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重力波観測装置の大きさに驚き 神岡「KAGRA」を一般公開

大型低温重力波望遠鏡「KAGRA」を見学する参加者=飛騨市神岡町で

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 飛騨市神岡町の神岡鉱山地下で1日にあった大型低温重力波望遠鏡「KAGRA」の一般公開。県内外から訪れた参加者は、重力波をキャッチするため地下に建造中の巨大な装置を眺め、宇宙の成り立ちを探る壮大な研究に関心を深めた。

 一般公開は、研究の目的を知ってもらうほか、装置の完成後に立ち入りできなくなるため企画された。

 レーザー光が通る真空パイプが伸びるトンネルは、二十二カ月かけて昨年三月にできた。工事担当者は「ダイナマイト掘削で一カ月に三百六十メートル掘り進み、日本の最速記録」と紹介した。東大宇宙線研究所の担当者は、L字形の巨大な装置を「大きいほど感度が高い。今年中にレーザーを飛ばします」と説明した。

 宇都宮市から来た小川公二さん(59)は「トンネルを掘る技術も、研究もすごい。なじみのないことだったが、肌で感じることができた」。

 飛騨市古川西小六年の滝脇光太君(11)は「でっかい機械があって面白かった。宇宙に興味があるので調べてみたい」と話した。

(島将之)

 

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