つこともできます。テーブルの下に取り付けられている赤外線カメラでブロックの下の面に貼り付けられているARマーカを読み取って位置と向きを検出し、自機のグラフィックに反映させます。
ARマーカをリアルタイムで読み取っているPC
その情報をゲームエンジン『Unity』に渡してゲームが進行していきます。
Unityでゲームを処理しているPC
自機はレゴブロックのようなブロックで拡張できます。大きくすると撃てる弾数が増えますが、当たり判定も大きくなり攻撃を受けやすくなります。

デジタルの精密さとアナログの偶然性の融合『プロッタ画』

プロッタを使用したアート作品です。ベクタ形式のデータをプロッタに渡すとデータ通りの線を引いたものが出力されます。デジタルデータという厳密なデータを元にプロッタに絵を描かせるわけですが、紙やプロッタのペン先の状態によってアナログ的な「ゆらぎ」、すなわち偶然性がそこに加味されます。この作品の制作者、深地宏昌さんは「デジタル化が進む現代は厳密性ばかりが重要視されているが、アナログ的偶然性も重要なのではないか」という考えのもとこのような作品を制作しています。
プロッタの表現力の高さは目を見張る
確かに作品を見ると、美しくも厳密な曲線・直線のなかにも紙の凹凸による微妙なかすれが出ていて、いい味を出しています。

世界初!演奏できるオルゴール『カナデオン』

世界初!演奏できるオルゴール『カナデオン』
株式会社スリックさんが制作した『カナデオン』はMIDIデータを元に本物のオルゴールを奏でることができるメカです。ポロンポロンとオルゴール特有のクリアな金属音を出していました。ソレノイドを動力としてオルゴールの櫛歯を弾く仕組みです。
カナデオンの櫛歯
オルゴール、なんだか懐かしい想いに浸れますね。
カナデオンは販売も予定しているそうです。傍らには、その場でオルゴールを演奏できる『鍵盤オルゴール』も置かれていました。
高級感がある造り
こちらもかなり高級感がある造りになっています。

AIと人間、格ゲーではどちらが強いのか!?『超反応昇竜拳』

全体像
スーパーファミコン版ストリートファイターの敵役を独自AIで動かすようにしたのは、ハードウェアとか研究所さん。スーパーファミコンから出力された映像信号から画像認識技術を使って相手と自分の位置と状態を判別し、ある条件が揃ったらそれをトリガーにコマンドをスーパーファミコンに送るというもの。
AIが見ている画面
スーパーファミコンにコマンドを送るために独自のデバイスを作っていました。気合、入ってます。実際にAIと対戦したひとは負けてました。プチ技術的特異点ですね。はどーけん、はどーけん。

不気味なサウンドを奏でるテープレコーダーたち
『ゴースト・オン・ザ・ヘッド』

ゴースト・オン・ザ・ヘッド全体像
大江戸テクニカさんが制作した『ゴースト・オン・ザ・ヘッド』は今では懐かしいテープレコーダーの巻き戻し時に出る「きゅるきゅるきゅる」という音を複数のテープレコーダーでセッションさせるシステムです。DJのスクラッチ的な用途として考案されました。
カムでボタンを押す
きゅるきゅる音を出すときは、個々のテープレコーダーの上に取り付けられたカムで再生や巻き戻しボタンを機械的に押します。大江戸テクニカさん曰く、暗い部屋のなかでこれを鳴らして狂気的雰囲気を演出したかったそうです。なお、会場は明るかったです。

人間の感情の一瞬の変化をとらえるマシン!?『人を殴る機械』

buchayatyさんが制作した作品のなかでも一際物々しいタイトルが付けられたデバイス『人を殴る機械』。これは3秒間、カメラの前で笑顔でいると無慈悲にも『人を殴る機械』がその人の顔をハリセンでペシッと叩いてしまうというもの。その始終はカメラで撮影されおり、笑顔から一変、殴られて驚きの表情に変わるその一瞬をとらえます。
人を殴る機械
私もチャレンジしてみました。顔が引きつりながらも3秒間の笑顔を作り、無事(?)ぶたれましたが終始、ずっと引きつった笑顔のままの自分が写ってました。にやあ。
レポート #02 に続く!!

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