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米訓練の対IS戦闘員 別の過激派組織に拘束か8月3日 5時50分
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過激派組織IS=イスラミックステートと戦う勢力として、アメリカ軍の訓練を受けたシリアの穏健派勢力の戦闘員が、ISとは別の過激派組織に拘束されたとみられることが明らかになり、ISに対するアメリカの軍事戦略は難しい局面に立たされています。
ISの掃討に向けてアメリカ軍は、シリアなどで空爆を続ける一方、ISと地上で戦う勢力としてシリアの穏健派勢力の軍事訓練をトルコなどで行っています。
ところが訓練を終えたばかりの戦闘員少なくとも8人がシリア北部に入ったあと、ISとは別の過激派組織「ヌスラ戦線」に拘束されたとみられることが明らかになり、ヌスラ戦線が1日、インターネット上に映像を公開しました。この中で、ヌスラ戦線が拘束したとする戦闘員は「アメリカ軍などと通信装置を使って連絡を取っていた。トルコのキャンプで訓練を受けアメリカなどと協力していた」などと話しています。また、ヌスラ戦線のメンバーを名乗る男は「われわれはアメリカの干渉を食い止めた」と話しています。
アメリカ政府は、シリア国内でISと戦う勢力として1年間で5000人以上を育成する計画ですが、アメリカに協力する勢力は少なく、5月以降、訓練を受けた戦闘員は僅か60人程度にとどまっています。さらに、今回、訓練した戦闘員が連れ去られる事態となったことで、ISに対するアメリカの軍事戦略は難しい局面に立たされています。
ところが訓練を終えたばかりの戦闘員少なくとも8人がシリア北部に入ったあと、ISとは別の過激派組織「ヌスラ戦線」に拘束されたとみられることが明らかになり、ヌスラ戦線が1日、インターネット上に映像を公開しました。この中で、ヌスラ戦線が拘束したとする戦闘員は「アメリカ軍などと通信装置を使って連絡を取っていた。トルコのキャンプで訓練を受けアメリカなどと協力していた」などと話しています。また、ヌスラ戦線のメンバーを名乗る男は「われわれはアメリカの干渉を食い止めた」と話しています。
アメリカ政府は、シリア国内でISと戦う勢力として1年間で5000人以上を育成する計画ですが、アメリカに協力する勢力は少なく、5月以降、訓練を受けた戦闘員は僅か60人程度にとどまっています。さらに、今回、訓練した戦闘員が連れ去られる事態となったことで、ISに対するアメリカの軍事戦略は難しい局面に立たされています。