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川内原発 重大事故想定の大規模訓練終了7月30日 20時39分
新しい規制基準の下で初めて再稼働する見通しの鹿児島県の川内原子力発電所で、今月27日から行われてきた重大事故を想定した大がかりな訓練は、30日、原子炉格納容器を海水で冷却するための訓練を行い、すべての日程を終えました。
この訓練は、東京電力福島第一原発の事故のあと国の検査に加えられたもので、原子炉の冷却水が失われ、20分足らずで核燃料が溶け始めるという厳しい想定の下で、今月27日から行われてきました。
訓練は、事故収束までのシナリオを4日間に分けて行われ、最終日の30日は、事故発生から18時間後の想定で始まりました。原子炉格納容器の破損を防ぐため海水をポンプでくみ上げ、配管に注入する手順を確認する訓練が行われ、海水をろ過する装置にホースを取り付けるため、防護服を着た発電所の所員が装置のふたを取り替える作業が公開されました。訓練は、原子力規制委員会の検査官の立ち会いの下で行われ、30日午後には、すべての日程が終了したということです。
九州電力は、訓練に問題がなかったと最終的に認められれば、原子炉の保安検査などを経て、早ければ来月10日にも1号機の原子炉を起動して再稼働し、3日後に発電を始めることを目指しています。
訓練終了に先立って30日午前、記者団のインタビューに答えた川内原子力発電所の藤原伸彦所長は「訓練の中で明らかな問題点は出ていないと思っている。再稼働に向け、今後も一つ一つの工程を丁寧にこなして行きたい」と話していました。
訓練は、事故収束までのシナリオを4日間に分けて行われ、最終日の30日は、事故発生から18時間後の想定で始まりました。原子炉格納容器の破損を防ぐため海水をポンプでくみ上げ、配管に注入する手順を確認する訓練が行われ、海水をろ過する装置にホースを取り付けるため、防護服を着た発電所の所員が装置のふたを取り替える作業が公開されました。訓練は、原子力規制委員会の検査官の立ち会いの下で行われ、30日午後には、すべての日程が終了したということです。
九州電力は、訓練に問題がなかったと最終的に認められれば、原子炉の保安検査などを経て、早ければ来月10日にも1号機の原子炉を起動して再稼働し、3日後に発電を始めることを目指しています。
訓練終了に先立って30日午前、記者団のインタビューに答えた川内原子力発電所の藤原伸彦所長は「訓練の中で明らかな問題点は出ていないと思っている。再稼働に向け、今後も一つ一つの工程を丁寧にこなして行きたい」と話していました。