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 中国で戦争をし、日本の敗戦後も中国に残留して戦闘に巻き込まれた元日本兵のドキュメンタリー映画「蟻(あり)の兵隊」の上映が2日、大阪・十三で始まった。広島の被爆者を父に持つ監督の池谷(いけや)薫さん(56)は「戦争の手ざわりを感じてほしい」。8日まで。

 中国・山西省では日本の敗戦後、約2600人の元日本兵が中国国民党系の軍閥に合流。約4年間、共産党との内戦に巻き込まれ、大勢が死んだ。帰国した元兵士らは「残留は命令だった」と訴え、国に軍事恩給を求める裁判を起こした。

 映画はその一人、奥村和一(わいち)さんが山西省を訪ねる姿を追った。初年兵として中国人を初めて刺殺した荒れ地に立った奥村さんは「私が兵隊として人を殺せるまでになった仕上げの場所」「(兵隊は)いわば殺人マシンですよ」と語る。