３年ぶりソロツアー　堂本光一　ＭＪもどきのこだわりダンス

　ＫｉｎＫｉ　Ｋｉｄｓの堂本光一（３６）が２日、横浜市の横浜アリーナで、３年ぶりとなるソロコンサートツアーの横浜公演を行った。

　４枚目のソロアルバム「Ｓｐｉｒａｌ」を引っ提げた今ツアーは、これまで以上にダンスにこだわり抜いた。ミュージカル「Ｅｎｄｌｅｓｓ　ＳＨＯＣＫ」でタッグを組むトラヴィス・ペインに加え、国内外で活躍する女性ダンサーＹＯＳＨＩＥ、マドンナとマイケル・ジャクソンの両方からオファーを受けた日本人ダンサーのケント・モリに振り付けを依頼、一曲目の「Ｆａｍｅ」から息をつかせぬダンスナンバーが続いた。

　光一はケント・モリとテレビ朝日系「ミュージックステーション」のマイケル・ジャクソン特集で共演し、共にマイケルを敬愛するもの同士、意気投合。今回のツアー用に振り付けてもらった「ＳＨＯＣＫ！」をアンコール一曲目に用意した。

　「ＭＪテイストを盛り込んだ振り付けをお願いしました。ＭＪにはなれないけど、僕は僕らしく表現できれば」と最後の力を振り絞ってこん身のダンスを披露、「あ〜あ、疲れた」と息を切らしたが、「前回のライブは３３歳。今、３６歳。まだまだ行ける−！」と気勢を上げた。

　トークコーナーでは、「うるせ〜」「バッカじゃねーの」とお約束の“ドＳ”トークでファンを喜ばせた。

　ツアーは先月１２日に札幌で開幕、今月２１日の名古屋までの５会場１２公演で１５万３０００人を動員する。

　９月から大阪・梅田芸術劇場で「Ｅｎｄｌｅｓｓ　ＳＨＯＣＫ」大阪公演が始まる。光一は「２、３月の帝劇では起きてはならない事故が起き、みなさんにご心配をおかけしました」と負傷者が出たＬＥＤパネルの転倒事故をあらためて謝罪、「あのへんの演出は新しい機構にして絶対に安全に配慮した形でやろうと思います」と再発防止を誓った。