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 北海道苫小牧市沖で7月31日に発生したカーフェリー「さんふらわあ だいせつ」(1万1401トン)の火災は2日夕も鎮火せず、消火活動が続いた。船内は煙が充満し、行方不明の乗員の捜索も難航している。

 第1管区海上保安本部(北海道小樽市)によると、2日午後7時現在、船は苫小牧港の南約24キロにある。船内の上部でも60度になった温度を下げるため、海上保安庁の巡視艇などが放水。特殊救難隊が行方不明の2等航海士織田(おりた)邦彦さん(44)=広島県東広島市=の捜索を続けた。

 船は5層のデッキがあり、上部2層が乗客用、下部3層が車両用。火元は下から2層目のデッキで外部から放水が届きにくい。船内は扉などで仕切られた気密性の高い区画もあり、扉を開けると流れ込んだ空気で可燃性ガスが爆発する「バックドラフト」を起こす危険性もあるという。

 国の運輸安全委員会の船舶事故調査官は2日、坂上幹郎船長らの聞き取りをし、ほぼ同型の船で冷凍機付きトラックに電気を供給する配電設備を調べた。