中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

巨人が東京ドーム10000勝 村田が8回に決勝3点弾

2015年8月1日 紙面から

巨人−中日 8回裏2死一、二塁、左越えに3ランを放つ村田=東京ドームで(七森祐也撮影)

写真

◇巨人6−3中日

 中日は先発した大野が粘り切れずチームは13年ぶりの7連敗を喫した。巨人が4連勝。1点を追う1回に長野とカステヤーノスの来日初打席での適時打などで3−1。6回に追い付かれたが、8回に村田が勝ち越し3ランを放った。

 豪快な一振りがメモリアルとなる1勝を呼び込んだ。巨人・村田が本拠地にアーチをかけ試合にけりをつけた。8回2死一、二塁で中日・大野が3球目に投じた直球を強振。打球は美しい弧を描いて左翼席へ飛び込んだ。勝ち越し6号3ラン。チームは東京ドームでの通算1000勝を達成した。

 「本当に僕らしい柔らかい本塁打。久しぶりに気持ち良くバットを振れました」と村田。もう、涙はない。本拠地での節目となる白星の感想を求められると、「そういう勝利に貢献できて、光栄に思います」と誇らしげな笑みを浮かべた。

 意地がこもった一発だった。今季は自ら「一番の壁」と評する不調。30日のDeNA戦(京セラドーム大阪)では好機で準備をしていながら代打を送られるという屈辱も味わった。もがき苦しむ毎日。自らの原点に戻って、バットを振ることを心掛けるようになった。

 「今は強く、遠くへと思っています」。大きな構えで相手を待ち、あれこれ考えず、思い切ってスイングする。このことだけに集中し、無心でバットを出した結果が豪快な決勝弾につながった。

 東京ドーム1000勝の感想を「未来永劫(えいごう)続くジャイアンツ。さらに、さらにと思いますね」と語った原監督。4連勝で2位浮上のチームをさらに上に押し上げるため、村田は貪欲にバットを振り続ける。(川越亮太)

 

この記事を印刷する

PR情報





中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ