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【プロ野球】

広島のマエケン、まさかの今季最短2イニング&最多6失点KO

2015年8月1日 紙面から

DeNA−広島 1回裏1死一、三塁、ロペス(後ろ)に左越え適時二塁打を浴び、汗を拭う広島・前田(中央)=横浜スタジアムで(高橋洋史撮影)

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◇DeNA10−4広島

 DeNAが連敗を4で止めた。1回に梶谷の先制二塁打などで4点を奪うと、2回も梶谷とロペスの適時打で2得点。4回はロペスが16号2ランを放ち、7回にも2点を加えた。広島は前田が今季最短の2イニング6安打6失点と崩れた。

 バスへと続く長い通路を、広島・前田は足早に歩いた。敗戦、不本意な投球への怒り、後悔。言葉には自然と怒気が交ざった。今季最短2回KOで今季ワースト6失点。味方のまずい守備もあった。だが、エースの乱調でチームは苦手DeNAに大敗だ。

 「きょうはよくなかった。2回で試合が決まってしまった」。短い言葉で振り返ったのは、初回のマウンドだ。1死から乙坂、梶谷の連続二塁打で先制点を献上。さらに筒香の四球を挟んでロペスの打席だ。打ち取った飛球を、左翼手グスマンが目測を誤って捕球できず適時二塁打とした。

 続く宮崎の右犠飛、倉本の中前適時打で計4失点。2回も3四球と制球が定まらず、2点を失った。2イニング降板は、右脇腹痛で1/3イニングで降板した13年6月1日のソフトバンク戦以来だ。

 前回24日の巨人戦(マツダ)でも9イニングの完投。疲労によるものか、畝コーチは「きょうは、直球にキレがなかった」と指摘した。だが、開幕から前回登板までの17試合、7回以上を投げてきた。今季、唯一の乱調を責めることはできない。

 チームはDeNAに3連敗で、対戦成績は4勝10敗。7年連続勝ち越し中の相手に、苦戦を強いられている。きょうから8月。勝って反撃に転じるしかない。 (田中政行)

 

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