中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

DeNA3連敗 今季ワースト借金6

2015年7月30日 紙面から

◇巨人5−3DeNA

 巨人がサヨナラ勝ちで貯金1とした。3−3の延長10回に亀井が6号2ランを放った。内海が7回途中3失点で降板したが、その後は継投でしのぎ、4番手の沢村が5勝目。DeNAは7回に追い付いたが、踏ん張れず3連敗を喫した。

 乾いた打球音。声を失うベイ党。DeNAが優勝戦線から離れていく。今季6度目のサヨナラ負けで3連敗。これで球宴明け8試合、白星はわずかに1つ。借金は今季ワーストの6に膨らみ、キヨシ軍団は重苦しい空気に包まれた。

 「やっぱり勝たないとイカン。何とか勝ちゲームを作りたかったけど、勝ちきれない流れがウチの中にあるのかもしれない」。先制し、追い付かれたが突き放し、逆転されても追いつく粘りは見せた。しかし、延長戦は4月2日のサヨナラ勝利を最後に9連敗。中畑監督の言葉にも悲壮感がにじんだ。

 1、6回と自軍の得点直後に失点した三浦は「取った後に取られて、みんなが乗っていくことができなかった。申し訳ない」と悔しさをにじませ、サヨナラ被弾のエレラは無言でバスに乗り込んだ。

 勢いに乗れば手を付けられないが、勝負弱さも併せ持つ。それがDeNAの現実だ。「立ち止まっていても、何も起こらない。厳しい試合が続いているけど、逃げるわけにはいかない」。弱い照明に沈む駐車場には、祈りにも似た指揮官の声が響いた。 (井上学)

 

この記事を印刷する

PR情報





中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ