【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が自走砲用の坑道(トンネル)の入り口の向きを変えたため、有事の際に坑道を破壊することがさらに難しくなったことが2日、韓国政府消息筋の話で分かった。
同筋は「黄海道にある砲兵部隊などに配備されている自走砲の坑道の形に変化があることが確認されている」として、既存の南向きの入り口が封鎖され、新たに北向きの入り口が作られたと明らかにした。
南向きの入り口は韓国軍の砲兵戦力やミサイルによる破壊が容易だったが、入り口が北向きに変わり、北朝鮮の自走砲の無力化が難しくなったとした上で、「有事の際の韓米連合軍による爆撃に備え入り口を変えたようだ」との見方を示した。
韓国軍は、北朝鮮の170ミリ自走砲が坑道から出て射撃し再び坑道に入るまでに3~5分掛かると判断しており、有事の際は3分以内に自走砲を無力化する計画だが、入り口が北向きになったため無力化のためにはさらに時間が掛かるとみられる。
北朝鮮は地下坑道を保護するため厚さ20センチの鉄門を設置した。2010年の延坪島砲撃後は韓国軍の精密誘導兵器の配備に対応し、地下施設の入り口に大型のコンクリート防護壁も設置した。
同筋は「北の坑道の変化などに対応し、韓国軍のK9自走砲の射程を大幅に延長する計画を推進している」と説明した。