古城博隆
2015年7月16日03時00分
福島高専(いわき市)は13日、「コミュニケーション情報学科」を来年4月から「ビジネスコミュニケーション学科」に改組すると発表した。グローバル化や震災復興に対応する狙い。学生が主体的にカリキュラムを組む制度も導入する。
1994年に設立された「コミ科」は、全国51の国立高専で3校にしかない文系学科の一つ。卒業後の進路は進学と就職が半々で、就職希望者への求人倍率は10倍を超える。ただ近年は、地域の復興に対応した教育や、グローバルな活躍を目指す学生のための実践的な英語教育などが求められていた。
今回の改組では、必修科目を絞り込んで選択科目を大幅に増やし、語学、経営、情報など幅広い分野から学生が履修科目を選べるようにした。その上で、復興に関連する「開発学」や「環境経済学」などの科目新設▽語学留学の取得単位への算入▽ネットを使った外国人講師との英会話授業▽放送大学との連携――などを進める。定員は40人で変わらない。
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