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【プロ野球】

オンドルセクがぶち壊し

2015年7月31日 紙面から

ヤクルト−広島 8回表1死一、三塁、広島に逆転を許し降板するヤクルト3番手のオンドルセク(中)=神宮球場で(北田美和子撮影)

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◇広島5−4ヤクルト

 広島が逆転勝ちした。0−4の4回に菊池、グスマンのソロで2点を返し、8回に菊池の犠飛とグスマンの2点二塁打でひっくり返した。2番手のヒースが今季初勝利。ヤクルトは畠山の2ランなどで挙げたリードを守れず2位に転落。

 抜群の安定感を見せていた勝利の方程式が崩れた。ロマン、バーネットとともに強力外国人救援トリオを構成するオンドルセクが大誤算だ。チームは今季初めて4点のリードを守りきれず、5カードぶりの負け越しで2位に転落した。

 4−2の8回、ロマンに続く3番手で登板したオンドルセクが、勝利への流れをぶち壊した。グスマンの2点適時二塁打など4安打を浴び、1/3イニングを3失点。今季2敗目で、リードを守れなかったのは、6月30日の阪神戦で1点差を追い付かれて以来だ。

 それでも真中監督は「よく投げているし、失敗がないことはあり得ない」と、すでに48試合登板とフル回転を続ける長身右腕を擁護。オンドルセクも「思ったところに制球できなったのが一番。それもシーズンを通せばあること。次はしっかりバーネットにつなぎたい」と、必死に気持ちを切り替えた。

 31日からは甲子園で阪神との首位攻防戦に突入。指揮官は「順位は気にせず、一つ一つやっていく」と静かに闘志を燃やした。 (洪経人)

 

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