安保法案:制服姿で高校生も声を上げて…渋谷でデモ
毎日新聞 2015年08月02日 20時50分(最終更新 08月02日 23時14分)
◇3000人が音楽に合わせて練り歩く
高校生も声を上げ始めた−−。参院で審議中の安全保障関連法案に抗議する制服姿の高校生たちのデモ行進が2日、東京都渋谷区であり、約3000人(主催者発表)が音楽に合わせて「戦争反対」「安倍晋三から日本を守れ」などと声を上げ、センター街や原宿などを練り歩いた。
1人で参加したという千葉県柏市の県立高2年の女子生徒(16)はフォローしている主催者グループの短文投稿サイト「ツイッター」で知り、駆け付けた。「憲法9条で戦争を放棄すると決めているのは誇り。それを曲げることはしてはいけないと思う」。主催者の一人で同県船橋市の県立高2年、條大樹さん(16)は「権力者を見張らないといけない」と訴えた。東京都江東区の高2女子(16)も「選挙権がないからといって黙っていても未来は作れない。憲法改正を止めるために高校生も大切な存在だということを示したい」と力を込めた。【川畑さおり】