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【プロ野球】稼頭央 日本2000安打 スイッチは柴田勲以来2人目2015年7月29日 紙面から ◇ソフトバンク5−1楽天
日本だけでも、大台到達!! 楽天の松井稼頭央外野手(39)は28日、ソフトバンク戦(秋田・こまちスタジアム)の1回に中前打を放ち、史上46人目の2000安打を達成した。初安打は西武時代の1995年4月9日の日本ハム3回戦で芝草で、両打ち打者の達成は巨人・柴田勲以来2人目。松井稼は2004年から7年間在籍した米大リーグでも615安打を記録。アストロズに所属していた09年には、日米通算2000安打を達成していた。 ◇ 第1打席で決めた。初回1死一塁。松井稼は中田の投じた3球目の低めスライダーを拾った。打球は前進してきた中堅・柳田の前にポトリと落ちる。史上46人目の日本通算2000安打。秋田のファンの大歓声の中、チームメートの嶋、ソフトバンク松田から続けて花束を受け取り、一塁ベース上で安堵(あんど)の笑みを浮かべた。 「(柳田の)追い方を見たら落ちたと思った。正直、ホッとした部分はありますね。仙台でもそうだけど、たくさんのファンが来てくれましたし」 両打ちでの2000安打は柴田勲(元巨人)以来2人目。右打ちから両打ちに転向した際、当時の西武・須藤ヘッドコーチから「(打席の)左右で人格を変えなさい」と言われ続けた。「ずっとやってきた右は本能的に。左は『作った左』だから、チェックポイントが多い分、より大事に」。2人の“松井稼頭央”を使い分け、着々と安打を重ね続けた。 区切りの2000本目は、日米通算2615本目。「あくまで通過点。これからも数字を伸ばしていきたい」。松井稼の視線はまだ先を見据えている。この日の2安打で、次の節目となる日米通算3000安打まで、384本。2000安打の意味を問われ「もっと打ちたいよ」と屈託のない笑みを浮かべた。39歳のヒットへの渇望は、まだまだ衰えることはない。 (野畑圭司) PR情報
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