中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

西武36年ぶり11連敗 球団ワーストにリーチ

2015年8月2日 紙面から

西武−ソフトバンク 1回、内川(右)に2ランを打たれた西武先発の野上(冨永豊撮影)=西武プリンスドームで

写真

◇ソフトバンク2−1西武

 ソフトバンクが4連勝で今季最多の貯金29とした。1回に内川の2ランで先制して逃げ切った。武田が7回途中まで1失点で自己最多の9勝目、サファテがリーグトップに並ぶ26セーブ目を挙げた。西武は36年ぶりの11連敗。

   ◇

 「11連敗だぞ!」。引き揚げるナインにファンから厳しい声が飛ぶ。西武がソフトバンクに1点差で敗れ、福岡から埼玉・所沢に本拠地移転した1979年の開幕12連敗以来、36年ぶりに11連敗を喫してしまった

 先発野上は1回、内川に先制2ランを浴びた。それでも以降は無失点に抑え、2番手の高橋朋も踏ん張った。1−2の9回は先発から守護神に配置転換となった牧田が4年ぶりに救援登板し、無失点に。勝利への執念を見せたが、その裏の打線の奮起は無かった。

 シーズン最大の危機に直面したチームを救うべく、若獅子がマウンドに上がる。2日の同カードに、ドラフト1位の高卒ルーキー・高橋光が初登板初先発する。田辺監督も「厳しい状況だが、思い切り投げてほしい」と期待を寄せた。

 2013年夏の甲子園V腕は、今季自己最速を更新する154キロを記録。これまで2軍戦で先発ローテを守り、13試合に登板して4勝4敗、防御率3・69。「メンタルも体も成長できた。持っている力を出し切りたい」と気合を入れた。

 大器は強い相手こそより燃える。「首位のチームと対戦できるのは光栄。自分の良さは投げっぷりだと思う。当たって砕けろの精神で投げたい」。未来のエース候補として単独1位指名した18歳に、連敗ストップの大役を託す。 (山田孝人)

 

この記事を印刷する

PR情報





中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ