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使用済み核燃料再処理工場で監視機器故障 落雷か
8月3日 6時48分

使用済み核燃料再処理工場で監視機器故障 落雷か
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青森県六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場で、高レベル放射性廃棄物の廃液の漏れなどを監視する機器4つが、相次いで故障するトラブルが発生しました。事業者の日本原燃は、このトラブルで放射性物質は外部に漏れていないとしたうえで、当時現場付近で雷雲が発達していたことから落雷との関係を調べています。
2日夜7時ごろ、青森県六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場の「分離建屋」と呼ばれる施設で、高レベル放射性廃棄物の廃液の漏れや内部で発生するガスの圧力を監視する機器、合わせて4つが相次いで故障しました。
青森県や日本原燃によりますと、このトラブルで廃液の漏れなどを監視できない状態が続いていますが、日本原燃は「ほかの機器で監視しているので問題はなく、放射性物質は外部に漏れてはいない」と説明しています。
「分離建屋」は、溶かした使用済み核燃料から高レベル放射性廃棄物を分離し、ウランやプルトニウムを取り出す施設で、トラブルが起きたのは、いずれも放射線の管理区域内にある安全上重要な機器だということです。
再処理工場は、来年3月の工場の完成に向けて、国の審査を受けている段階で、まだ本格的な稼働はしておらず、「分離建屋」は停止していたということです。
当時、現場付近では雷雲が発達していたことから、日本原燃がトラブルと落雷との関係を調べています。

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