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【プロ野球】

キヨシ大喜び4位浮上 山崎康、新人歴代3位タイの25S

2015年8月2日 紙面から

DeNA−広島 試合後、勝利投手の高崎を祝福する中畑監督(左)=横浜スタジアムで(武藤健一撮影)

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◇DeNA2−1広島

 DeNAが後半戦初の連勝で4位浮上。1回にロペスの中前打で先制すると、1−1の5回は梶谷が勝ち越し打を放った。5イニング1失点の高崎は4月以来の2勝目。山崎康は25セーブ。広島は好機を生かし切れず、5位に転落した。

     ◇

 会心の継投だ。4投手のリレーで1点に抑え、最後は山崎康が新人歴代3位に並ぶ25セーブで締めくくった。1点差の白星。後半戦初めての連勝で4位に浮上したDeNAの中畑監督は、気分上々のキヨシ節だ。

 「スリリングというかね、ハラハラドキドキの野球。勝ったから、より最高! 今日はいいプレーが随所にあった。たまにはいいことないと」。喜色満面。会見場を出る際には「ナイスゲーム! おめでとさんでした」と手をたたいた。

 徳俵で踏ん張った。キヨシ軍団が4連敗を喫した後、難敵のマエケンとジョンソンを連破。砂田の胃腸炎で4月26日以来のマウンドに上がった高崎が5イニングを1失点で粘ると、須田も2イニング無失点でつなぎ、8回は2年目の平田が3人斬り。こうなれば、最後はルーキー守護神の出番だ。

 四球と安打で2人の走者を背負いながらも、落ちるツーシームを軸に逃げ切った。「久しぶりの連投で疲れました」と汗を拭う山崎康は、2003年の永川(広島)に並ぶ大卒新人では歴代最多の25セーブを手にした。

 救援陣が踏ん張り、高崎に4月9日以来の2勝目をプレゼント。タクトがさえ渡った指揮官は「締まったゲーム。(シーズン)序盤は、コレをやっていたんだよ。これは、ただの1勝じゃない!」と熱弁。まだまだペナントレースを終わらせるわけにはいかない。本当の熱い夏はこれからだ。 (井上学)

 

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