中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

糸井 2発で99号、100号

2015年7月31日 紙面から

オリックス−日本ハム 5回裏1死一、三塁、この日2本目となる9号3ランを放ち、右拳を突き上げるオリックス・糸井=わかさスタジアム京都で(横田信哉撮影)

写真

◇オリックス7−2日本ハム

 オリックスは今季初の月間勝ち越し。1回に糸井の2ランで先制。2回は伊藤のソロ、5回にも糸井の9号3ランなどで4点を加えた。山崎福は6月5日以来となる2勝目。日本ハムは首位と今季最大の6.5ゲーム差となった。

 メモリアルを故郷・京都で決めるところが、糸井らしい。史上275人目のプロ通算100本塁打。祝福の歓声に「やりました!!」と左手を突き上げた。

 初回1死一塁で右翼席上段へ先制の8号2ラン。6月13日・阪神戦以来の一発で目を覚まし、5回1死一、三塁の好機では左翼へ9号3ランを放った。不調に苦しむ中、今季初の1試合2発だ。投手から野手への転向を経て放った100本。「転向して、死にものぐるいでやってきたので、100号を京都で達成できて光栄です」。糸井はプロ12年の思い出をかみ締めた。

 今季は春先から打撃の状態が上がらず、4日には右肘と右足首のケガで移籍後初の出場選手登録抹消も経験。今も守備には就けない。そんな状況下で気力を振り絞り、31日に迎える34歳の誕生日を自らのアーチで前祝いだ。福良監督代行も「完璧な当たり。久しぶりに見た」とご満悦。7月は10勝7敗1分けとなり、今季初の月間勝ち越しも決めた。「明日も打ちます!!」。月夜に主将の雄たけびが響いた。 (中野裕美子)

 

この記事を印刷する

PR情報





中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ