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英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【プロ野球】鈴木 19年目で初のサヨナラ打2015年7月31日 紙面から
◇巨人2−1DeNA巨人が2試合連続サヨナラ勝ち。1−1とされた直後の9回2死一、二塁、鈴木が中前打で勝負を決めた。菅野は8イニング無失点の好投だった。9回途中から登板した山口が3勝目。DeNAは9回に同点とする粘りも実らず4連敗。 “足の職人”が、バットで2試合連続サヨナラ劇を呼んだ。9回2死一、二塁で途中出場の鈴木が、遊撃後方にポトリと落とすプロ19年目で初のサヨナラ打。長野らには胴上げまがいの手荒い祝福をされ、「最高だね。良い後輩に恵まれてうれしい」と、笑顔をはじけさせた。 8回に亀井の代走で登場し、代打高橋由の犠飛で先制のホームを踏んだ。9回は坂本が敬遠されて回ってきた打席だった。「変に気負わず、自分のスイングをするだけ。走塁と一緒でね」。代走や守備固めが多く、今季39試合の出場にして15打席目。それでも気持ちの準備はできていた。原監督も「打席数は少ないけど、キャリアというか強さが出た。前進守備の、その前に落とすんだから見事」と称賛を惜しまなかった。 今季は、プロ19年目にして初めてオールスターに出場。原監督が「監督の立場で推薦できるナンバーワンの選手」という理由で選出した。そんな男に対し、誰もがその入念な準備に舌を巻く。練習前に入念なストレッチ。さらに独自の動きを何種類もこなして、体を温める。打撃練習でも決して手を抜かず常にフルスイング。こうした姿勢が、劇的な一打を呼んだといっても過言ではない。鈴木は「今年は初物尽くしでいいんじゃないですか」と満面の笑み。唯一無二のベテランが、チームに今季3度目の同一カード3連戦3連勝をもたらした。(小林孝一郎) PR情報
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