ロシア海軍に在籍する主要水上艦

2015年8月2日現在、ロシア海軍に在籍する主要水上艦一覧。

★航空母艦
[プロジェクト11435重航空巡洋艦]
「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」1991年就役、修理中
2010年代末に近代化改装予定
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★原子力巡洋艦
[プロジェクト11442「オルラン」重原子力ロケット巡洋艦](キーロフ級)
「アドミラル・ラーザレフ」1984年就役、退役予定
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「アドミラル・ナヒーモフ」1988年就役、近代化改装中
「ピョートル・ヴェリキー」1998年就役、2010年代末に近代化改装予定
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★巡洋艦
[プロジェクト1164「アトラント」ロケット巡洋艦](スラヴァ級)
「モスクワ」1982年就役
「マルシャル・ウスチーノフ」1987年就役、近代化改装中
「ワリャーグ」1989年就役
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[プロジェクト1134B大型対潜艦](カーラ級)
「ケルチ」1974年就役、退役予定
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★駆逐艦
[プロジェクト11551大型対潜艦](ウダロイII級)
「アドミラル・チャバネンコ」1999年就役、修理中
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[プロジェクト1155「フレガート」大型対潜艦](ウダロイ級):近代化改装予定
「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」1981年就役、修理中
「アドミラル・トリブツ」1985年就役、修理中
「セヴェロモルスク」1987年就役
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「マルシャル・シャーポシニコフ」1985年就役
「アドミラル・ヴィノグラードフ」1988年就役
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「アドミラル・レフチェンコ」1988年就役
「アドミラル・ハルラモフ」1989年就役、予備役
「アドミラル・パンテレーエフ」1991年就役

[プロジェクト956「サリィチ」駆逐艦](ソブレメンヌイ級)
「ブールヌイ」1988年就役、修理中
「ブイストルイ」1989年就役
「ベズボヤズネンヌイ」1990年就役、予備役
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「ベスポーコイヌイ」1991年就役、予備役
「ナストーイチヴイ」1992年就役
「アドミラル・ウシャコーフ」1993年就役
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★フリゲート
[プロジェクト11540「ヤストレブ」警備艦](ネウストラシムイ級)
「ネウストラシムイ」1993年就役、修理中
「ヤロスラフ・ムードルイ」2009年就役

[プロジェクト1135「ブレヴェストニク」警備艦](クリヴァクI級)
「ラードヌイ」1980年就役

[プロジェクト1135M「ブレヴェストニク」警備艦](クリヴァクII級)
「プイトリーヴイ」1981年就役

[プロジェクト61/01090警備艦」(カシン級)
「スメトリーヴイ」1969年就役、修理中
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★コルベット
[プロジェクト20380コルベット]
「ステレグーシチー」2008年就役
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「ソーブラジテルヌイ」2011年就役
「ボイキー」2013年就役
「ストイーキー」2014年就役
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[プロジェクト11661警備艦](ゲパルト級)
「タタルスタン」2003年就役、修理中
「ダゲスタン」2012年就役
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★揚陸艦
[プロジェクト775大型揚陸艦](ロプーチャI級)
「オレネゴルスキー・ゴルニャク」1976年就役
「コンドポガ」1976年就役
「アレクサンドル・オトラコフスキー」1978年就役
「オスリャブヤ」1981年就役
「アドミラル・ネヴェリスコイ」1983年就役
「ミンスク」1983年就役
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「カリーニングラード」1984年就役
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「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」1985年就役
「アレクサンドル・シャバリン」1985年就役
「ツェーザリ・クニコフ」1986年就役
「ノヴォチェルカッスク」1987年就役
「ヤマル」1988年就役

[プロジェクト775M大型揚陸艦](ロプーチャII級)
「アゾフ」1990年就役
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「ペレスウェート」1991年就役
「コロリョーフ」1991年就役

[プロジェクト1171大型揚陸艦](アリゲーター級)
「サラトフ」1966年就役
「オルスク」1968年就役、予備役
「ニコライ・ヴィルコフ」1974年就役
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「ニコライ・フィリチェンコフ」1975年就役
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ロシア海軍に在籍する潜水艦

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2015年8月2日現在、ロシア海軍に在籍する各種潜水艦一覧。

★戦略弾道ミサイル原子力潜水艦
[プロジェクト955「ボレイ」]
K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」(2013年就役)
K-550「アレクサンドル・ネフスキー」(2013年就役)
K-551「ウラジーミル・モノマーフ」(2014年就役)

[プロジェクト667BDRM「デリフィン」](デルタIV級)
K-51「ヴェルホトゥリエ」(1984年就役)
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K-84「エカテリンブルク」(1985年就役)
K-114「トゥーラ」(1987年就役)
K-117「ブリャンスク」(1988年就役)
K-18「カレリア」(1989年就役)
K-407「ノヴォモスコフスク」(1990年就役)

[プロジェクト667BDR「カリマール」](デルタIII級)
K-223「ポドリスク」(1979年就役)
K-433「スヴャトイ・ゲオルギー・ポベドノーセツ」(1980年就役)
K-44「リャザン」(1982年就役):修理中

★巡航ミサイル原子力潜水艦
[プロジェクト885「ヤーセン」]
K-560「セヴェロドヴィンスク」(2014年就役)

[プロジェクト949A「アンテイ」](オスカーII級)
K-132「イルクーツク」(1988年就役):近代化改装中
K-119「ヴォロネジ」(1989年就役)
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K-410「スモレンスク」(1990年就役)
K-442「チェリャビンスク」(1990年就役):近代化改装中
K-266「オリョール」(1992年就役):修理中
k-456「トヴェリ」(1992年就役)
K-186「オムスク」(1993年就役)
K-150「トムスク」(1996年就役)

★攻撃原子力潜水艦
[プロジェクト971「シチューカ-B」](アクラ級)
K-263「バルナウル」(1987年就役):予備役
K-322「カシャロート」(1988年就役):修理中
K-391「ブラーツク」(1989年就役):近代化改装中
K-317「パンテーラ」(1990年就役)
K-331「マガダン」(1990年就役):修理中
K-461「ヴォルク」(1991年就役):近代化改装中
K-419「クズバス」(1992年就役):修理中
K-328「レオパルト」(1992年就役):近代化改装中
K-154「チグル」(1993年就役)
K-295「サマーラ」(1995年就役):近代化改装中
K-157「ヴェプリ」(1995年就役):修理中
K-335「ゲパルト」(2001年就役)

[プロジェクト945A「コンドル」](シエラII級)
B-534「ニジニ・ノヴゴロド」(1990年就役)
B-336「プスコフ」(1993年就役):修理中

[プロジェクト945「バラクーダ」](シエラI級)
B-239「カルプ」(1984年就役):近代化改装中
B-276「コストロマ」(1987年就役)

[プロジェクト671RTMK「シチューカ」](ヴィクターIII級)
B-388「ペトロザヴォーツク」(1988年就役)
B-138「オブニンスク」(1990年就役)
B-414「ダニール・モスコフスキー」(1990年就役)
B-448「タンボフ」(1992年就役):修理中

★通常動力潜水艦
[プロジェクト677「ラーダ」]
B-585「サンクトペテルブルク」(2010年就役)

[プロジェクト6363「ワルシャワンカ」](改キロ級)
B-261「ノヴォロシースク」(2014年就役)
B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」(2014年就役)
B-262「スタールイ・オスコル」(2015年就役)
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[プロジェクト877「パルトゥス」](キロ級)
B-260「チタ」(1981年就役)
B-227「ヴィボルグ」(1982年就役)
B-402「ヴォログダ」(1984年就役)
B-806「ドミトロフ」(1986年就役):修理中
B-445「スヴャチテリ・ニコライ・チュドトヴォーレッツ」(1988年就役):修理中
B-394(1988年就役)
B-808「ヤロスラヴリ」(1988年就役)
B-800「カルーガ」(1989年就役)
B-464「ウスチ・カムチャツスク」(1990年就役)
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B-494「ウスチ・ボリシェレツク」(1990年就役)
B-459「ウラジカフカース」(1990年就役):近代化改装中
B-471「マグ二トゴルスク」(1990年就役)
B-871「アルローサ」(1990年就役):近代化改装中
B-177「リぺツク」(1991年就役)
B-187「コムソモリスク・ナ・アムーレ」(1991年就役):修理中
B-190「クラスノカメンスク」(1992年就役)
B-345「モゴーチャ」(1994年就役)
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[プロジェクト641](フォックストロット級)
B-435(1970年就役)

[プロジェクト641B「ソム」](タンゴ級)
B-380「スヴャトイ・クニャージ・ゲオルギー」(1982年就役):修理中

★特務原子力潜水艦
[プロジェクト941UM](タイフーン級)
TK-208「ドミトリー・ドンスコイ」(1981年就役)

[プロジェクト09786(元プロジェクト667BDR)](デルタ・ストレッチ級)
BS-136「オレンブルク」(1981年就役/2006年再就役)

[プロジェクト09787(元プロジェクト667BDRM)](元デルタIV級)
BS-64(1986年就役):改造中

[プロジェクト10831「ロシャリク」]
AS-12(2004年就役?)

[プロジェクト1910「カシャロート」](ユニフォーム級)
AS-13(1986年就役):予備役
AS-15(1991年就役)
AS-33(1994年就役)

[プロジェクト1851「ネリマ」](エックスレイ級)
AS-23(1986年就役):修理中
AS-21(1991年就役)
AS-35(1995年就役)

★試験用潜水艦
[プロジェクト20120「サルガン」]
B-90「サロフ」(2008年就役)

ロシア海軍最新鋭小型ロケット艦ゼレヌイ・ドルは黒海へ到着した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2015年7月30日16時38分配信
【最新の小型ロケット艦「ゼレヌイ・ドル」は試験を行なう為にノヴォロシースクへ到着した】

本日(7月30日)、黒海艦隊の為に『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造された最新の小型ロケット艦「ゼレヌイ・ドル」内陸水路による黒海への移動を完了し、航行試験及び国家試験を実施する為、ノヴォロシースクへ到着した。

公開株式会社『ゼレノドリスク計画設計局』が開発したプロジェクト21631小型ロケット艦「河川-海洋」クラス多目的艦であり、砲、ミサイル、対攪乱工作、高射、電波技術兵装の現代的なモデルを装備している。
この艦の用途は、国家の経済圏の防衛と保護である。

「ゼレヌイ・ドル」は近代化された「ブヤン-M」シリーズの4番艦であり、より大きな排水量を有し、海上及び沿岸目標の撃破の為に意図されている最新の遠距離高精度ミサイル兵器-汎用ミサイル複合体「カリブル-NK」を装備する。

全ての複合試験を完了した時に小型ロケット艦「ゼレヌイ・ドル」黒海艦隊の戦闘編制へ加入する。


プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の4番艦「ゼレヌイ・ドル」は2012年8月29日に起工されました。
[小型ロケット艦ゼレヌイ・ドルは2012年8月29日に起工される]

2015年4月2日に進水後、艤装工事が進められ、7月10日から内陸水路経由で黒海への移動を開始しました。
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[ロシア海軍最新鋭小型ロケット艦ゼレヌイ・ドルとセルプホフは洋上試験の為に黒海へ向かう]
[プロジェクト21631小型ロケット艦の最後の3隻はロシア海軍北方艦隊へ配備される]

そして7月30日に黒海東岸ノヴォロシースク海軍基地へ到着しました。

「ゼレヌイ・ドル」は黒海で洋上試験を行なった後、今年末までにロシア海軍へ引き渡され、黒海艦隊へ編入されます。

近い内に「セルプホフ」ノヴォロシースクへ到着します。

プロジェクト21631小型ロケット艦は、6隻が黒海艦隊へ配備されます。


プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦は、既に9隻が起工され、この内3隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場で建造されています。
[小型ロケット艦プロジェクト21631「ブヤン-M」]

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチョグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼレヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年末就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年末就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号636「ヴィシニィ・ヴォロチェク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2017年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号638「イングーシ」Ингушетия
2014年8月29日起工/2017年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2018年就役予定
黒海艦隊へ配備予定


プロジェクト21631の主要兵装は有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはベトナムを訪れた

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年7月31日10時25分配信
【「アドミラル・パンテレーエフ」を含む太平洋艦隊の艦船はベトナムへ到着した】
モスクワ、7月31日-ロシア通信社ノーボスチ

大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、給油船「ペチェンガ」、曳船「SB-522」で構成される太平洋艦隊艦船支隊は、金曜日にベトナムダナン港へ到着した。
東方軍管区広報サービス・情報供給部長ローマン・マルトフ1等海佐は発表した。

「太平洋艦隊艦船支隊は2月初頭にウラジオストク港を出航しました。
3月1日、支隊はタイのサッタヒープ海軍基地へ非公式訪問の為に入港しました。
次の寄港地はマレーシアのランカウイ港であり、太平洋艦隊将兵は3月17日から22日まで船舶航行の安全を保障する国際演習へ参加しました」

彼は話した。

そしてコロンボを訪問した後、7月21日から25日まで太平洋艦隊将兵はシンガポールへ滞在した。
8月2日まで続くベトナム訪問の後、艦は「太平洋での戦闘任務遂行」を続ける。


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大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」を中核とするロシア太平洋艦隊艦船支隊は、2015年2月初頭にウラジオストクを出港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはベトナムへ行く]
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは遠距離航海へ出発した]

2月5日、対馬海峡を通過しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2015年2月5日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

2月上旬に南シナ海で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は南シナ海で対潜戦闘訓練を行なった]

3月1日~5日までタイ王国サッタヒープ海軍基地を訪問しました。
『タイニュース』より
2015年3月12日17時30分配信
【タイを訪問したロシアの戦闘艦】

「アドミラル・パンテレーエフ」タイで一般公開されました。


3月16日、マレーシアランカウイ島へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはマレーシアへ到着した]

3月22日に訪問を終えて出港した後、国際海軍演習へ参加し、その後、インド洋へ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはマレーシアを去り、インド洋へ向かった]

3月28日、スリランカコロンボ港へ入港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはスリランカへ到着した]

4月1日にコロンボを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はスリランカを去った]

その後の「アドミラル・パンテレーエフ」支隊の動向は公式筋から公表される事無く、帰港予定の5月を過ぎても未だインド洋に居ました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはインド洋に居る]

7月21日、「行方不明」「アドミラル・パンテレーエフ」支隊シンガポールを訪問しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはシンガポールを訪れた]

そして7月31日、ベトナムダナン港を訪問しました。
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フランスはミストラル級ヘリ空母契約終了により約12億ユーロをロシアへ補償する

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年7月31日9時19分配信
【新聞は「ミストラル」の補償額について述べた】

「ミストラル」契約終了の最終合意は、副首相ドミトリー・ロゴージンとフランス防衛・国家安全保障担当総補佐官ルイ・ゴーティエの交渉過程で達成された。
フランスはロシアへほぼ12億ユーロを返金する。


『コメルサント』紙は、軍事技術協力分野の複数の情報提供者の談話を引用して報じた。

交渉開始時点でフランスは、承認文書を受け取った場合、7億8460万ユーロの「費用と損失」を補償する用意があった。

しかしロシアは、その損失額をより多額に評価した。
前払い済みの8億9290万ユーロに加え、更に、400名の船員から成る乗員の訓練、ヘリコプター空母駐留の為のウラジオストクインフラストラクチュア建設、4機の甲板ヘリコプターKa-52K試作機の作成作業に費やされた資金が含まれた。
総額は11億6300万ユーロになる。

この金額は、確実に返金されると『コメルサント』への情報提供者は付け加えた:
「それには、艦の建造中に供給されたロシア製機器を取り外し、撤去する事に関連するリスクとコストが追加されます」
これを支援する為、ロシア専門家グループは近い内にフランスサンナゼールSTX造船所へ向かう。
これは管理システム通信システムについての話であり、バルト工場で建造された艦の後部は、ヘリコプター空母に残されたままとなる。
ロシア連邦国防省に在る使用終了証明書が発行され、すぐにフランスへ送られ、彼らは返金する。
決済された金額を受け取った後、モスクワパリへ正式に艦を輸出する権限を与える。

新聞によると、これら全ての問題は、8月上旬に正式に終了する。
その後、7月28日にウラジーミル・プーチン大統領フランス大統領フランソワ・オランドが表明したヘリコプター空母の運命は近い内に明らかになるという約束が実行される。

2隻のヘリコプター空母「ウラジオストク」「セヴァストーポリ」の建造契約は、ロシア兵器輸出公社『ロソボロネクスポルト』DCNS社の間で2011年6月17日に署名された。
この条件下で、1番艦は2014年11月にロシア連邦海軍が取得しなければならなかった。
しかしフランス当局は、ウクライナでの出来事に関連し、引き渡しを凍結した。


[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]
[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

ロシア海軍向けの「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の売買契約は、2011年6月に締結されました。
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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2011年6月17日17時11分配信
【ロシアとフランスは、ヘリコプター空母「ミストラル」に関する契約を締結する】

「ミストラル」級の1番艦「ウラジオストク」は2014年11月に引き渡される予定でしたが、2014年2月以降のウクライナ情勢の悪化により、アメリカを初めとする西側諸国フランスに対し、ロシアへの「ミストラル」級の引き渡しの中止を求め、当初はロシアへ艦を引き渡す意向を表明していたフランス大統領も、2014年11月末に「ウラジオストク」の引き渡しの延期を決定しました。
[フランスはロシアへのミストラル級ヘリ空母ウラジオストクの引き渡しを一時停止する]
[ロシアはミストラル級ヘリ空母購入の為にフランスへ約10億ユーロを支払っている]

2番艦「セヴァストーポリ」も2014年11月に進水し、今年3月から洋上試験を開始しています。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母セヴァストーポリは2回目の洋上試験を行なう]

オランド大統領はは、再三に渡り、「ミストラル」級引き渡しの為の条件として、ウクライナ情勢の鎮静化(停戦合意の履行)を挙げています。
[ロシアへのミストラル級ヘリ空母引き渡しの為の条件は未だ成立していないとフランス大統領は言った]

このようなフランス側の態度に対し、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、2015年4月16日、「ロシアはミストラル級の供給の『挫折』に関し、フランスへ違約金を請求するつもりは無いが、ロシアが負担した費用は返してもらわなくてはならない」と公言しました。
[ロシアはミストラル級ヘリ空母に関してフランスへ違約金を求めないが支払った代金の返却を望む]

4月19日、オランド氏は、4月24日にアルメニアプーチン氏と会い、「ミストラル」級に関する問題で話し合うと確約する事になりました。
[フランス大統領はミストラル級ヘリ空母の問題についてロシア大統領と話し合う]

4月22日、オランド氏は、ウクライナ大統領との共同記者会見において、改めてロシアへの「ミストラル」級引き渡しの為の条件は形成されておらず、引き渡しは不可能であると表明しました。
更には、ロシアフランスへ払った「ミストラル」級の代金の返還についても言及しました。
[フランスはロシアが支払ったミストラル級ヘリ空母の代金を返還する用意がある]

そして4月24日、アルメニアエレバンプーチン氏とオランド氏の会談が開かれました。
[フランス大統領とロシア大統領はアルメニアにおける首脳会談でミストラル級ヘリ空母の問題についても話し合った]

この会談では「ミストラル」級の問題についても話し合われたようですが、会談後、フランス大統領「ロシアへのミストラル級の引き渡しは決まっていない」と述べ、一方、ロシア大統領報道官「この件に関しては何の問題も無い」とだけ述べました。

4月27日、ロシア大統領報道官ドミトリー・ペスコフ氏は、「ミストラル級ヘリ空母か、或いは前払い金(ロシアがフランスへ支払い済みの代金)をロシアへ戻す事で合意している」と述べました。
[フランスはロシアへミストラル級ヘリ空母を引き渡すか、或いは金を返す]

その後、両国の代表団は何度か交渉を行ないましたが、最終的には、「ミストラル」級ロシアへ引き渡すのではなく、ロシアが以前に支払った「ミストラル」級の代金を返還する方向で合意する事になりました。
[ロシアとフランスはミストラル級ヘリ空母の代金返還で合意する]
[ロシアとフランスはミストラル級ヘリ空母に関する合意原案を用意している]

7月下旬からは詳細の部分に関する協議へ入り、先ず初めに、「ミストラル」級ヘリ空母へ設置されたロシア製機器の返却の問題について議論されました。
[ロシアとフランスはミストラル級ヘリ空母に設置されたロシア製通信システムの返却について話し合った]

その後、「ミストラル」級に設置済みのロシア製通信システムを取り外す為、ロシアの技術者がフランスへ渡る事になりました。
[ロシアはミストラル級ヘリ空母に設置された自国製機器を取り外す]

そして7月28日、フランス大統領フランソワ・オランドは、今後数週間以内に「ミストラル」級に関する最終決定を下すと発表しました。
[フランス大統領はロシア海軍向けミストラル級の供給問題に関する最終決定を下す]

そして、フランスロシアへ最終的に11億6300万ユーロを補償する事になりました。
「違約金」という言葉は使われていませんが、この金額は、以前に言われていたミストラル級契約破棄の違約金とほぼ同額になります。


既にロシア海軍「ミストラル」級ヘリ空母には見切りを付けており、新たな汎用揚陸艦の建造を計画しています。

新型汎用揚陸艦「プリボイ」級の建造は2016年から開始され、計8隻の調達が計画されています。
[ロシア海軍の為の新型汎用揚陸艦プリボイ級が建造される]
[ロシア海軍の新世代大型揚陸艦は2020年に就役する]

「プリボイ」級の後に、ロシア版ミストラルとも言える大型の全通甲板ヘリコプター揚陸艦の建造も検討されています。
[ロシア海軍将来汎用揚陸ヘリコプター搭載艦プロジェクト「ラヴィーナ」]
[ロシア海軍の為の将来大型揚陸艦は複数のヴァージョンが設計されている]