蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【プロ野球】亀井“内海のために”サヨナラ弾 巨人16日ぶりの貯金12015年7月30日 紙面から ◇巨人5−3DeNAサヨナラを告げる打球が右翼席に豪快に突き刺さった。延長10回1死一塁で亀井が6号2ラン。フルカウントから152キロのストレートを完璧にとらえ「なんとか転がそうと思っていたのが逆に良かった。上からたたけた」と声を弾ませた。 5球目がボールになった後、一塁走者の坂本が捕手からけん制を受けた。「2−2から(坂本)勇人が揺さぶって、真っすぐを放らせた」と原監督。亀井も「真っすぐしかない。見逃しだけはダメだと思った」と振り返る。指揮官、走者、打者の思いがシンクロし、最高の結果を生んだ。 亀井には勝利を贈りたい人がいた。同学年の内海だ。「なんとか勝たせたいと思っていた。内海に勝ちはつかなかったけど、勝てて良かった」。仲間も同じ思いだった。6回の守備で打球処理を誤り、DeNAに一時は勝ち越しを許す遠因をつくった長野は、その裏の攻撃で意地の逆転2ラン。「内海さんが頑張っていたので絶対に打ちたいと思っていました」と珍しく興奮気味に話した。 京セラドームでの亀井の決勝アーチといえば、昨年5月31日のオリックス戦が思い起こされる。延長10回まで無安打に抑え込まれながら、故障から復帰して即先発した亀井が12回に一発を放ち辛勝。そこからチームの調子が上向き、リーグ3連覇へと突き進んだ。 2ケタ得点の次の試合で白星を得たのは今季5度目にして初めて。原監督は「今日より明日の方が大事だよ」と、えびす顔で前夜と同じ言葉を繰り返した。球宴前の13日以来となる貯金1。嫌なジンクスを破る劇的なサヨナラ勝利が、混セを抜け出すきっかけとなるかもしれない。 (小林孝一郎) PR情報
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